飲食居抜きソムリエ  山田 茂  飲食を辞める始めるときのブログ                 

飲食店を希望を持って始めたり順調に多店舗化したり、内装設備に費用がかなり掛かります。その投資を回収できます。

6.サブリース事業 59

2024-11-07 09:11:31 | サブリース事業

   
              トップページへ          
              バックナンバー
              ックナンバー2

 
       油送の無駄を除去する  new
        4つの手段   連載   5
       廃車の一元管理

      まず、工場のどの部署がどこ向け
      にどのような輸送を行っているの
      かを調べてみよう。意外とムダな
      輸送を行っているのではないだろ
      うか。前回書いたように、工場内
      でトラック配車を一元管理する担
      当者を決め、その担当が全ての荷
      物を把握の上、配車を行うように
      する。このような改善を実施する
      ことで、大きなコストダウンの金
      鉱を掘り当てることになるかもし
      れない。
      (次回に続く)

      油送の無駄を除去する  new
        4つの手段   連載   4
      トラックの大型化でコスト削減
     トラックのサイズアップは輸送コス
     ト削減のための必須アイテムである。
     4トン車を10トン車へ、10トン車を
     19トン車へと変更することによって、
     一回で輸送できるボリュームを増
     せる。今まで部署別に配車していた
     ものを混載することと、トラックの
     大型化を併せて実施することで、輸
     送コスト削減の機会は広がる。
     (次回に続く)


     輸送の無駄を除去する  new
     4つの手段   連載   3
      輸送モードに¥の複線化
     船舶を活用することにしてみてはど
     うか。基本を船舶輸送とし、バック
     アップを鉄道かトラックにする。こ
     のように輸送を複線化することによ
     って、災害時などのリスク発生時に
     もサプライチェーン断絶防止に寄与で
     きる。リスクマネジメントの一環とし
     て輸送モードの複線化をお勧めした
     い。
     (次回に続く)


      輸送の無駄を除去する  new
     4つの手段   連載   2
     鉄道と船舶を活用する

     輸送というと、一般的にトラック
     をイメージしがちである。しかし
     、輸送モード(輸送手段)には、
     鉄道や船舶、航空機などもある。
     このモードを組み合わせて輸送を
     行うことでコスト的にも能力的に
     も輸送を適正化できる。 モード
     選択の主要基準はリードタイムと
     コストだろう。輸送距離が長くリ
     ードタイムが許せば、鉄道や船舶
     を積極的に活用したい。特にトラ
     ックドライバーが不足する昨今で
     は、この2つのモードの活用は意
     義深いものがある。交渉次第で現
     在のトラック輸送よりもコストが
     下がることも十分考えられる。
     (次回に続く)



     輸送の無駄を除去する  new
     4つの手段  新連載   Ⅰ

     前回の記事では、物流業務の全般に
    かかる「物流コスト」の中でも、特
    に改善余地のある「輸送コスト」に
    焦点を当て、その構造を理解すると
    ともに、今すぐできる輸送管理の見
    直し方を紹介した。今回も引き続き
    「輸送」に着目し、コストダウンが
    いかに可能か探っていきたい。
    仙谷恵一 ITmedia
    (今回新連載です) 
          

    デジタルクーポンは消費者に   
    不誠実か    最終回   18
    DXがっすんでも同じこと

    システマチックなチェーンストアで
    もこういった体験を創出するために
    は、顧客のIDデータベースを基にし
    たマーケティングが選択肢に入りま
    す。この精度は磨けば磨くほど高ま
    り、対応する従業員によってクオリ
    ティーが変化するようなことも起こ
    りません。日々来店する消費者に通
    り一遍の対応を行うか、それともパ
    ーソナライズされたコミュニケーシ
    ョンでつながろうとするか。DXが進
    んでいったとしても、求められてい
    るのは顧客とのつながり方です。
    (今回最終回です)




     デジタルクーポンは消費者に   
     不誠実か    連載   17
     顧客とどうつながるが

     ここまで、小売りにおけるマーケ
     ティングDXの展開をご紹介して
     きましたが、求められているのは
     顧客と“どうつながるか”です。
     顧客の購入履歴から好みを把握し
     、インサイトを見つけ出し、パー
     ソナライズされたオファーを届け
     る。個人商店の規模であれば、常
     連の好みに合わせた買い物の提案
     や値引きは店主の判断で柔軟に行
     えるでしょう。常連もきっとその
     店に通うことが楽しみになるはず
     です。
     (次回最終回です)




     デジタルクーポンは消費者に   
     不誠実か    連載   16
     届けたい人を特定し向上させる
     届けたい人に限定し、特別なオフ
     ァーを出すことで、アクション(
     購買)につながる可能性は高まる
     といえます。そして、そんなオフ
     ァーを受け取った人の体験価値も
     向上し、ブランドに対して良いイ
     メージを持つことも期待できるで
     しょう。
     (次回に続く)


     デジタルクーポンは消費者に   
     不誠実か    連載   15
     組み合わせで60%が購入

     例えば筆者の企業が支援した事例
     では、ターゲットの過去の購買履
     歴と相性が良い商品の割り引きオ
     ファーを出したところ、オファー
     を受け取ったターゲット消費者の
     60%が商品を購入したというもの
     があります。ターゲティングしな
     い単なる値引きは、ブランドの価
     値をいたずらに棄損(きそん)し
     ます。それどころか、チェリーピ
      ッカー(うまみのある部分だけを
     とっていく、セール・特売品のみ
     を購入してゆく客)が集まってし
     まうかもしれません。
     (次回に続く)




     デジタルクーポンは消費者に   
     不誠実か    連載   14
      娼婦者に届ける有効な方法

     さらに情報があふれる現代において
     、消費者にメッセージを認知しても
     らうことは非常に難しくなっていま
     す。テレビ、Webメディア、SNS、
     サイネージなど情報のタッチポイ
     ントは増え続けており、有効な組
     み合わせを考えるとキリがありま
     せん。こうした状況下では、実購
     買データによる「ターゲティング
     」と「パーソナライズ」、そして
     有効な「インセンティブ」を掛け
     合わせることが重要です。
     (次回に続く)




      デジタルクーポンは消費者に   
      不誠実か    連載   13
      購買のアクション引き出せるか

      ターゲットに届けるコンテンツは
      、「(購買などの)アクションを
      引き出せるか」
どうかが重要です。
      では、どんなコンテンツが望まし
      いでしょうか。単に顧客にマッチ
      する商品の広告を見せるだけでは
      、アクションを引き出すことは難
      しいでしょう。 なぜなら、食品
      や消費財の多くは、実際にそれを
      食べて・使ってみなければその価
      値が分からない“経験財”といわれ
      るものだからです。これまでに買
      ったことのない商品を買うという
      ことは、消費者にしてみればリス
      クでありコストに映ることでしょ
      う。そのため、単に商品を認知し
      てもらうだけのコンテンツでは不
      十分といえます。
      (次回に続く)



      デジタルクーポンは消費者に   
      不誠実か    連載   12

      米国で店頭メディアが注目される     
      米国では効果・効率の観点から、店
      頭メディア(インストア広告)が重
      要視され始めています。インストア
      広告の手段としては、サイネージが
      まず思い浮かびます。しかしサイネ
      ージは短期的な売り上げ創出や特定
      商品のプロモーションには優れた媒
      体ですが、1to1コミュニケーション
      は苦手です。顧客のロイヤルティー
       を高めるのならば、他の手段も模
      索すべきでしょう。
      (次回に続く)




      デジタルクーポンは消費者に   
      不誠実か    連載   11
     効果の検証はまだまだこれから

     小売りにおけるマーケティングDXは、
     実施した施策の「効果検証」を行う
     領域は進んでいますが、「施策の実
     施」におけるDXはまだまだではな
     いでしょうか。ターゲティングした
     顧客にメッセージを届けるためには
     、1to1コミュニケーションの手段が
     必要です。この手段としては小売り
      店の会員アプリの他に、自社ECサ
      イト内での広告(オンサイト広告)
      や、Googleなど自社サイト外での
     広告(オフサイト広告)があります。
     (次回に続く)



     デジタルクーポンは消費者に   
      不誠実か    連載   10
     アプリでⅭ%集客は成り立つか

     では、国内ではどうでしょうか。筆者
     が知る範囲でも、特に地方で展開する
     チェーンストアは「来店客の状況に寄
     り添う」ことに気を配りながらDXを推
     進しています。また、首都圏を中心に
     展開するドラッグストア運営企業のC
     DO(最高デジタル責任者)も「(店
      舗利用者のうち)アプリ会員が100%
     という世界観は果たして成り立つのか
      」「DXを推進する上で、オンライン
     /オフラインをハイブリッド化した
     アプローチが必要」としており、国内
     でも、アプリのみに閉じたマーケティ
     ング施策では不十分だと考えている企
     業は少なくありません。
     (次回に続く)



      デジタルクーポンは消費者に   
      不誠実か    連載   9
      全ての顧客が平等に

      「全ての顧客が平等にオファーに
      アクセスする権利があることを認
      識することは、良いビジネス慣行
      だ」と、同団体は全国スーパーマ
      ーケットチェーン12社に宛てた書
      簡に記しました。この書簡は2023
      年、メディアの注目を集め、最終
      的にニュージャージー州の議員が
      同州議会で法案を提出するまでに
      なりました。提案された法案は「
      デジタルクーポンを提供する小売
      り業者は、消費者に同等の価値の  
      紙のクーポンも提供することを義
      務付ける」というものです。
      (次回に続く)




      デジタルクーポンは消費者に   
      不誠実か    連載   8
       デジタルクーポン不平等の指摘

      米国では2022年、消費者保護団体
      が全米の大手スーパーマーケット
      12チェーンに対し、週替りの特売
      チラシなどで大きく宣伝されてい
      る「デジタル限定」特売は全ての
      顧客が等しく価値を受け取れるも
      のではないとし、オフラインの選
      択肢を提供するよう要請しました。
      デジタル特売を利用するための技
      術やノウハウがないために、「高  
      齢者や収入の少ない人は、テクノ
      ロジーに精通した同世代の人より
      も高い食料品価格を支払わざるを得
      ない」と消費者保護団体は述べたの
      です。
      (次回に続く)



      デジタルクーポンは消費者に   
      不誠実か    連載   7
      アp類d家でなく店頭も活用

      従ってDXの過渡期においては、フ
      ィジカルなアプローチの重要性を
      理解し、バランスを取りながら推
      進していくことが成功の鍵となり
      ます。アプリだけでなく、店頭な
      どオフラインのメッセージング手
      段も用意しておくべきでしょう。
      ところで、米国ではこのオンライ
      ン/オフラインのメッセージング
      手段について激論が交わされてい
      たことをご存じでしょうか。
      (次回に続く)




      デジタルクーポンは消費者に   
      不誠実か    連載   6
      アプリでリーチできなっ顧客多い

      筆者の企業が支援しているとある
      小売り企業では、かなり多彩な会
      員化・利用率向上施策を行っても
      、利用率40%をやっと超えるかど
      うかという状況です。中長期的な
      視点で会員アプリを推進すること
      に異論はありませんが、アプリ
      ではリーチできない顧客も相当数
      存在することは念頭に置くべきで
      しょう。
      (次回に続く)


      デジタルクーポンは消費者に   
       不誠実か    連載   5
      アプリの利用率は30%前後

      しかしここで一つ、気を付けなけ
      ればならないことがあります。流
      通経済研究所が2023年7月に実施
      した消費者調査によると、スマー
      トフォン所持者のうち、小売り企
      業のアプリを利用している人の割
      合は業態別にドラッグストアが37
      %、スーパーマーケットが29%、
      コンビニエンスストアが27%と
      いう割合にとどまっています。
      (次回に続く)




       デジタルクーポンは消費者に   
       不誠実か    連載   4
       メッセージもデジタル化が進む

       マーケティングDXが進むにつれ、
       メッセージングの手段もデジタ
       ル化してきています。皆さまの
       スマートフォンには、スーパー
       やドラッグストアの会員アプリ
       はダウンロードされているでし
       ょうか。この会員アプリもマー
       ケティングDXの一種です。
       (次回に続く)


       デジタルクーポンは消費者に   
       不誠実か    連載   3
       パ ーソナライズしたオファーを
       提供する」といった施策が代表例

       この議論を始める前に、マーケティ
       ングDXが何を実現するものかについ
       て簡単に紹介します。かつて、小売
       り店におけるマーケティング施策は
       フィジカル(物理的)なものが中心
       でした。折り込みチラシ、店頭POP
       、アイランド陳列、エンド陳列など
       が挙げられます。マーケティングD
       Xは、これらの活動にデータをかけ
       合わせて顧客体験の向上を目指しま
       す。「顧客の購買履歴を分析し、パ
       ーソナライズしたオファーを提供す
       る」といった施策がその代表格です。
       (次回に続く)



       デジタルクーポンは消費者に   
       不誠実か    連載   2
       リテールの2つのDX

       リテールDXの中で先行しているのは
       、セルフレジなど省力化のための
       オペレーションDX」
です。このオ
       ペレーションDXは人手不足への対
       応のための省力化手段であり、マ
       イナス状態をフラットに戻す役割
       (ペインリリーバー)
としての面
       が大きいでしょう。 リテールDX
       にはもう1つ、「マーケティングD
       X」という種別のものがあります。
       これは来店者へのアプローチやコ
       ミュニケーションをDX化するとい
       うもので、小売りにとっては状況
       をプラスに転換させる役割(ゲイ
       ンクリエーター)
を担います。
       (次回に続く)




        デジタルクーポンは消費者に   
        不誠実か   新連載   Ⅰ
        リチールDXの重要性

        消費者の生活を支えるスーパーや
        ドラッグストアなど、小売り店を
        取り巻く環境は日々変化していま
        す。中でも人手不足の問題は深刻
        で、その対応のためにリテールDX
        の重要性が増しています。


小売りのオペレーションDX、最適な方法は(写真はイメージ、
提供:ゲッティイメージズ、以下同)

       松田伊三雄 ITmedia
       (今回新連載です)


        24期連続増収スーパー new
       「トライアル」 最終回 16
       挑戦 強さの秘密

       市場に事例がまだないときに、
       率先して自社が着手すると失
       敗することもあったことでし
       ょう。それでも、挑戦するか
       らこそ、早く失敗に気付けて
       改善ができる。そのような前
       進を奨励する風土なくして、
       同社の取り組みは実現しな
       いように思います。
        今回は、飛躍的成長を遂
        げてきたトライアルホール
       ディングスの強さについて
       解説しました。少しでも、
        皆さまのビジネスにお役
       に立てば幸いです。最後
       までお読みいただきあり
       がとうございました。
       (今回最終回です)(




        24期連続増収スーパー new
       「トライアル」  連載 15
       推進する優秀な現bzメンバー

       これだけでも、どれだけ同社が
       先んじていたかが分かります。
       なおトライアルグループでは、
       スマートストアを「IoT機器や
       AI技術を導入し、データの利活
       用を基に新しい購買体験を提供
       したり、効率的な運営を可能に
        したりする店舗形態」と定義
        しています。このようなスピー
       ド感でDXを推進できたのは、
       ビジョンにテクノロジーとい
       う言葉を入れるほど経営陣が先
       見の明を持って経営を行い、そ
       れを推進する優秀な現場メンバ
       ーがいたことが大きな要因では
       ないでしょうか。
       (次回最終回です))



        24期連続増収スーパー new
       「トライアル」  連載 14
       経営陣の先進性

       DXという言葉は今では一般用
       語のようになっていますが、
       言葉の起源は2004年にスウ
       ェーデンの大学教授が発表し
       た概念といわれています。日
       本では、2018年に経済産業省
       が発表したレポートによって
       広がりました。一方、トライ
       アルホールディングスでは20
       07年にデータベースエンジン
       の自社開発へ着手し、2013年
        に前述したMD-Linkを立ち上
       げ、サプライヤーとのデータ
       連携を開始しました。さらに
       2015年にスキップカート、2
       018年には同社によると日本
          初となるスマートストアを開店
       しています。
       (次回に続く)



         24期連続増収スーパー new
       「トライアル」   連載 13
        良いデータを集めともに繁栄

       メーカーは小売業に対して、商品
       を競合よりもとにかく多く陳列し
       てもらうためのアプローチを行う
       のが通例です。しかし、本来はと
       もに業績を拡大していくパートナー
       であり、陳列されたら終わりではな
       く、売れ続けることこそが共通の目
       的のはずです。だからこそ、店舗で
       得たデータを共有することで次の課
       題をともに見つけ、さらに良質なデ
       ータを取得するにはどうすれば良い
       かまで、二人三脚で進める施策は重
       要です。
       (次回に続く)




         24期連続増収スーパー new
       「トライアル」   連載 12
       データを各社で共有活用分析応用

       店舗運営で蓄積したデータを、メ
       ーカーや卸企業と共有することで、
       双方がマーケティングを高度化し
       ていくサイクルを「MD-Link」と
       いうデータ分析基盤で実現して
       います。 MD-Linkとは、特許取
       得済みの独自の高速処理エンジン
       によって、店舗で蓄積したビッグ
       データなどを分析するシステムで
       す。顧客会員情報と購買データを
       結び付けることで、どのような組
       み合わせで商品を購入しているか
       を明らかにする併売分析や、顧客
       の住所を使った商圏分析も可能で
       、特定地域から来店した客の売
       上分析も行えます。これらのデー
       タをメーカー・卸企業と共有し、
       現状を明確な数字で把握。次なる
       打ち手をともに検討する仕組みを
       展開しています。
       (次回に続く)




         24期連続増収スーパー new
       「トライアル」   連載 11
       川上から川下までデータで構築

       企画、商品開発、在庫・物流管理、陳列
      ・販売まで川上から川下へ線のようにつな
       げていくデータ基盤を構築していること
       が、トライアルホールディングスの特徴
       です。


スキップカートで生まれている効果(同前)

       AIカメラは、利用者が棚の前で商品
       を選ぶ姿を分析し、適切な品ぞろえ
       を実現します。購買した商品のみだ
       けでなく「買わなかった商品」、つ
       まり問題点や潜在ニーズのヒントを
       知るきっかけにもなるでしょう。
       (次回に続く)



       24期連続増収スーパー new
       「トライアル」   連載 10
       来店頻度・効率Upを達成

       また、レジまで行かずとも合計金
       額が分かることで、家計に合わせ
       た買い物がしやすくなる効果もあ
       るでしょう。「もう1品買ってい
       くかどうか」の判断がしやすいの
       です。 なお、決済アプリはキャ
       ッシュレス化を促進するとともに、
       購買データを基にした最適と思わ
       れるクーポンを顧客に届けます。
       こうした全てをデータで管理する
       ことで、スキップカート利用者の
       来店頻度が6.3%向上し、有人レジ
       よりも約4.2倍効率的であるといっ
       た結果が出ています
       (次回に続く)


       

        24期連続増収スーパー new
       「トライアル」   連載 9
         成長の4つのポイント  (2)

      (2)点ではなく線でつなが
       る全体最適でDXを実現し
       ている  2

       その代表例が「Skip Cart(スキッ
       プカート)」と売り場のAIカメラ
       です。スキップカートは買い物カ
       ートにタブレット端末とスキャナ
       ーを設置したもので、プリペイド
       カードもしくはトライアルアプリ
       を登録し、商品をスキャンすると
       レジレスで決済できる仕組みです。
       顧客にとっては並ぶストレスがな
       くなり、店舗にとってはレジ業務
       が削減できるメリットがあります。
       (次回に続く)

              トップページへ          
              バックナンバー
              ックナンバー2


 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

6.サブリース事業 58

2024-09-20 08:52:56 | サブリース事業

     

            トップページへ           
             バックナンバー
             ックナンバー2

        24期連続増収スーパー new
       「トライアル」   連載 8
         成長の4つのポイント  (2)

      (2)点ではなく線でつなが
       る全体最適でDXを実現し
       ている  Ⅰ

        小売業のDXは「点」での施策と
        なりがちです。つまり、アプリ
        を入れる、AIカメラを入れるな
        ど、手法を一つずつ導入するの
        が目的になってしまい、それぞ
        れが分断されてしまうことが少
        なくありません。一方、トライ
        アルホールディングスのDXは、
        テクノロジーのバリューチェー
        ンのようにつながり合っていま
        す。顧客と自社の両面に、効率
        化とニーズ対応の高度化を実現
        するような取り組みを多数展開
        しているのです。
        (次回に続く)




         24期連続増収スーパー new
       「トライアル」   連載 7
         成長の4つのポイント  (1)

      (1)目指す姿が明確で、そ
       こに向かう戦略も緻密
       に策定できている

        同社が5~10年で実現したいと
        掲げているビジョンは「テク
        ノロジーと、人の経験知で、
        世界のリアルコマースを支え
        る」です。テクノロジーと人
        の経験に徹底的にこだわり、
        かつその展開範囲はグローバ
        ルであることが明確です。そ
        して、自社の強みはECではな
        く店舗に据えるという宣言の
        ようにもみてとれます。
        (次回に続く)



    
        24期連続増収スーパー new
       「トライアル」   連載 6
        リテールAIソフト快活に投資

       その他、同社の投資で際立つのが
       、リテールAIのソフトウェア開発
       費です。2026年に向けて、2024年
       対比で6倍超である、2.6億円の投
       資を計画しています。では、なぜ
        同社はこのような成長を遂げられ
        たのでしょうか。4つのポイント
       に整理したいと思います。
       (次回に続く)



   
        24期連続増収スーパー new
        「トライアル」   連載 5
        直近都市部出店小型店が70%

       出店では、特に都市部向けの小型店
       の拡大が顕著です。同社は長
       ーパーセンター」という、約4000平
       方メートルに6万~7万点のアイテム
       を展開する業態で拡大をしてきまし
       た。スーパーセンターに加え、最近
       は都市部の人口集中という商機を捉
       えるために、約1000平方メートルに
        7000~2万アイテムを展開する小型
       店フォーマットを強化しています。
       2021~2024年における新店のうち、
       70%が小型店であることにもその強
       化度合いがうかがえます。
       (次回に続く)


        
         24期連続増収スーパー new
         「トライアル」   連載 4
        24年間の実績


24期連続増収など、着実な成長を続けている

     (次回に続く)



     24期連続増収スーパー new
     「トライアル」   連載 3
     24期連続売上増

     その内容に触れる前に、同社の成長に
     ついて整理したいと思います。次の
     図にある通り、同社は24期連続増収
     を継続しており、直近の2024年6月
     期は売上高が7179億円、営業利益は
     191億円です。14年間で約3倍と、出
     店攻勢をかけてきた中で既存店売上
     も2024年7月まで38カ月連続で前年
     同月比プラスであり、新店と既存店
     の両面で成果を出していることが分
     かります。営業利益も2022年対比で
     159%、営業利益率は同0.6%増と、
     着実に利益を確保していく経営基盤
     を実現してい
     (次回に続く)




     24期連続増収スーパー new
     「トライアル」   連載 2
     安売りだけの企業でない

     そのため、トライアルにはディスカウ
     ントストアという印象が強いかもしれ
     ません。しかし、トライアルの強みは
     安さだけではありません。データに裏
     付けられた、DXのお手本企業でもある
     のです。


安売りだけではない、DX先進企業でもあるトライアルホール
ディングス(出所:同社プレスリリース)
    (次回に続く)

 




    24期連続増収スーパー new
     「トライアル」 新連載 Ⅰ
    現在300店舗

    小売市場の中で飛躍的成長を遂げてい
    る代表的企業の1社が、トライア
    ルホールディングスです。トライ
    アルホールディングスのルーツは、
    1974年に福岡市でオープンしたリ
    サイクルショップあさひ屋。その
    後、1984年にトライアルカンパニ
    ーへと商号を変更しました。当初
    は小売店向けのPOS(販売時点情
    報管理)システム開発などを主軸
    に展開していましたが、1992年に
    福岡県でトライアル1号店を開店以
    来、全国に300店舗超を展開する規
    模にまで拡大しました。500ミリリ
    ットルの天然水が29円~、三元豚
    ロースカツ重が299円~、レギンス
    パンツが998円~など、挙げればキ
    リがないほど驚異的な価格でディ
    スカウンターとしての地位を確立
    しています。
    佐久間俊一 ITmedia
    (今回新連載です)



     日立が「1兆円で買収」した
     米ITトップを直撃 最終回 17
     日立の買収で世界に繋がる

     「日立に買収される前は、GlobalL
     ogicのメインマーケットは北米と
     欧州だけでした。それが現在で
     は日立の事業のDXをお手伝いす
     るとともに、日立が持っているグ
     ローバルな顧客に対して、私たち
     のサービスを提供できています。
     日立が得意とする分野と密に連携
     しながら、次の成長につなげてい
     きたいですね」
     (今回最終回です)

     日立が「1兆円で買収」した
     米ITトップを直撃 連載 16
     強みと有望市場を拡大

     M&Aだけでなく、日立が持つ強み
     の中でもGlobalLogicは拡大を図っ
     ている。日立が得意とするエネル
     ギーや鉄道、それに日立のビジネ
     スを大きく変えているLumada事業
     を取り込む形で、デジタルエンジ
     ニアリングの領域を拡大している。
     そこに、地理的な拡大による新た
     なクライアントの獲得と、サービ
     スカテゴリーの拡大を合わせるこ
     とによって、GlobalLogicとして今
     後の成長を図っていく考えだ。
     (次回最終回です)


     日立が「1兆円で買収」した
     米ITトップを直撃 連載 15
      
      キャパシティの拡大のM&A

     「M&A戦略はとてもシンプルです。
     われわれが持っているキャパシティ
     ーや地理的な展開を考えたときに、
     足りない点がどこにあるのか。どう
     いったサービスラインを強化して、
     どのようなエリアに拡大していき
     たいのか。このギャップを埋める
     ためにM&Aを実行しています。
     GlobalLogicは好調な成長を遂げ
     ていますので、単なる売り上げ拡
     大のためのM&Aは必要ありません
     。あくまでキャパシティーを拡大
     するためのM&Aなのです。私た
     ちが持つケイパビリティのギャ
     ップを埋めることと、今後伸びて
     いく業界を予測し、その業界に拡
     大していくことがM&A戦略の中心
     になっています」
     (次回に続く)


     日立が「1兆円で買収」した
     米ITトップを直撃 連載  14
     立て続けに5社買収
     GlobalLogicでは2022年度から2023年
     度にかけて、立て続けに5社の買収を
     実施した。通信分野に特化したアイル
     ランドのSideroや、組み込み系ソフトの
     開発に特化した米Mobiveil、モビリティ
     分野に知見を持つオーストラリアのKat
     zionなど、それぞれ得意分野やカバーす
     るエリアが異なる企業だ。こうした買
     収を日立のサポートを受けながら、1社
     あたり8週間から12週間ほどの早いペー
     スで進めている。その狙いを次のように
     明かす。
     (次回に続く)


     日立が「1兆円で買収」した
     米ITトップを直撃 連載  13
     スピードについていけるか

     同氏は「こうしたグローバルの変化
     のスピードについていかなければ、
     日本企業は世界のビジネスでリーダ
     ーのポジションを取れない」と考え
     ている。「逆に言えば、日本企業が
     ソフトウェア・ディファインドの波
     に乗り、スピード感を持ってイノベ
     ーションを実現できれば、グローバ
     ルのリーダーであり続けることが
     できると思っています」
     (次回に続く)




     日立が「1兆円で買収」した
     米ITトップを直撃 連載  12
     ロボットが人間をトレーニング

     「日本企業が抱えている最大の課
     題は、生成AIなどのテクノロジー
     の変化のペースについていけるか
     どうかです。最近でもGPT-4の最
     新バージョンが出るなど、テクノ
     ロジーは急ピッチで変化を遂げ、
     根本的な転換点を迎えています。
     10年ほど前であればRPAが台頭し、
     ロボットが人間の動きを模倣する
     など、これまでのテクノロジーは
     オートメーションが価値でした。
      それが、生成AIによってオート
     メーションからクリエーションに
     移行し、自らデータやインサイト
     を生み出すようになりました。今
     後はロボットが人間をトレーニン
     グすることも可能になるでしょう」
     (次回に続く)

     日立が「1兆円で買収」した
     米ITトップを直撃 連載  11
      テクノロジーの変化
      についていけるか

     「必要なのはマインドの変化です
     。これからは単にプロダクトを提
     供するだけでなく、コンピュータ
     のリソースをソフトウェアによっ
     て制御する、ソフトウェア・ディ
     ファインドなプロダクトを提供する
     ことが求められます。従来のプロダ
     クトを、どれだけリイノベーション
     できるかが重要になってくるでしょ
     う」 その上で、日本企業の課題を
     「テクノロジーの変化についていけ
      るかどうか」だと指摘する。
     (次回に続く)



     日立が「1兆円で買収」した
     米ITトップを直撃 連載  10

     グローバルの新会社作る

     2022年4月には、GlobalLogicの日
     本法人であるGlobalLogic Japanを
     設立した。グローバルでのDX案
     件の実績と、デザイン主導のデジ
     タルエンジニアリングをもとに、
     日本企業のDXを推進している。日
     本市場の可能性について聞くと「
     日本企業には大きなビジネスの機
     会があると思っています。日本企
     業は素晴らしいプロダクトやテク
     ノロジーをすでに持っていて、質
     が高いことも世界中に知られてい
     ますから、ビジネスのための要素
     はすでにそろっていると言えます
     」と話す。一方で、日本企業への
     現状を次のように見ている。
     (次回に続く)


     日立が「1兆円で買収」した
     米ITトップを直撃 連載  9
     独自のサービスで国際t的
     プロジェクトを進める

     日立全体の価値創出の拡大に向け、
     かじ取りをする立場になったこと
     への抱負を、次のように語った。
     「執行役常務とデジタルエンジニ
     アリングBUのCEO就任を、光栄に
     感じると同時に、とてもわくわく
     しています。GlobalLogicを含めた
     グローバルでの強みと、日本国内
     でのアプリケーションやソフトウ
     ェアの強みを合わせることで、独
     自のサービスを確立して、世界有
     数の企業に対して国際的なプロジ
     ェクトを進めていきたいと考えて
     います」
     (次回に続く)



     日立が「1兆円で買収」した
     米ITトップを直撃 連載  8
     米とトップが執行役員に

     ニテッシュ・バンガ氏はGlobalLogic
     の社長兼CEOの職にありながら、こ
     の4月に日立の執行役常務に就任し、
     デジタルエンジニアリングBUのCEO
     を兼務することになった。その大き
     な意義は、GlobalLogicの最新テクノ
     ロジーとデザイン思考を駆使した先
     進的な開発力を、日立が強みとして
     いるハードウェアやソフトウェアの
      制御技術であるOT(Operational Te
     chnology)分野に浸透させること。
     それに、Lumada事業を通じて次世
     代のプロダクトやサービスを展開し
     ていくことだ。
     (次回に続く)




     日立が「1兆円で買収」した
     米ITトップを直撃 連載  7 
     お互いの違いも理解

     日本で働いた経験と、日本文化への
     理解の深さが、統合を進める上で生
     かされているという。「私が日本の
     文化で好きな点は、ディテールに注
     意を払うことと、忍耐強いこと、そ
     れに質が高いことです。ある意味で
     は慎重で、上流工程から下流工程へ
     と開発を進めるウォーターフォール
     開発につながる面があります。一方で
     、GlobalLogicがビジネスを展開して
     いるグローバル市場では、アジャイ
     ルであることとスピードが求められ
     ます。このお互いの違いを理解でき
     たことが大きかったのではないでし
     ょうか」
     (次回に続く)




      日立が「1兆円で買収」した
      米ITトップを直撃 連載  6    
      日本で10年間の勤務我役立つ

      ニテッシュ・バンガ氏はインフォシ
      スに勤務していた頃、約10年間日本
      で勤務し、日立と仕事をしていた経
      験がある。「私自身は日本の働き
      方や仕事の進め方を理解していまし
      たので、統合を進める上でも驚くこ
      とはありませんでした。ただGlobal
      Logicのメンバーは、文化の違いを感
      じていました。私が社員に伝えたの
       は、文化の違いはあるけれども、そ
      の違いを生かして、お互いについて
      学ぶことから始めること。そして理
      解した後には、一緒に新しいカルチ
      ャーを作り上げていくことでした」
      (次回に続く)



       日立が「1兆円で買収」した
       米ITトップを直撃 連載  5
       成功の2・3点目

       2点目には、日立から多大なサポ
       ートを受けたことを挙げた。「G
       lobalLogicが持っている文化やア
       ジャイルの手法を、日立のグルー
       プ内に取り込み、良いものに関し
       ては採用する形で受け入れてもら
       いました。3点目はお互いを尊重
       したことです。統合を始めた当
       初から、双方が敬意を持ってお
       互いの文化を理解しようと努め
       ていました。これが、統合が成功
       するための、最も重要な鍵でした」
       (次回に続く)




       日立が「1兆円で買収」した
       米ITトップを直撃 連載  4
       スムーズに統合できた
      「統合が成功した要因の1点目は、
       両社のトップレベルでパーパス
       が合致していたからです。Glob
       alLogicの重要なパーパスは、
       テクノロジーを通じて、社会
       や人々の生活を守り、より豊
       かにさせることです。日立も次
       世代のプロダクトやプラットフ
       ォームの開発を通じて、社会イ
       ノベーションを起こしていくこ
       とを大きなパーパスにしていま
       す。共通点が多かったことで、
       スムーズに統合できたのだと感
       じています」
       (次回に続く)
       
       日立が「1兆円で買収」した
       米ITトップを直撃 連載  3
       パーパスが共通している

       ITmedia ビジネスオンラインは、
       この来日に合わせてニテッシュ・
       バンガ氏に単独インビューを実施
       した。ニテッシュ・バンガ氏は、
       2021年に日立が約1兆円で買収
       した当時はGlobalLogicのCOOで
       、2022年10月からCEOを務めて
       いる。同氏は、異なるカルチャー
       を持つ両社が統合し、シナジー
       を生み出している要因を、企業
       の社会的な存在価値であるパー
       パスが共通しているからだと説
       明した。
       (次回に続く)


       日立が「1兆円で買収」した
       米ITトップを直撃 連載  2
       シナジー効果の要因を聴く
       GlobalLogicを率いるのは、社長
       兼CEOのニテッシュ・バンガ氏。
       日立による買収後の2022年10月
       にCEOに就任し、2024年4月から
       は日立の執行役常務と、日立の
       デジタルエンジニアリングビジ
       ネスユニット(BU)のCEOも務
       める。来日した同氏に、日立と
       の統合がシナジーをもたらした
       要因や、日本市場の展望につい
       て聞いた。
       (次回に続く)


       日立が「1兆円で買収」した
       米ITトップを直撃 新連載  Ⅰ
       着実に成長している
       日立製作所が約1兆円を投じて2021
       年に買収した米GlobalLogic。日本
       を代表する製造業の日立と、デ
       ジタルエンジニアリングやアジャ
       イルによるアプリケーション開発
       に強みを持つGlobalLogicの合流は、
       顧客のデータから価値を創出し、
       デジタルイノベーションを加速
       するLumada事業を軸とした日立
       の成長に、着実な成果をもたら
        している。
       田中圭太郎  ITmedia
       (今回新連載セス)


       世界の電子アプリ決済一つ
       に繋がるか   最終回s  16
       QRコード決済事業者増やせるか

       宮内顧問にお会いした際に『将
       来、クレジットカードに代わる
       新しい技術を持った決済システ
       ムが出てきます』と話したとこ
       ろ、2017年にソフトバンクから
       投資を受けられました。クレジ
       ットカードは単なるプラスチッ
       クのカードで、カード会社は手
       数料を取るというビジネスモデ
       ルがほとんどです。一方、新時
       代の決済システムでは、本人認
       証も可能で、簡単なメッセージ
       の送受信ができます」 HIVEX
       が提供するサービスは、海外旅
       行をする人にとっては画期的だ
       。銀行や両替所に行く必要性が
       なくなる。あとは、どれだけQ
       Rコード決済事業者を増やせる
       のかが肝だ。Ling Wu創業者兼
       CEOの手腕が問われることにな
       る。(今回最終回です)



       世界の電子アプリ決済一つ
       に繋がるか    連載  15
       ソフトバンクが注目する

       TBCASoftは、現在40人の従業員を
       擁し、半数以上がエンジニアだ。
       コロナ期間中の2020年からの3年
       間は、ほぼビジネスができない状
       況になるなど、道のりは平たんで
       はなかった。「いろんな人にHIV
       EXの構想を話しました。真剣に聞
       いてくれたのは宮内謙特別顧問(
       当時は社長兼CEO)がいたソフト
       バンクだけでした。宮内顧問にお
       会いした際に『将来、クレジット
       カードに代わる新しい技術を持っ
       た決済システムが出てきます』と
       話したところ、2017年にソフトバ
       ンクから投資を受けられました。
       (次回最終回です))



        世界の電子アプリ決済一つ
        に繋がるか    連載  14
        日本の成功を海外胃に輸出

        第3ステップとして「日本での成功事
        例を海外に輸出すること」を挙げた。
        「もちろん、日本人がこれらの国や地
        域に行ったときも、訪日外国人客と同
        じように使いやすい環境を準備してい
        きたいと考えています」。


「訪日外国人消費動向調査」の2023年暦年調査結果(確報)の概要

    (次回に続く)


    世界の電子アプリ決済一つ
    に繋がるか    連載  13
    インバウンドの8割をカバーできる

    第2段階のカギは、消費額で全体の75
    %を占める2位の中国から第9位のベト
    ナムまでの国と地域で、どこまで市場
    を拡大できるかだ。いずれはHIVEX経
    由でも、中国・香港、米国、タイな
    どのQRコード決済事業者もPayPay加
    盟店で利用可能にするのが目標だとい
    う。Ling Wu創業者兼CEOは「実現す
    れば、インバウンドの8割弱をカバー
    できる」と話す。
    (時期に続く)



    世界の電子アプリ決済一つ
    に繋がるか    連載  12
    日本と台湾の市場の確立が大事

    このビジネスを成功させるには、第
    1段階として「日本と台湾の両市場
    でしっかりビジネスを確立すること
    が重要」だと考えているという。観
    光庁が3月に発表した「訪日外国人消
    費動向調査」の2023年暦年調査結果
    (確報)の概要によると、1位は台湾
    の7835億円。つまり来日した台湾人
    が、いつも使っているQRコード決済を
    日本で使ってもらうことが、そのまま
    ビジネスになるのだ。
    (次回に続く)

    世界の電子アプリ決済一つ
    に繋がるか    連載  11
    信頼で取引量が増える

    その結果、台湾人客が店を訪れ、
    美白商品の購入につながるとドラ
    ッグストア側からお金が入ってき
    ます。一種の成功報酬です」前述
    した通り、HIVEXは4つの取引情報
    だけで、個人情報は取得しない。
    「HIVEXのユーザーは個人情報の悪
    用という心配事が減るので、逆に信
    頼され、取引量が増えるのです。私
    は新しいデータの使い方だと思って
    います。『Less is More』(少ない
    方がより豊かになる)ですね」
    (次回に続く)



    世界の電子アプリ決済一つ
    に繋がるか    連載  10
    手数料以外の売り上げは

    手数料収入だけでは経営的に心許
    ない。それ以外にどんな方法で売
    上高を伸ばそうとしているのか。
    答えはこの4つの取引データの活
    用法にあった。「例えば、HIVEX
    は台湾の街口支付など3社のQRコ
    ード決済事業者の取引履歴を持っ
    ています。もちろん、HIVEXは年
    齢や性別など誰なのかは分かりま
    せん。もし、あるドラッグストア
    が美白の商品を台湾人に売りたい
    のでキャンペーンをしようとしま
    す。台湾のQRコード決済事業者は
    ユーザー情報を持っていますから、
    それに合わせて彼らのアプリを使
    って個別にキャンペーンを実施し
    ます。
    (次回に続く)



    世界の電子アプリ決済一つ
    に繋がるか    連載  9
    個人情報少ない弱み

    個人情報を取集しないのは、エン
    ドユーザーにとっては好ましいの
    かもしれない。だがHIVEXにとっ
    ては詳細な情報を取得できないた
    め、弱みになりそうな気もする。
    「QRコード決済業者はユーザー
    情報、PayPayは加盟店情報、HIVE
    Xは4つの取引データを、AIを使っ
    て分析します。この3つの情報に
    自社のAIを適用するビジネスを作
    っており、HIVEXに個人情報がな
    くてもビジネスが成立するように
    したいと考えています」
    (次回に続く)



    世界の電子アプリ決済一つ
    に繋がるか    連載  8
    個人情報は提供されない

    個人情報の保護については、国や地
    域によって異なる法律が定められて
    いるため、どの企業も慎重に取り扱
    う。「HIVEXは、名前や年齢などの
    個人情報を収集したり、共有したり
    はしません。例えば、台湾人が日本
    で観光した際、加盟店はユーザーの
    購買データを取得しますが、PayPay
    とHIVEX側には一切提供されません。
    逆も同じです。HIVEXが決済時に取
    得し、クライアントと共有するデー
    タは時間、通貨、金額、店舗名の4
    つだけです」
    (次回に続く)




    世界の電子アプリ決済一つ
    に繋がるか    連載  7
    QRコード決済の場合は表叔される

    「クレジットカードは請求書がくる
    まで、いくらのレートで決済された
    のかが分かりません。一方QRコード
    決済の場合は、決済時に画面にレー
    トが表示されるので、総額がいくら
    なのかが分かります」これは、HIV
    EXが決済時のレートが表示できるよ
    うにするAPIを用意しているから可
    能なのだという。競合としては、ア
    リババが提供する「Alipay+」など
    がある。
    (次回に続く)



     世界の電子アプリ決済一つ
     に繋がるか    連載  6
     エンドユーザーの課金なし

     収益源を聞くと「エンドユーザー
     には一切、課金をしていない」と話
     す。通常、クレジットカードを海外
     で使用すると米国なら3%、台湾で
     は1.5%、日本でも1~3%の海外取
     引手数料をチャージされる。だが「
     HIVEXは0%」だと話し、クレジッ
     トカードとの違いを強調した。そ
     の上で「収益は加盟店からのみで
     す。日本ならば、加盟店がPayPay
     にお金を払いますが、その支払わ
     れた金の一部がHIVEXに流れてく
     る仕組み」だと説明する。
     (次回に続く)

     世界の電子アプリ決済一つ
     に繋がるか    連載  5
     3日間で、47都道府県で越境決済

     国も通貨も異なるアプリが、あ
     る種の互換性を持つことになっ
     たわけだ。それを下支えして実
     現させたのがHIVEXということ
     になる。3つのQRコード決済ア
     プリで、台湾人はより気軽に日
     本で買い物をしやすくなった。
     インバウンド消費に貢献するこ
     とは間違いない。反響は大きく、
     サービス開始から3日間で、47都
     道府県で越境決済がされている
     ことを確認したという。
     (次回に続く)



     世界の電子アプリ決済一つ
     に繋がるか    連載  4
     他国の決済アプリが日本国内で

     分かりやすく説明すると、シン
     ガポール人の観光客が日本で旅
     行をし、お土産の支払いを、普
     段シンガポールで使っているQR
     コード系電子マネー決済アプリ
     「NETS Pay」のアプリで支払お
     うとしても、今までは支払えな
     かった。しかしHIVEXは、国境
     や通貨、決済アプリの違いを越
     えて決済できるシステムを開発
     したのだ。23年10月、台湾系の
     「街口支付(JKO Pay)」「全支
     付(PXPay Plus)」「玉山(E.SU
     N Wallet)」という3つのQR決済
     アプリは、日本国内のPayPay加
     盟店であれば利用可能となった。
     (次回に続くf)



     世界の電子アプリ決済一つ
     に繋がるか    連載  3
     HIVEXが世界で互換性を
     新型コロナウイルスの期間中は、
     非接触という観点から日本を含
     む世界中でキャッシュレス決済
     が進化し、一気に普及した。新
     型コロナが終わると海外旅行が
     復活したものの、世界各国・地
     域で独自に発展したキャッシュ
     レス決済のアプリやソフトに互
     換性がなかったため、あくまで
     ドメスティックなサービスにと
     どまっていた面がある。そこに
     互換性を持たせ、おのおのが使
     っているキャッシュレス決済シ
     ステムを外国でも使えるように
     しようとしたのがHIVEXだ。
     (次回に続く)

     世界の電子アプリ決済一つ
     に繋がるか    連載   2
     世界中でQRコード決済ができる
     プラットフォーム「HIVEX」
     米国に本社を置くTBCASoftは2016
     年に創業。ブロックチェーンを使
     うことによって通貨が異なっても
     世界中でQRコード決済ができる
     プラットフォーム「HIVEX」を開発
     した。TBCASoftのLing Wu創業者
     兼CEOに、HIVEXを開発した意図
     と、事業展開について話を聞いた
   。 (次回に続く)


     世界の電子アプリ決済一つ
     に繋がるか   新連載   1

     日本においてキャッシュレス決済
     は、クレジットカードを除くとSu
     icaなど交通系の電子マネーが最初
     に広く一般に普及した。今ではPa
     yPay、楽天ペイ、d払いなどQRコ
     ード決済が年々、アジアを中心に
     存在感を増している。QRコードは 
     世界中で使われていることから、
     決済業者は世界展開が容易だ。加
     盟店側も専用端末を導入する必要
     がなく経営コストを抑えられるメ
     リットがある。
     武田信晃 ITmedia
     (今回新連載です(       



     「完敗」しゃぶ葉が語る素人
     山車がすごい 最終回  15
     第二弾「花藻塩のねぎ塩だし」

     と思っていたら、5月16日に第二
     弾が登場している。その名は
     「花藻塩のねぎ塩だし」(7月
     中旬まで)。部員も100人を超
     えていて、再び議論を重ねて新
     商品を開発したようだ。ちょっ
     と気が早いが、結果はどうなる
     のか? しゃぶ葉の担当者は再
     び「完敗」という言葉を口にす
     るかもしれないが、販売終了後
     にこのセリフだけは言いたいは
     ずである。部員と一緒に「乾杯!」。
     (今回最終回です)



     「完敗」しゃぶ葉が語る素人
     山車がすごい  連載   14
     ファンによってどんな商品が

     「推し活」という言葉が使われる
     ようになってから、20年ほどの月
     日がたつ。自分にとってイチオシ
     の人やキャラクターを、さまざま
     な形で応援する活動のことだが、
     企業にとってもファンの存在は欠
     かせないものとなっている。「推
     し」てもらうことによって、次は
     どんな商品が生まれるのか。
     (次回最終器です)

     「完敗」しゃぶ葉が語る素人
     山車がすごい  連載   13
     改めてお客の目線に立って

                  新商品を開発するにあたって、多
                 くの担当者は何度も何度も次の言
                  葉を耳にしているに違いない。お
                  客さまの目線に立って考えること
                  ――。しゃぶ葉のケースでいえば、
                  今回は「素人のアイデア」に軍配
                  があがったので、担当者はこの言
                  葉の意味を重く感じているのかも
                  しれない。お客さまの目線に立っ
                  て考えること――。
                   (次回に続く)




     「完敗」しゃぶ葉が語る素人
     山車がすごい  連載    12
     自分が食べたいが発想の視点に
     このことを岡田さんに尋ねたとこ
     ろ、ハッキリと「完敗ですね」と
     語った。敗因として、商品開発の
     担当者はとんがったモノを開発す
     る傾向がある。「いまこの味がト
     レンドだから」「この味を出せば
     メディアが取り上げてくれるかも
      」といった切り口で企画が進むこ
     とが多いそうだ。しかし、部のメ
     ンバーは違う。「自分はこのだし
     を食べたい」という視点に立って、
     新たな商品が生まれた。
     (次回に通d九)

     「完敗」しゃぶ葉が語る素人
     山車がすごい  連載    11
     素人の発想に負けた

     話を冒頭の数字に戻そう。しゃぶ葉
     では5種類(期間によって違う)か
     ら鍋だしを選べるわけだが、博多豚
     骨だしは9月に提供した。同店は定
     期的にフェアを実施していて、期間
     内に「博多豚骨だし」を選んだ人は
     過去のフェアと比べて5.3倍だったの
     だ。この数字を聞いて気になったの
     は、これまでだしを開発してきた担
     当者のハートである。プロとして、
     考えに考え抜いて「このだしは絶対
     に人気が出る。たくさんの人が選ん
     でくれるはずだ」と信じて商品化し
     ているはずなのに、素人のアイデア
     から生まれたモノに大きく水をあけ
     られたのだ。
     (次回に続く)

            トップページへ           
             バックナンバー
             ックナンバー2

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

6.サブリース事業 57

2024-07-09 08:35:11 | サブリース事業

            トップページへ             
             バックナンバー
             ックナンバー2


     「完敗」しゃぶ葉が語る素人
     山車がすごい  連載    10
     1位は「焦がしニンニク醤油だれ」

     「あれ、1位じゃないの?」と思
     われたかもしれないが、1位は「
     焦がしニンニク醤油だれ」。この
     結果を受けて、しゃぶ葉の本社で
     開発を進め、部員は試食会に参加。
     「ああでもない」「こうでもない」
     と改良を重ねて、両方の商品が誕
     生したのだ。ちなみに、焦がしニ
     ンニク醤油だれの特徴は、にんに
     くを細かく砕き、油でじっくり揚げ
     ていること。九州ラーメン「黒マー
     油」から発想したオリジナルのつけ
     だれで、“味変用”に使っている人が
     多いようだ。
     (次回に続く)



     
       「完敗」しゃぶ葉が語る素人
     山車がすごい  連載    9
     だしの募集で82の案でる
     さて、晴れて合格したメンバーは、
     どのような活動をしているのか。
     商品開発である。新だし開発プロ
     ジェクトを立ち上げて、「食べて
     みたいなあ。他の店で食べておい
     しかったなあ」と感じた「だし」
     を募集したところ、82の案が集
     まった。コミュニティー内で投
     票したところ、「博多豚骨だし
     」は2位だった。
     (次回に続く)


       「完敗」しゃぶ葉が語る素人
     山車がすごい  連載    8
     熱量のある人を募りたかった

     なぜ入部にあたって、このようなハ
     ードルを設けたのか。しゃぶ葉を担 
     当する岡田智子さんに聞いたところ
     「お店に対して、熱量を感じられる
     人に集まってもらいたいと思ってい
     ました。同じ熱量がある人たちが集
     まれば楽しいことができるのではな
     いかと考え、あえて課題を設けまし
     た」とのこと。
     (次回に通d九)


    「完敗」しゃぶ葉が語る素人
     山車がすごい  連載    7
    入部にハードルがある

    企業のコミュニティーサイトと聞くと
    「誰でも参加できるよね。さっきから
    何度も『しゃぶしゃ部』を目にするけ
    れど、ちょっと大げさでしょ」と感じ
    られたかもしれないが、入部するには
    高いハードルがある。「しゃぶしゃ部
    への志望理由、しゃぶ葉の好きなとこ
    ろ、コミュニティーへの期待、やって
    みたいこと」を書かなければいけない
    のだ。ゼロ回答であれば、不合格である
    。
    (次回に続く)


     「完敗」しゃぶ葉が語る素人
     山車がすごい  連載    6
    コロナ後の解決にしゃぶしゃ部を作る

    そして、アフターコロナである。お客
    がどんなことを考えているのか、どん
    なメニューを期待しているのか。「コ
    ロナ禍前の顧客データは当てにならな
    い」と感じていた店の担当者は、SNS
    などを使って“生の声”に耳を傾けてい
    たが、なんとなく「こんな感じかな」
    といったふんわりとした感覚にとどま
    っていた。新しいデータを集める方法
    はないか。お客から直接話を聞くこと
    ができれば、アンケートよりも解像度
     が高いのではないか。そんなことを考
     えて、しゃぶしゃ部をつくることにし
    たのだ。
    (次回に続く)




    「完敗」しゃぶ葉が語る素人
     山車がすごい  連載    5
    なぜ「しゃぶしゃ部」と

    お肉だけでなく、野菜、カレー、めん
    類、スイーツなどが食べ放題になる
    コース(大人平日昼1539円~、夜1
    979円~。一部店舗によって違う)
    があって、このほかに薬味やタレな
    どもバイキングスタイルで楽しめ
    るようにしている。ファミリー層や
    若い女性に人気の飲食店であるが、
    なぜオジさんが好みそうなダジャレ
    をきかせた「しゃぶしゃ部」を立ち
    上げたのか。きっかけは、新型コロ
    ナの感染拡大である。ご存じのとお
    り、しゃぶしゃぶは1つの鍋を複数
    の人が食べるので「ひょっとしたら
    感染するかも」と不安を感じる人が
    増え、客数が減少した。
    (次回に続く)



 
    「完敗」しゃぶ葉が語る素人
     山車がすごい  連載    4
    しゃぶ葉全国282店を展開

    しゃぶしゃ部とはどのような組織なの
    か、どのような活動をしているのか、
    商品はどのようにして生まれたのか。
    その秘密を紹介する前に、しゃぶ葉に
    行ったことがない人もいると思うので、
    簡単にお店のことを紹介しよう。同店
    が誕生したのは、2007年のこと。しゃ
    ぶしゃぶ食べ放題の専門店として、全
    国に282店(2024年3月31日現在)を展
    開している。
    (次回に続く)




    「完敗」しゃぶ葉が語る素人
     山車がすごい  連載    3
     新開発出しに5.3倍の注文

     しゃぶ葉のスタッフと部員が新しいメニュー
     開発に取り組み、「博多豚骨だし」を
     完成。豚骨・鶏がらエキスに魚醤(し
     ょう)を合わせただしを提供したとこ
     ろ、どのくらいの反響があったのか。
     商品選択率を見ると、過去のフェア
     と比較して「5.3倍」もの数字をたた
     き出したのだ。


九州霧島黒豚&牛みすじ 食べ放題

水餃子とお好みの野菜を煮込んで博多のご当地グルメ“炊き餃子風”に

      ’次回に通d九)


     「完敗」しゃぶ葉が語る素人
      山車がすごい  連載    2
     つながる場の提供
     2023年6月、ロイヤル顧客プラットフ
     ォーム「coorum(コーラム)」を
     手掛けるAsobica(アソビカ)と組ん
     で、「しゃぶしゃ部」を立ち上げる。
     コーラムの特徴は、コミュニティー
     の運営や顧客の嗜好(しこう)など
     を分析できること。今回のケースで
     いえば、オンライン上で「しゃぶ葉
     の担当者と部員がつながる場」を提
     供している。
     (次回に続く)


     「完敗」しゃぶ葉が語る素人
      山車がすごい  新連載    Ⅰ

     野球部、サッカー部、水泳部……帰宅部
     もあったような。学生時代にスポーツ
     や音楽などの部活動にチカラを入れて
     いた人も多いだろうが、「しゃぶしゃ
     部」をご存じだろうか。「なんだよそ
     れ。ひょっとして、しゃぶしゃぶを楽
     しむクラブなの?」などと思われたか
     もしれないが、100点満点で言えば「
     20点」といったところ。答えは、すか
     いらーくレストランツ(東京都武蔵野
     市)のしゃぶしゃぶ店「しゃぶ葉」が
     運営しているファンコミュニティーの
     ことである。
     土肥義則 ITmedia
     (今回新連載です)



     バナナが食べれまくなる
     未来も     最終回   23
     応援してほしい
     最後は日本の会場に向かって「消費者の
     みならず各国の政府にもこの問題に立ち
     上がってほしい。フェアトレードを支持
     する政策をつくるなどして、農家をしっ
     かりとサポートしてほしい。未来に向け
     て希望を持ち続けていきたいので、ぜひ
     ガーナのカカオ農家を、ガーナのカカオ
     を使ったフェアトレードのチョコレート
     を応援してほしい」と呼びかけた。
     (今回最終回です)

     バナナが食べれまくなる
      未来も     連載   22
     カカオ農家。現在一番苦しい時期

     「現にカカオだけに収入を頼っているカ
     カオ農家は、今ガーナの中でも最も経済
     的に厳しい状況に置かれた人々だ」とい
     う。それでもKpabitey氏は「私はこのカ
     カオ栽培を誰かに強制されてやっている
     わけではない。自分自身がやりたくて、
     パッションをもって取り組んでいる」と
     前を向く。「これからもみんなが誇りを
     もってカカオの栽培を続けていけるよう、
     生産者セクターを変えていきたい」と。
     (次回最終回です)(



      バナナが食べれまくなる
      未来も     連載   21
      カカオは収穫まで3~4年かかる
      これまでにも病害に悩まされることは
      あったが、「直近で経験している病害
      は、今まで経験したことのないもの。
      木が枯れて、実がつかなくなるという
      非常に深刻な状況」であり、そこから
      再生しようとしても、カカオは木を植
      えてから収穫までに3~4年はかかるた
      め、収入にはなかなかつながらない。
      (次回に続く)


      バナナが食べれまくなる
      未来も     連載   20
      沙希門価格が高騰でも手取りは少ない
      現在、気候変動による生産量の減少な
      どを背景に、国際市場における先物取
      引価格が過去1年で3倍の価格に跳ね上
      がり、「銅」よりも高価になっている
      というカカオ豆。だが、Kpabitey氏は
      「国際マーケットが高く推移している
      と、その分農家も潤っているように思
      えるかもしれない。しかし、さまざま
      なコストを差し引くと、手に残る部分
      は非常に少ない。現実はまるで反対だ
      」と強調する。
      (次回に続く)


      バナナが食べれまくなる
      未来も     連載   19
      生産者の思いを改めて伝える

      最後に会場と現地をオンラインでつな
      いで行われたガーナのカカオ生産者、
      Bismark Kpabitey氏との対話から、生
      産者の思いをあらためて伝える。


参加者がガーナのカカオ農家を代表するBismark Kpabitey氏と
オンラインで対話を深めた交流会の様子(4月25日、東京都内)

      (次回に続く)

      バナナが食べれまくなる
      未来も     連載   18

      2050年をイメージしたコーヒー
      やチョコクッキーの提供も
      記者会見後の交流会には、アク
      ションキャンペーンに参画する
      さまざまな企業や団体のメンバ
      ーが参加した。

      会場では気候変動がさらに進ん
      だ2050年の状況をイメージし、
      グラスに半分しか注がれてい
      ないアイスコーヒーや、チョ
      コレートの量が極端に少ない
      チョコクッキー、病害により
      絶滅の危機に瀕しているとさ
      れるバナナの状況を踏まえ、
      通常の4分の1サイズしかない
      甘酒入りのバナナケーキなど
      が提供された。
      (次回に続く)

     

      バナナが食べれまくなる
      未来も     連載   17

     3. カカオ  4 メッセージ

      最後に、日本の企業と消費者に
      以下のメッセージが届けられた。

    日本のビジネスパーソンや消費
    者に「今こそフェアトレード
    品を選ぶ時」だと伝えたい。そ
    の行動によって原材料を作って
    いる私たち農家に適切な報酬が
    届く。次世代のためにより良い
    未来をつくるにはフェアトレー
    ドをビジネスに取り入れ、フェ
    アトレード商品を優先的に購入
    することが欠かせない。日本の
    皆さん、ぜひフェアトレードに
    取り組んでください
    (次回に続く)


     

      バナナが食べれまくなる
      未来も     連載   16

     3. カカオ  3


     気候変動に様化図る

     フェアトレードによる気候変動の
     緩和対策としては、ガーナ国内最
     大規模の生産者団体では、約400
     の農家がダイナミック・アグロフ
     ォレストリー(森林農業)を導入
     し、CO2を吸収する木の植林と多
     毛作による収入の多様化を促進し
     ている。カカオ農園の周辺に自然
     の緩衝地帯を構築することで乾期
     の長期化や雨期の変化に対応する
     とともに、副産物として収穫され
     る農産物により農家の生活と収入
     をサポートする取り組みを進めて
     いる。
     (次回に続く)


     

      バナナが食べれまくなる
      未来も     連載   15

     3. カカオ  2

     カカオ豆の生産地、ガーナからは
     以下のような報告があった。

   生産量が劇的に減少した。シー
   ズンの終わりに約1トンの収穫
   ができていた土地から1~2袋(
   60~120キロ)しか取れないこ
   ともある。生活のために農家を
   辞める若い人が多い。
   (次回に続く)




      バナナが食べれまくなる
      未来も     連載   14

     3. カカオ  Ⅰ
     気候変動に弱い

      カカオは干ばつに敏感で、気温
      の上昇と降水量の減少が生育と
      収量に影響を与える。エルニー
      ニョ現象によって気候上昇と降
      雨パターンに変化が生じ、豪雨
      によってカカオの実を腐らせる
      病気が拡大。フェアトレード・
      ラベル・ジャパンによると、主
      要産地のガーナとコートジボワ
      ールは、2050年にはカカオ生産
      地に適さなくなるとの複数の調
      査結果も出ている という。
      (次回に続く)


      

      バナナが食べれまくなる
      未来も     連載   13

     2. バナナ 4 

      最後に、日本の企業と消費者に
      以下のメッセージが届けられた。   
      
      欧州の市場は気候変動から人権
      などあらゆる側面においてサス
      テナビリティに重点を置いてい
      るが、日本市場では「品質」に
      重きが置かれている。日本は品
      質へのこだわりが強く、高品質
      なものには支払う傾向があるが、
      その価格に「持続可能な農業」
      と「適切な賃金」の側面を入れ
      込むことで、可能性が広がる。
      フェアトレードはその原動力に
      なる。
      (次回に続く)



     

      バナナが食べれまくなる
      未来も     連載   12

     2. バナナ 3 


     「サステナブル・バナ
     ナ・プログラム」
     フェアトレードによる気候変動の緩
     和対策としては、病原菌に抵抗力が
     あり、乾期にも強い土壌をつくる技
     術を提供する「サステナブル・バナ
     ナ・プログラム」を実施した。生産
     コストを抑えながら、生産量を増や
     すことで生活賃金を守る取り組みを
     している。ラテンアメリカでは、フ
     ェアトレードのおかげで農業を続け
     られる農家が多くおり、ユニークで
     イノベーティブな実践を積み重ねて
     いる。
     (次回に続く)
     

      バナナが食べれまくなる
      未来も     連載   11

     2. バナナ 2 


     気候変動 難しい課題    

     バナナの生産地、ドミニカ共和国など
     ラテンアメリカとカリブ海諸島から
     は以下のような報告があった。ハリケ
     ーンや熱帯低気圧が通る位置にあり、
     頻繁に強風や洪水の被害に遭ってい
     る。気候変動が非常に難しい課題とな
     っている。
      (次回に続く)



      バナナが食べれまくなる
      未来も     連載   10

     2. バナナ Ⅰ 

      バナナは適切な温度と湿度管理が不
      可欠な作物で、もともと気候変動に
      対する脆弱性が高い。それに加え、
      バナナを枯らす病原菌が流行してい
      る状況だという。ベトナムでは病原
      菌の影響で25年以内に最大71%の土
      地がバナナの生産に使えなくなると
      の研究もあり、“絶滅”の可能性まで
      指摘されている。フェアトレード・
      ラベル・ジャパンによると、20年以
      上価格が下げ止まりの状況を受けて
      、フィリピン政府は2022年、日本の
      小売業界に異例のバナナの値上げ要
      請を行ったという。
      (次回に続く)



      バナナが食べれまくなる
      未来も     連載   9
      日本へ メッセージ

      最後に、日本の企業と消費者に以下
      のメッセージが届けられた。私たち
      は、上記の活動によって、「カーボ
      ンフットプリントを削減し、それに
      関わる活動を支援したい」と考えて
      いる企業がいることを学んだ。日本
      の企業も関心領域を特定し、私たち
      のような生産者組織と協力して、消
       費者のニーズを満たしながら生産現
      場での課題解決につなげるべきだ。
      (次回に続く)



      バナナが食べれまくなる
      未来も     連載   8
      気候変動に対する緩和策

      フェアトレードによる気候変動の緩
      和対策としては、オランダと英国の
      フェアトレード組織と、それらの認
      証取得企業によって手厚い支援を受
      け、クライメート アカデミーを3つ
      の協同組合に導入できたという。ア
      カデミーでは持続可能な農法として
      、土壌保全と水保全を強化し、コー
      ヒーの生産性を上げることに取り組
       んでいる。
      【次回に続く)

      バナナが食べれまくなる
      未来も     連載   7

      コーヒー豆の生産地、ケニアからは
      以下のような報告があった。

   従来は4月と10月に開花していたコー
   ヒーの開花時期が大きく乱れている
   。ほぼ1年中咲いているため、剪定
   の適期が分からない。不安定な降雨
   によって実がしっかりと成熟しない。
   実が熟していると思って収穫しても
   中に何もないことがある。
   (次回に続くf)



      バナナが食べれまくなる
      未来も     連載   6

     1. コーヒー

      コーヒーは、気候変動によって“さび
      病”と言われる木の病気や虫害が増加。
      生産量が低下し、主要品種であるアラ
      ビア種の栽培地は2050年には50%減少
      すると予想されている。フェアトレー
      ド・ラベル・ジャパンによると、コー
      ヒー豆の国際価格は2024年3月に最高
      値を更新したという。
      (次回に続く)



      バナナが食べれまくなる
      未来も     連載   5
      気候変動の影響

      今年のテーマは「フェアトレード×気
      候変動」。キャンペーンの開始に先
      立って東京都内で開かれた記者会見
      では、気候変動の影響が大きく出て
      いるコーヒー豆とカカオ豆、そして
      バナナに焦点を当て、気候変動によっ
      てそれぞれが置かれている状況の解説
      があった。また3つの生産地から、自
      身も農家であり、フェアトレードによ
      る収益を生かして仲間を支援する活動
      を行う代表者が、日本の企業と消費者
      に対して語りかけるインタビュー動画
      が流された。ここでは、それらの内容
      を、農産物ごとにまとめて紹介する。
      (次回に続く)



      バナナが食べれまくなる
      未来も     連載   4
      日本は認知度が極端に低い

     一方、フェアトレード・インターナショ
      ナルの本部があるドイツは3250億円(
      2022年)と、日本の約17倍に当たる。
      1人当たりの年間購入額も1位のスイ
      スは日本の92倍の1万4400円(同)に
      上る。 これに対し、もともとフェア
      トレードに対する認知が高い欧米と、
      日本とでは市場の規模が違うという
      前提があるものの、「その差を少し
      でも縮めよう」と、2021年から同法
      人が全国の企業や団体とともに実施
      しているのが「フェアトレード ミリ
      オンアクションキャンペーン
」だ。

      (次回に続く)



     バナナが食べれまくなる
     未来も     連載   3
     市場200億円超える

     同法人が毎年実施している調査によると{
     、2023年の国内フェアトレード認証製品の
     推計市場は過去最大の211億円と、初めて2
     00億円を突破した。


国内フェアトレード認証製品の推定市場規模(画像:ライセンシー各社
からの認証製品販売報告をもとに認定NPO法人フェアトレード・ラベ
ル・ジャパン作成)

    この約10年で見ると、2014年の94億
    円から2.2倍に増え、国民1人当たりの
    年間購入額も79円から169円へと倍増
    した。大きな理由は、ここ3~4年で
    サステナビリティやSDGsの認知度が
    急速に高まり、「日常生活の中でで
    きる社会貢献」としてフェアトレー
    ド商品を選択する人が増えているこ
    とが挙げられる。
    (次回に続く)




    バナナが食べれまくなる
    未来も     連載   2
    フェアトレード月間
    アフリカや南米の生産地は今どの
    ような状況で、日本の企業や消費
    者にどんな行動を求めているのか
    ──世界的なフェアトレード月間
    である5月に合わせ、このほど認
    定NPO法人フェアトレード・ラベ
    ル・ジャパンが開催した記者会見
    で紹介された生産者の声を届ける。
    (次回に続く)

    バナナが食べれまくなる
    未来も    新連載   Ⅰ
    気候変動の影響

    深刻化する気候変動を背景にカカ
    オ豆やコーヒー豆などの生産量が
    大幅に減少し、国際市場での先物
    取引価格が高騰している。日本で
    はそこに円安が追い打ちをかけ、
    原料や商品の値上げが続く。それ
    でもコーヒーやチョコレートを筆
    頭に、フェアトレード商品の売り
    上げは大きく伸びているという。
     もっとも欧米と比べて日本のフ
    ェアトレード市場はまだまだ小さ
    く、取り組みが追いついていない
    のが現状だ。
    廣松智子 SB-J
    (今回新連載です)



    物流は「宝の山」
             最終回  11
    ロジステック

    軍事用語に「ロジスティクス」と
    いう言葉がある。日本語では「兵
    站(へいたん)」と訳され、戦争
    の際に前線に必要な物資を供給す
    ることを指す。この出来栄えが、
    戦争の勝ち負けに大きな影響を与
    えることはいうまでもない。かつ
    ての日本軍は、この兵站が脆弱だ
    ったために太平洋戦争に敗北した
    としばしばいわれている。工場も
    同様だ。いかに生産工程という前
    線に物資を効果的に届け、工場効
    率化によって他社との戦いに勝ち
    抜くかということである。それだ
    けに今回のテーマである供給作業
    の重要性を改めてご理解いただけ
    れば幸いである。
    (今回最終回です)



    物流は「宝の山」
              連載  10
    生産工程は供給作業者の指示通り

    供給作業者は生産開始ギリギリ前
    に生産に必要なものを必要な数量
    だけ届けるため、生産工程はその
    タイミングでその数量分だけしか
    生産できないことになる。部品な
    どを届けると同時に、供給作業者
    は生産指示も届けるので、生産工
    程はその指示に従う必要があるの
    だ。さらに供給作業者が届ける完
    成品用容器は生産指示数量が入る
    数だけなので、仮に何かしらの形
    で必要以上の生産を行ったとして
    も入れる容器が無いということに
    なる。これで「つくりすぎ」は制
    限され、工場内在庫の削減につな
    がるのである。
    (次回最終回です)



    物流は「宝の山」
              連載  9
    生産過剰

    これらが当てはまる工場は、在庫
    が減らない、生産効率が向上しな
    いといった課題があると考えられ
    る。生産ペースが現場に委ねられ
    ていると、自由度が高く一見効率
    的に見えるかもしれない。しかし
    実態はそうでもない場合が多い。
    実際に問題となっているのが「つ
     くりすぎのムダ」を発生させてし             
    まっていることだ。この問題は、
    生産のコントロールがきちんとで
    きていないことによって生じる。
    生産工程が自律的に行動できる
     こと自体は悪いことではないが、
    一定の規律も必要である。それ
    を供給作業で補っていこうとい
    うことが、定義の趣旨でもある
     のだ。
    (次回に続く)



    物流は「宝の山」
              連載  8

  「在庫削減」という宝を掘り出せ

    そしてもう一つの宝を紹介しよう。
    その宝は、一般的に次のような生
    産を行っている工場から見つかる
    傾向がある。

  • 完成品在庫を多数抱えており、その
    在庫から出荷を行っている
  • 生産計画は月間生産数のみ提示され
    ており、生産タイミングは生産工程
    に委ねられている
  • ロット生産を行っており、なかなか
    ロットの小型化が進まない
  • 生産のペースが作業者に委ねられ
    ており、ムラがある。
      (次回に続く)



     物流は「宝の山」
               連載  7
     生産・品質向上が最初の宝

     これらのムダが解消されるだけで
     も、生産効率は大幅に改善される。
     部品などを取る時の判断間違いに
     よる品質不良も削減できる。もち
     ろん、現時点で定義通りの供給作
     業を実施していなかった場合、そ
     の通りに実行することで一時的に
     物流作業工数が増えるかもしれな
     い。しかしそれを補って余りある
     効果が生産工程で生み出されるの
     である。まさに「損して得取れ」
     だ。これらのムダ解消による生産
     性向上と品質向上が最初の宝であ
     る。
      (次回に続く)



     物流は「宝の山」
                連載  6
     無駄の解消例

    ・部品などを取る時に発生する歩行や
     伸び上がりなどの動作

    ・部品などが絡んでしまっている場
     合それをほぐす動作

    ・部品などの包装材や容器のハン
     リング

    ・今使う部品などを選択する判断作
     業   
    ・判断ミスによる誤組み付け
     (次回に続く)




     物流は「宝の山」
                 連載  5
     生産性のロスの解消

     供給作業の品質次第で、生産効率は向
     上も低下もする。もし定義通りの作業
     ができれば、一般的に生産工程で見ら
     れる次のようなムダが解消される(図2)。


生産工程への供給品質の低下

      (次回に続く)


      物流は「宝の山」
                 連載  4
      どんな宝が見つかるか

      ・資材や部品は納入容器から取り
      出して供給する

      ・資材や部品は使う順番で供給する


理想的な生産工程への部品の渡し方

       これらの供給作業を定義通りに行っ
       たとしたらどのような宝が見つかる
       だろうか。これから確認していこう。
       (次回に続く)



       物流は「宝の山」
                 連載  3
       大切なタイミング

       供給作業とは、生産ラインに必要
       な部品や資材(以下、部品など)
       や、完成品を入れるための容器と
       生産指示情報を届ける作業のこと
       である。大切なことは“届け方”で
       あるが、それを定義すると「次の
       生産に必要なものを、必要な数量
       だけ、必要なタイミングで届ける」
       ということになる。当たり前のこ
       とかもしれないが、これがきちん
       とできている工場はそれほど多く
       ない。特に重要な要素が「タイミ
       ング」である。タイミングは「生
       産開始のギリギリ前」が望ましい。
       供給遅れは当然許されないが、早
       く届けすぎてもいけない。これを
       コントロールできる物流を目指し
       ていきたい。
       (次回に続く)



       物流は「宝の山」
                 連載  2
       物流自体の効率化とは限らない

       さて物流という宝の山を掘る時に
       注目したいことがある。掘った時
       に出てくる宝は何も物流自体の効
       率化とは限らない。それよりもも
       っと大きな宝が出てくることもあ
       るということだ。それが今回のテ
       ーマである「供給改善」の結果生
       じる「生産の効率化」である。こ
       の供給改善は工場の本質である生
       産自体の効率化につながるため、
       物流改善の初期段階で取り組むこ
       とが望ましい。それでは早速、供
       給改善のポイントを確認していこ
       う。
       (次回に続く)



       物流は「宝の山」
                新連載  Ⅰ
       40年前から言われている

       40年以上も前から「物流は宝の山」
       と呼ばれてきた。改善のメスが入
       っていないため、効率化のネタ(
       宝)が山ほどあるということだ。
       そうはいってもどうやって宝を見
       つけたらよいかが分からずにいる
       ため、40年前と大きな変化はない
       と思われる。


写真はイメージ(提供:ゲッティイメージズ)
      仙谷憲一  ITmedia
      (今回新連載です)




      

      TS、SEVENTEENを擁するHYBE 
      ゲーム事業に参入するワケと勝算
              最終回   18    


      今迄になりゲームの具現化が必須

      チョン代表が日本のゲームで感銘
      を受けたのは「真・三國無双シリ
      ーズ」や『悪魔城ドラキュラ -キ
      ャッスルヴァニア-』などだそうだ。
      日本のゲームにも親しんできたこ
      とが分かる。彼の話を通じて、HY
      BEとHYBE IMの企業風土、慣習、
      マーケティングなど多くのものが
      日本のスタイルとは異なるように
       見えた。ゲームを作る時のストー
      リーもコンテンツ化するという
      アイデアは日本人にはあまりな
      いかもしれない。彼らのゲーム
      事業の成否は、今までのゲーム
      業界になかったことを具現化、
      製品化できるかにかかっていそ
      うだ。
      (今回最終回です()


      

      TS、SEVENTEENを擁するHYBE 
      ゲーム事業に参入するワケと勝算
               連載   17    


       
      これからが激しくなる
      「当社もAIの研究をしていますが、
      いかなる状況でも創作者の権利を
      侵害してはいけないと考えていて
      、その範囲の中で利用していくと
      いう状況です。例えば『BTS Islan
      d:インザソム』というパズルゲー
      ムを開発した時、難易度を設定し
      ないといけませんでした。何十万
      回とプレイしたAIが、難易度設定
      について私たちに提案してくれ
      て、それをベースに設定しました
      。とにかくAIは、まだ社会的な
      合意も形成されておらず、法律も
      整備されていないため、慎重に扱
      っていきます」
      (次回最終回です)
    

      TS、SEVENTEENを擁するHYBE 
      ゲーム事業に参入するワケと勝算
               連載   16

       ゲーム以外の周辺部分も
       コンテンツに

       筆者が面白いと感じたのは「開発
       は360度=全方位」だとチョン代表
       が話したことだ。「良いゲームを
       製作するのはもちろん、ゲームを
       作る時のストーリーも面白いです
       し、プレイ中のユーザーの話も面
       白いのです。それもコンテンツ化
       できると思っています。例えば、
       HYBEで歌を作る時のドキュメン
       タリーがあったりしますが、HYB
       E IMとしてもゲームのみならず、
       面白い話を発掘して、何かできた
       らいいと考えています」AIが世界
       的な広がりを見せているが、ゲー
       ム業界でも活用方法は何か考えて
       いるのか。
       (次回に続く)


             トップページへ             
             バックナンバー
             ックナンバー2

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

6.サブリース事業 56

2024-04-23 08:55:11 | サブリース事業

              トップページへ             
             バックナンバー
             ックナンバー2

       

      TS、SEVENTEENを擁するHYBE 
      ゲーム事業に参入するワケと勝算
               連載   15


      
      ユーザーとのコミケ
     「競合他社より長けているといいま
     すか、努力しているのは、ユーザー
     との頻繁なコミュニケーションです。意
     見を直接聞くことに時間を割き、フ
     ィードバックをどのように反映させ
     るのかも、私の過去の経験も踏まえ
     ながらやっていくのが、結果につな
     がると信じています」
     (次回に続く)
     

      BTS、SEVENTEENを擁するHYBE 
      ゲーム事業に参入するワケと勝算
               連載   14


     
      ゲーム開発会社、無数にある

     「悩ましい点です。販売頻度が上がれ
     ば企業の認知度も上がる一方、ゲーム
     開発の労力は膨大ですからスケジュー
     ルを優先すると、質の高さを担保でき
     ずに客をがっかりさせる可能性がある
     からです。それでは開発者の夢も叶わ
     ないのです。弊社のスタンスも満足で》
     きてから販売するという方向を目指し
     たいです」世界には強力なゲーム会社》
     が無数にあるが勝算をどう考えている
     のだろうか。
     (次回に続く)


      

      BTS、SEVENTEENを擁するHYBE 
      ゲーム事業に参入するワケと勝算
               連載   13


      満足したらリリースする
      HYBE IMの従業員は120人で、その
      うちエンジニアが4割を占めている。
      ゲームのリリース本数や頻度など、
      企業としてのスタンスを尋ねた。
      過去に筆者がアーティストのYOSHI
      KIにインタビューしたとき「スケジ
      ュールありきでリリースするのでは
      なく、自分が満足する音楽ができた
      ときにリリースするのが理想」とい
      う話をしていたからだ。
      (じかいにつづく)    

      BTS、SEVENTEENを擁するHYBE 
      ゲーム事業に参入するワケと勝算
               連載   12


      クリエイターの視点も持って経営

      チョン氏はプログラマーであり経営
      者でもある。自分は今、どちらだと
      思うかを問うと、苦笑した。「そう
      ですね……。クリエイターの傾向が強
      めの経営者だと思っています。私がH
      YBE IMの代表にスカウティングされた
      のは、今述べたゲーム業界の課題にお
      ける共通認識を持っていたからだと思
      っています。ビジネスの論理だけでな
      く、クリエイターの視点も持って経営
      してほしいという狙いが、きっとあ
      ったのでしょう」
      (次回に続く)

     

      BTS、SEVENTEENを擁するHYBE 
      ゲーム事業に参入するワケと勝算
               連載   11



      多様なタイプのゲームにに投資

      HYBE IMは多くの大手がすでにい
      る中で、後発企業としてゲーム業
      界に参入することになる。業界
      が抱える課題について聞くと、チ
      ョン代表は危機感を持っているよ
      うだ。「韓国のゲーム業界に身を
      置いている人間の視点でいえば、
      日本以外のアジアの特徴をみると、
      国ごとに特定のジャンルに売り上
      げが偏っていて、多様性が失われ
      ている気がしています。企業とし
      ては利益を追求するために、そち
      らに注力しがちなのは理解できま
      すが、長期的な視点に立てばゲー
      ム業界の成長を害してしまいます。
      多様なタイプのゲームに投資する
      ことが必要だと思います」
      (次回に続く)

   

      BTS、SEVENTEENを擁するHYBE 
      ゲーム事業に参入するワケと勝算
               連載   10


      ゲームのファンダムを造る
      「大勢のアーティストがいるので
      、ゲームの開発や販売をする際に、
      相乗効果を狙って活用するのはい
      いと思います。外から見ると、シ
      ナジーを生むために起用したよう
      に感じるかもしれません。しかし
      HYBE IMのIPとは、自ら創作した
      新たなIPを意味しています。なぜ
      ならゲームのファンがいて、それ
      がコア化することでIP化できると
      思っているからです。ゲームのフ
      ァンダムを作り、確保していくの
      が一番の目的なのです。究極的に
      は、大勢のファンを獲得できれば
      売上増につながると考えています」 
      (次回に続く)    

       BTS、SEVENTEENを擁するHYBE 
      ゲーム事業に参入するワケと勝算
               連載   9


                   
      パブリッシャーだけで永続しない

      「実は、区分を設けていません。大
      義名分は『良いサービスを顧客に提
      供すること』です。それができるの
      であれば、自社開発でもパートナー
      企業の作品を世に出すのでも、どち
      らでも構いません。確実に言えるの
      は、パブリッシャーだけで永続した
      ビジネス展開はできないので、独自
      IPを持つことは重要です」例えば、
      任天堂はゲームをパブリッシングす
      る一方で、マリオといったキャラ
      クターも抱えている。HYBEはBTSや
      平手友梨奈といったアーティストを
      抱えており、これをゲームに生かす
      ことも、ビジネス的な展開としては
      可能性があるだろう。IPの方向性を
      どう考えているのか。
      (次回に続く)

     

      BTS、SEVENTEENを擁するHYBE 
      ゲーム事業に参入するワケと勝算
               連載   8


      ゲーム開発を視野に入れている

      客層が重なればベターではあるも
      のの、もし重ならなくても、個々
      に楽しんでもらえれば良いという
      ことだ。それは、SEVENTEENの
      「THE CITY」の記事でも紹介した
      ように、収益化を第一の目的とす
      るスタンスではない。基本的な考
      え方が日本とは異なるのだ。 

      チョン代表は、24年にゲームパブ
      リッシング事業に本格参入すると
      語った。自らゲームを開発するこ
      とも視野に入れているようにみえ
      る。
      (次回に続く)


     

      BTS、SEVENTEENを擁するHYBE 
      ゲーム事業に参入するワケと勝算
               連載   7

         

     全て楽しめるプラットホームへ

     人間には体が1つしかないため、音
     楽とゲームを同時に楽しむのは不
     可能だ。音楽とゲームは客層が微
     妙に異なるように思える。どのよ
     うにお互いの顧客に関心を持って
     もらい、取り込もうとしているの
     か。 「HYBEはエンターテイン
     メントライフスタイル・プラット
     フォーム企業を目指していて、音
     楽やゲームのほかウェブトゥーン
     (デジタルコミックの一形態)も
     提供しています。つまり、顧客が
     どれを選んでも楽しめるプラットフ
     ォームの設計をすることが重要だ
     と思っています」
     (次回に続く)


      

      BTS、SEVENTEENを擁するHYBE 
      ゲーム事業に参入するワケと勝算
               連載   6


      
      その気はなかったが

     「エンターテインメントビジネスは、
     いろいろな企業と競争しながら、消
      費者の余暇時間をどれだけ占有でき
     るかという属性を持つ業界です。イ
     ンタラクティブ性なくして占有枠に
     入ることができないという考えを、
     バン議長は10年以上前から持ってい
     ました。バン議長がパク氏と知り合
     い、20年にBig Hit Entertainment(H
     YBEの前身)に招へいしたわけです
     が、最初は『ゲームはしない』と言
     っていたそうです。しかし、一緒に
     働いているうちに、インタラクティ
     ブ性があるゲーム事業をすることに
     なったそうです」 
     (次回に続く)     

      BTS、SEVENTEENを擁するHYBE 
      ゲーム事業に参入するワケと勝算
               連載   5


      経験は豊富だが

      チョン代表はゲーム業界に20数年
      身を置いており、業界の表と裏を
      知り尽くしている。「最初はネク
      ソンでゲームのプログラマーとし
      て開発をしていました。その後、
      企画やプロデュースもするように
      なりました。同社のトップを務め
      ていたパク・ジウォン氏が2021年
      にHYBEのCEOになったのですが、
      彼から誘いを受け、悩みましたが
      引き受けました」HYBEがゲームに
      力を入れるのは自然な流れという
      印象を受ける。だが、最初からゲー
      ムありきの話ではなかったという。
      (次回に続く)


       

      BTS、SEVENTEENを擁するHYBE 
      ゲーム事業に参入するワケと勝算
               連載   4


        
       永続性の追求

      「HYBEの創業者であるバン・シヒ
      ョク議長の言葉を引用させてもら
      いますが、HYBEは総合的なエンタ
      ーテインメントビジネスを展開して
      います。ゲームはエンターテインメ
      ントと関連した全ての要素が含まれ
      ている魅力的なコンテンツです。HY
      BE IMを通じて総合エンターテイン
      メント企業としての永続性と競争力
      を強化していくために参入するので
      す」

H
H[YBE IMゲーム事業説明会でのプレゼンテーション内容

      (次回に続く)
     

      BTS、SEVENTEENを擁するHYBE 
      ゲーム事業に参入するワケと勝算
               連載   3


     永続性を持つために
     エンターテインメントライフスタイ
     ル・プラットフォーム企業を標榜(
     ひょうぼう)するHYBE。事業は「
     レーベル」「ソリューション」「プ
     ラットフォーム」の3つを柱にして
     いて、HYBE IMはソリューション事
     業の1つに属する。音楽ビジネスが
     中心のHYBEがレッドオーシャンのゲ
     ーム事業になぜ参入したのか? チ
     ョン代表は永続性を持つための取り
     組みだと説明する。
     (次回に続く)     

      BTS、SEVENTEENを擁するHYBE 
      ゲーム事業に参入するワケと勝算
               連載   2

     平手友梨奈をグローバルモデルに起用
     業界参入の理由は?
 

    『星になれ ヴェーダの騎士たち』は、“
     プレニス大陸”の闇の中で繰り広げら
      れる2DアクションRPGだ。圧制と闇
      に立ち向かう盛大な物語をテーマに
       している。2014年に韓国のFLINTが
     開発し、世界で累計2000万ダウン
     ロードを突破した「ドラゴンスラ
     ッシュ」の続編となる作品で、HYBE
     IMがパブリッシャーとして携わる。
     グローバルモデルには、HYBE JAPA
     N傘下のNAECOに所属している平手
     友梨奈を起用した。筆者も体験させ
     てもらったが、グラフィックは非常
     に美しく、快適な操作性が印象的だ
     った。自分のゲーマーとしての能力
     も試されるゲームだと感じたので、
      クリアした時の達成感は大きそうだ。
     (次回に続く)

      BTS、SEVENTEENを擁するHYBE 
      ゲーム事業に参入するワケと勝算
             新連載   Ⅰ

      BTSやSEVENTEEN、NewJean、
      LE SSERAFIMなどグローバルアー
      ティストを擁するエンターテイン
      メントライフスタイル・プラット
      フォーム企業を標榜(ひょうぼう)
      するHYBE。K-POPビジネスのトッ
      プランナーが、今度はゲーム業界
      に本格参入する

      アクションRPG『星になれ ヴェー
      ダの騎士たち』を4月2日にリリー
      スし、サービスを開始した。数々
      のグローバルアーティストを排出
      してきたHYBEが、なぜゲーム事業
      に本腰を入れるのか。同社のゲー
      ム事業を手掛けるHYBE IMのチョ
      ン・ウヨン代表取締役を直撃した。
      武田信晃 ITmedia 
                     (今回新連載です)

 



     
      日本のりリテール産業を救う
      エッジAI最前線   最終回 17

      共創で費用を抑えられる

      AIカメラなどエッジデバイスの導
      入コストはいまだ大きく、特に大
      規模運用・管理面ではさまざまな
      課題が残されている中、こうした
      協業によって、幅広い業種・業界
      のDX化を加速させ、より安価で高
      付加価値なソリューション提供が
      可能となります。こうした共創は、
      同事例だけでなく24年以降、世界
      中で活発に起きるものと予想され
      ます。より導入のハードルが下が
      り、ナレッジが蓄積することで、
      リテール業界のみならず他業界で
      も飛躍的にエッジAIの活用が活発
      に行われていくことになるでしょう
      (今回最終回です)。



      日本のりリテール産業を救う
      エッジAI最前線   連載 16

      競争から共創へ

      従来のエッジAI分野では、こうし
      た川上から川下までワンストップ
      で取り組む企業がほとんどでした。
      しかし、テクノロジーの進化によ
      って各企業の得意分野がはっきり
      しつつあり、業界の動きとして、
      “競争より共創”といった変化が起
      こりつつあるのも確かです。
      こうした動きはテレビゲームの
      黎明(れいめい)期と似ていま
      す。当初は各企業がハードとソ
      フトを一体で開発していましたが、
      ファミコンというハードの登場によ
      り、各企業はソフト開発に注力する
      ようになり、そして世界的に広が
      っていきました。それと似た現象
      が起こりつつあります。
      (次回最終回です)



       日本のりリテール産業を救う
        エッジAI最前線   連載 15

       AIカメラのデータの可能性

       このようにエッジAIの活用によっ
       て、クラウドAIよりも安価にオ
       ペレーションを効率化し、店舗
       の売り上げ拡大にとどまらず、
       広告の配信など新たな事業を
       創出できる可能性があります。
        言うまでもなく、その可能性
       の源泉はデータです。そのデ
       ータを取得し有効活用するに
       は、ハードウェアやソフト(
       ミドル)ウェア、そして、そ
       れらを管理・運用できるプラ
       ットフォームが必要になります。
       (次回に続く)



        日本のりリテール産業を救う
        エッジAI最前線   連載 14

        Aiカメラで最適な広告ができる

        他方で、AIカメラが来店客の性
        別や年齢などの属性をリアルタ
        イムで瞬時に解析。時間、天気、
        気温といった要素と合わせて、
        店舗内のデジタルサイネージに
        最適な広告を配信することが
        できるようになりました。
        サツドラではこのデジタルサ
        イネージ広告をメーカーに販
        売し、健康食品から飲料メー
        カー、日用品メーカーなど幅広
        い商品の出稿があったそうです。
        実際にエナジードリンクの販売
        数量が1.6倍に伸びたケースもあ
        ったといいます。実売につなが
        る広告として出稿が増えてくれ
        ば、店舗売り上げ以外の新たな
        収益源として期待できるかもし
        れません。
        (次回に続く)


      
         日本のりリテール産業を救う
         エッジAI最前線   連載 13

         AIカメラデータにPOSデータ
         紐づけで結果が可視化
         さらに、こうしたAIカメラのデ
         ータをPOSデータにひも付け、
         商品の購入に至ったプロセスを
         可視化できるようにしました。
         売れた理由、売れなかった理由
         は、従来のオフライン環境では
         推測でしか把握できませんでし
         たが、このひも付けによってさ
         まざまな要因が正確に把握でき
         るようになっています。
         (次回に続く)
         

         日本のりリテール産業を救う
         エッジAI最前線   連載 12

         過去のデータとの違い
         例えば、ある店舗では来店客の
         8割が「入口から直進している」
         という前提で、商品陳列が設計
         されていました。しかし、AIカ
         メラのデータを分析すると、入
         店後に直進する来店客は実際に
         は「全体の5割」。こうしたデー
         タの取得・分析を、従来の人力
         でなく、AIが正確に行います。
         (次回に続く)


         日本のりリテール産業を救う
         エッジAI最前線   連載 11

         AIカメラのデータ分析で判断

         北出CEOによると、このAIカ
         メラでは、来店客の属性や滞
         在時間、広告の視聴時間をAI
         が判別。このデータを分析し、
         商品配置の最適化や在庫管理
         の効率化を実現しています。


来店客の滞在時間や広告の視聴時間、来店客の属性をAIが判別。このデー
タを分析し、商品配置の最適化や在庫管理の効率化を実現している(AWL提供)

     (次回に続く)

     日本のりリテール産業を救う
     エッジAI最前線   連載 10

     200店舗で数分の一のコストに
     クラウドAIを使ったカメラの設
     置価格はピンキリではあります
     が、1店舗当たり30万~40万円
     ほどかかるのが一般的。加えて
     、通信コスト、映像を解析する
     クラウドサーバーの利用料など
     のランニングコストがかかりま
     す。エッジAIであれば、カメラ
     の設置費用を抑えることで導入
     費用も安くできます。端末内で
     必要な処理をして最低限のデー
     タをクラウドにあげるためラン
     ニングコストも安く抑えられる
     ため、1店舗当たりのコストを
     抑えられます。AWLの北出宗
     治CEOによると、約200店舗を
     展開するサツドラでは、一般的
     なコストの数分の一程度に抑え
     ることが「現実的なコスト感」
     だったといいます。
     (次回に続く(

     日本のりリテール産業を救う
     エッジAI最前線   連載 9
 
      北海創のドラッグチェーン
       「サツドラ」が導入

     こうしたエッジAIのメリット
     を生かして、リテールDXに取
     り組んでいるのが、北海道内
     にドラッグストアチェーンを
     展開している「サツドラ」で
     す。画像認識のコア技術開発
     とエッジAIカメラソリューシ
     ョンを提供するAWL(アウル
     、東京都千代田区)とタッグ
     を組み、2019年から既設の防
     犯カメラをAI化するソリュー
     ションを、さらに21年からデ
     ジタルサイネージに接続する
     AIカメラを、順次約100店舗で
     導入を始めました。
     (次回に続く)



     日本のりリテール産業を救う
     エッジAI最前線   連載 8

     重要な観点の 2

   (3)低遅延性

    クラウドAIでは前述の通りデー
    タ通信があるため、データのや
    り取りにタイムラグが発生して
    しまいます。一方、エッジAIでは
    デバイス内で処理が完結するため
    、低遅延での処理が可能です。
    このように今後、さまざまな現場
    の端末からデータを収集し、AIを
    活用しようと考えた場合、大量の
    データをクラウドにアップロード
    してから、AIに分析させて現場の
    端末に戻すことはコスト面でもプ
    ライバシー面でも現実的ではあり
    ません。世界的にエッジAIを活用
    していく流れは不可逆だと考えら
    れます。
    (次回に続く)



     日本のりリテール産業を救う
     エッジAI最前線   連載 7

     重要な観点の 2

    (2)通信・サーバーコスト

     クラウドAIでは、店舗にある
     サイネージとクラウドが基本
     的には常にデータ通信を行
     うため、通信コストがかさみ
     がちです。また、解析用のサ
     ーバーが必要でクラウドサー
     バーを使用する場合には高な
     利用料が発生します。一方、
     エッジAIでは端末内でデータを
     処理し、必要なデータだけク
     ラウドに送信するため、通信
     コストを圧倒的に低減するこ
      とができます。
     (次回に続く(



     日本のりリテール産業を救う“
      エッジAI最前線   連載 6

     重要な観点の 1

    (1)プライバシー

     クラウドAIでは、顔情報など個
     人を特定できる情報をそのまま
     外部サーバー(クラウド)に送
     りますが、EUでは一般データ保
     護規則(GDPR)を制定しており
     、明確に法律に抵触してしまい
     ます。一方、エッジAIではそう
     した情報の送信をしないことも選
     択できるため、個人情報やプライ
     バシーを守る観点でメリットがあ
     ります。
     (次回に続く)



      

      日本のりリテール産業を救う“
      エッジAI最前線   連載 5

      リテールDXにエッジAIが必
      要不可欠な理由  2

      タッチパネルを操作している
      利用者の属性や行動を判別し
      て、おすすめのコンテンツを
      配信するなど、ここでもAIが
      活用され始めています。ただ
     、現在のAIはクラウド上でAI処
      理を行う「クラウドAI」が主
      流です。では、AIをサイネー
      ジのようなエッジデバイスに
      搭載(エッジAI)し、端末側
      で推論や判断を行えるように
      したらどうなるのでしょうか
      ? 3つの観点から比較してみ
      ましょう。
       (次回に続く)



      日本のりリテール産業を救う“
      エッジAI最前線   連載 4

      リテールDXにエッジAIが必
      要不可欠な理由  1

      近年、スーパーやドラッグ
      ストアといったリテールの
      現場にもデジタルサイネージ
      を設置する店舗が増えてきて
      います。クラウド型のもの
      も多く、インターネットを
      通じて画面に表示されるコ
      ンテンツの制作や配信管理
      ができるシステムが主流で
      す。 一方、最近ではAIカ
      メラを搭載したサイネージ
      をご覧になったことがある
      方もいるでしょう。
      (次回に続く(



      日本のりリテール産業を救う“
      エッジAI最前線   連載 3

      北海道ドラッグストア大手
      サツドラの事例

      1月に米ラスベガスで開かれた
      世界最大級のテクノロジー見
      本市「CES 2024」でも、初め
      てエッジAI関連技術を集めた
      エリアが登場し、IntelやPCメ
      ーカー各社は「AI PC」という
      呼び方で、エッジAI関連技術
      や製品を発表し話題を集めた。
      生活者にとってより身近なリ
      テール分野においても、ここ
      1~2年でエッジAIの導入が急
      速に進んでいる。今回は、エ
      ッジAIを生かしたリテールDX
      に挑んでいる、北海道のドラ
      ッグストアチェーン大手「サ
      ツドラ」の事例を、AI開発ス
      タートアップIdein(イデイン
     、東京都千代田区)の中村晃一
      CEOが解説する。
      (次回に続く)



       日本のりリテール産業を救う“
       エッジAI最前線   連載 2

       エッジAIカメラはクラウドを
       当さずに使える

       昨今、エッジAIの活用が、さま
       ざまな業界で加速度的に広が
       ってきている。従来のクラウ
       ド上で学習を行う「クラウド
       AI」とは異なり、エッジAIは
       スマートフォンやカメラなどの
       電子機器に直接搭載され、デ
       ータセンターを介さずに端末内
       で処理するため、消費電力を大
       幅に抑えられる。将来的には、
       自動運転車や産業用ロボットな
       どの分野で活用が期待されてい
       る。リテールメディアを変える
       エッジAI カメラ
        (次回に続く)


       日本のりちーる産業を救う“
       エッジAI最前線   新連載 Ⅰ

       リテール業界はエッジAIを使っ
       たIoTによって飛躍的に進化で
       きる──そう話すのは、AI開
       発スタートアップのIdein(イ
       デイン、東京都千代田区)の
       中村晃一CEO。同社では、エ
       ッジAIのカメラやセンサー、
       マイクによってさまざまな店
       舗の収益改善に取り組んでき
       た。本連載ではエッジAIを使
       ったIoTでどう収益性改善に
       アプローチできるのか、大型
       百貨店やコンビニ、対面接客
       といったケースごとの事例を
       基にその方法を紹介する。
       中村晃一 ITMEDA
       (今回新連載dス(


       

        5500円のシャーぷペン  
        即完売    最終回 14


       昔の商品と比べる
       筆者は学生時代にクルトガを使うー
       っていた人間の一人だが、当時
       は技術力というより「くるくる
       回るのが楽しい」程度にしか考
       えていなかった。社会人になっ
       た今、クルトガから長らく離れ
       ていたが、愛用していた商品の
       進化を時代背景や生活様式に照
       らし合わせてみると意外な発見
       がありそうだ。年末年始の脳ト
       レとして、昔の商品と最新商品
       を比べてみるのも楽しいかもし
       れない。
       (今回最終回です)

       

        5500円のシャーぷペン  
        即完売     連載  13

 


       美しいがテーマ
       「筆記具としての価値だけで市場
       を取り続けていくのは難しいと思
       います。どうしても天井が来てし
       まう。そこでアナログ筆記の価値
       を振り返り、新しい企業理念とし
       て23年3月に『違いが、美しい。
       』を掲げました。本来われわれが
       提供してきた価値を、筆記用具で
       はない形だとしても取り組んでい
       きたいという意思表明です。新し
       い商品を出し、そこで得たニーズ
       を踏まえて、また次の商品や価値
       を模索していくことを大事にした
       いです」(西村さん)
       (次回最終回です)
        

        5500円のシャーぷペン  
        即完売     連載  12


        レギラー商品後も品薄状態

        23年3月にレギュラー商品として
        展開を開始してからも品薄状態
        が続いている。常に需要が供給
        を上回っており、入荷した途端
        に棚から消えることもある。文
        房具に高い関心がない層からす
        ると「書ければ何でも良くない
        ?」と思うかもしれない。三菱
        鉛筆は「書けること」以上にシ
        ャープペンシルを進化させるこ
        とで得られる競争優位性につい
        てどう考えているのか。
        (次回に続く)


        

         5500円のシャーぷペン  
         即完売     連載  11


        やっぱり学生がメインになる

        学生だけでなく、社会人にも需
        要が広がっているという。それ
        でも学生がメインの購入層であ
        ることについて、西村さんは「
        社会人になると使うとしてもボ
        ールペンになるかと思います。
        そしてPC作業などがメインに
        なるため、ボールペンを数時間
        使い続けるという場面はなかな
        かないかと。しかし学生は違い
        ます。授業中は基本的にシャー
        プペンシルを握っています。一
        瞬使うのと長時間使うのでは
        ニーズが異なります。社会人
        の方にも使っていただいてい
        ますが、やはりボリューム層
        は機能で選んでいる学生にな
        りますね」と話す。
        (次回に続く)       

        

         5500円のシャーぷペン  
         即完売     連載  10


        ミニマルな方向にシフト

        西村さんは「価格は他社でも
        3000円台など高価格帯商品が
        出てきているので、高すぎな
        いラインだと思っています。
        メインターゲットは変わら
        ず、中学~高校生です。ク
        ルトガダイブは技術的な要
        素が強いシャープペンシル
        なので、メカニック好きな
        男子学生から強く支持され
        ています」と話す。また、
        西村さんは「近年の生活様
        式の変化が影響している」
        とも分析している。数年前
        はたくさんペンを持ってい
        ることが人気だったが、現
        在はミニマルな方向にシフ
        トしているようで、機能性
        が高いものやお気に入りを
        長く使う傾向にあるという
        。そういったニーズに合わ
        せて機能性の変化や価格帯
        の変化が起こっているよう
        だ。
        (次回に続く)

             トップページへ             
              バックナンバー
              ックナンバー2


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

6.サブリース事業 55

2024-02-28 09:21:07 | サブリース事業

             トップページへ                 
             バックナンバー
             ックナンバー2


          

         5500円のシャーぷペン  new
         即完売     連載  9


         中~高校生高にすぎるか

         クルトガダイブの技術力の高さ
         は良く分かった。「ノックが集
         中力を妨げる」「自動で出るが
         書きづらい芯」といったこれま
         でなんとなく感じていた煩わし
         さを解消する画期的な商品で、
         2023年3月のレギュラー商品化
         後に即完売したのも頷ける。
         しかし、シャープペンシルを
         日常的に使うであろう中学~
         高校生からすると、5500円は
         なかなか手が出しづらいので
         はないか。
         (次回に続く)



         

         5500円のシャーぷペン  
         即完売     連載  8
        キャップの効果

         また、ペン先の保護という狙い
         もある。ペン先が出ていると
         衝撃が加わった時にパイプが
         折れてしまい、書き心地に影
         響を与えてしまうかもしれな
         い。長く使用できるようにキ
         ャップでペン先を保護してい
         るのだ。 キャップが生む「
         心理的な効果」もありそうだ
         。「キャップにマグネット
         を付けているので、はめた
         際に『カチリ』という音が
         するようにしたんです。ク
         ルトガダイブは”書くにの
         めり込む”をテーマに開発
         しています。音がするこ
         とで、書く作業に一区切り
         つける、切り替えるとい
         う意味付けができるよう
         にしました」(西村さん)
         (次回に続く)



         

         5500円のシャーぷペン  
         即完売     連載  7
         キャップで高級感を演出

        キャップもクルトガダイブを語
        る上で欠かせない存在だ。キャ
        ップがあることで、シャープペ
        ンシルっぽくない見た目になっ
        ている。どちらかと言うと、ボー
        ルペンや万年筆に近く感じる。
        価格に見合う高級感のある商品
        の演出に一役買っているようだ。
        もちろん機能面での意味合いも
        大きい。西村さんは「従来の自
        動芯繰り出しが搭載されたシャ
        ープペンシルでも使い始める時
        は一度ノックして芯を出す必要
        がありました。キャップをする
        ことで、芯が出ている状態でも
        保管できます。芯をしまう必要
        がないので、キャップを外して
        すぐに書き始められます」と説
        明する。


キャップも採用した(画像:三菱鉛筆提供)
           (次委に続く)



         5500円のシャーぷペン  
         即完売     連載  6
         芯の自動送り機能5段階に
         カスタマイズ

         クルトガの「40画書くと芯が1
         回転する」という機構を応用
         し、一定の画数に達すると自
         動で芯が出るように設計。ク
         ルトガと同じペースの40画で
         芯を出し続けると芯が出すぎ
         てしまうらしく、そこの微調
         整にも苦労したという。芯の
         消耗量も考慮した。筆圧や芯
         の硬度、使用シーンによって
         芯の消耗量は変わるため、個
         人差を踏まえ、芯の繰り出し
         量を5段階で調整できるよう
         に。自分好みにカスタマイズ
         できるわけだ。


芯の自動繰り出し量を5段階で調節できるようにした(画像:三菱鉛筆提供)

         (次回に続く)

         5500円のシャーぷペン  
         即完売     連載  5
         書きづらさを解消

         少し書きづらさを感じながら自
         動で芯が出るのを待つくらいな
         ら、普通にノックしてパイプと
         芯を出した方が良いと感じる人
         もいるだろう。クルトガダイブ
         の特徴はこの「書きづらさ」を
         解消した点にある。


クルトガダイブ、これまでのシャープペンシルと何が違うのか?
(画像:三菱鉛筆提供)

         (次回に続く9

         5500円のシャーぷペン  
         即完売     連載  4
         前からあった機能を
        「自動芯繰り出し機能自体はこ
         れまでにもありました。しか
         し従来品は、芯が減っていく
         と同時に金属部分のパイプも
         少しずつシャープの中に引っ
         こんでいく仕様でした。一
         定の位置までパイプが後退
         すると定位置に戻り、それ
         と同時に芯も出るのですが、
         それまではパイプを引きずる
         ような形になるので、書きな
         がらパイプがガリガリと紙に
         当たってしまうことがありま
         した」(西村さん)
         (次回に続く)

         5500円のシャーぷペン  new
         即完売     連載  3
         開発に15年

         さまざまな機能が搭載され、
         画期的な商品であることは
         間違いない。ただ、5500円
         はシャープペンシルを日常
         使いする中学~高校生が気
         軽に買える値段ではないの
         ではないか。構想~商品化
         まで15年かかった技術力に
         ついてだけでなく、価格や
         ターゲット設定について、
         同社の商品開発部 商品第1
         グループ 西村光貴さんに
         話を聞いた。
         (次回に続く)



         5500円のシャーぷペン  
         即完売     連載  2
         常に芯が尖った状態をキープ
         
         常に芯が尖った状態をキープ
         する「クルトガ」シリーズの
         独自機構に加え、クルトガダ
         イブにはノックいらずで芯を
         出せる「自動芯繰り出し機能
         」を搭載。また、シャープペ
         ンシルには珍しいキャップも
         付けた。キャップを外すだけ
         ですぐに文字を書き始められ
         るだけでなく、ペン先を保護
         する役割も担う。
         (次回に続く)

         5500円のシャーぷペンnew
         即完売    新連載  Ⅰ

         三菱鉛筆の新作シャープペンシ
         ル「KURUTOGA DIVE(クル
         トガ ダイブ)」は、今年大
         ヒットした商品の一つだ。
         5500円という強気な価格設
         定にもかかわらず、2022年
         に2回数量限定で販売した際
         には一瞬で店頭から姿を消
         した。


三菱鉛筆の新作シャープペンシル「クルトガ ダイブ」が大ヒットを飛
ばしている(画像:三菱鉛筆提供)

         高い技術力で、シャープペン
         シル市場をけん引する存在の
         三菱鉛筆。5500円という高価
         格に見合う技術や趣向を盛り
         込んだ。
         熊谷沙希   ITmedia
          (今回新連載です)



         年間18万件のお問い new
         合わせ削減 ジャパネット
                                                     最終回   8

         メーカーと強い信頼関係

         この商品改良の取り組みは、
         メーカーからも好評だ。中
         にはジャパネットで実施し
         た改良を、ジャパネットで
         販売していない商品にも反
         映させるメーカーもあると
         いう。ジャパネットはエン
         ドユーザー数、問い合わせ
          数や故障数が全て正確に出
         せるため、エビデンスが強
         くメーカーに強い交渉がで
          きるのも特徴だ。「メーカ
         ー様からは、出荷数、問い
         合わせ数からわかる正確な
         発生率を即時にフィードバ
         ックしている点に対して『
         非常にありがたい』という
         お声を多くいただいていま
         す」」(山岸部長)
         (今夏氏最終回です(



          年間18万件のお問い
          合わせ削減 ジャパネット
                                                      連載   7

          次回同様の問い合わせ0に

          その後、22年のフルモデル
          チェンジの際にプッシュ式
          ボタンに変更したところ、
          同様の問い合わせは0件に
          なったという。同社では
          このような商品改善を
          間60商品
に行うことで、
          1年当たり18万件の問い
          合わせ削減
につなげてい
          る。


とある商品改善事例では、問い合わせを0件まで改善
(情報提供:ジャパネットコミュニケーションズ、
編集部作成)
            (次回最終回です(



          年間18万件のお問い 
          合わせ削減 ジャパネット
                                                      連載   6

          問い合わせにヒント有

          こういった内容をレポート
          し、メーカーの開発部門や
          製造部門、設計部門、品質
          管理部門と連携し、商品改
          良に取り組んでいます」
          (山岸部長) 過去の事例
           では、19年に販売したシ
          ェーバーのスライド式電源
          ボタンに対して「手がぬれ
          ていると電源をスライドし
           にくい」「電源がどこか分
          からない」との問い合わせ
          が複数確認された。データ
          から、問い合わせは「風呂
          場で使いにくい」「そもそ
          も仕組みが分からない」と
          いう2種類の意見があると
          分析し、メーカーに共有。
          21年には、ボタンに滑り止
          めの溝を追加した。
          (次回に続く)



          年間18万件のお問い 
          合わせ削減 ジャパネット
                                                      連載   5

          問い合わせの原因を解明

          商品改良を検討する際は
          「なぜ問い合わせが発生
          しているのか、原因を究
          明することが重要です」
          と山岸部長は強調する。
           「例えば『電源が入ら
          ない』という問い合わせ
          がよく発生するのですが、
          これは電話口での説明に
          より解決することが多い
          です。ということは、商
          品不良ではなく、お客さ
          まにとって商品の使用方
          法が分かりにくいのでは
          ないかと想定されます。
          (次回に続く)



          年間18万件のお問い 
          合わせ削減 ジャパネット
                                                      連載   4

          常に商品改膳に努める」

          同社では、問い合わせは全
          てデータで管理している。
          問い合わせを受ける際オペ
          レーターは、自社で開発し
          たFAQツールに沿って対応。
          電話終了後にどういった着
          地になったかを管理画面上
          に計測している。同社は商
          品ごとの出荷数や販売数を
          基に、問い合わせ発生率
          算出している。こうしたデ
          ータを常に確認し、品質管
          理に努めている。販売数に
          対する問い合わせ発生率が
          平均を上回る商品は、即時
          メーカー、バイヤーに商品
          改善を促す。メーカーサイ
          ドでの改善が難しい場合は、
          ジャパネット内での販売停
          止を依頼するなど、品質管
          理を徹底している。


商品の入電状況を常時監視し、問い合わせの入電率が平均以上の商品
は「注意商品」とし、商品改善を急ぐ(提供:ジャパネットコミュニ
ーションズ)
            (次回に続く)「



          年間18万件のお問い 
          合わせ削減 ジャパネット
                                                      連載   3

          すべて自社で行っている

          問い合わせ数の削減に大き
          く貢献したのは、同社のア
          フターサービスセンターだ。
          (ジャパネットでは常時60
          0アイテム前後の商品を取り
          扱っているが、販売した商
          品に対する問い合わせは、
          各メーカーではなく、全て
          同社のコールセンターで対
          応している。自社で運営す
          るアフターサービスセンタ
          ーは、購入後の問い合わせ
          に対応する。内容は商品の
          操作説明や返品、修理の受
          付などがメインだ。掃除機
          、エアコン、テレビ、シャ
          ワーヘッド、炊飯器に関す
          る問い合わせが多い。


コンタクトセンターの組織構成(ジャパネットコミュニケーションズの
資料より編集部作成)
            (次回に続く)「



          年間18万件のお問い 
          合わせ削減 ジャパネット
                                                      連載   2

          削減の理由を聞く

          「なぜお問い合わせが発生
          したのか原因を追究し、メ
          ーカーと連携しながら年間
          約60商品の改善を実施して
          います」そう話すのは、ア
          フターサービス部の山岸武
          博部長だ。どのように年間
          18万件の問い合わせを削減
          したのか。自社で商品を扱
          わないジャパネットは、メ
          ーカーとどのような関係を
          築いているのか。山岸部長
          に話を聞いた。
          (次回に続く)

          年間18万件のお問い 
          合わせ削減 ジャパネット
                                                     新連載   Ⅰ

         「ジャパネットたかた」のコ
          ールセンターがスゴイ。
          ジャパネットホールディン
          グスのグループ企業で、コ
          ールセンター業務を自社運
          営するジャパネットコミュ
          ニケーションズ(福岡市)
          は、顧客の声を分析し、メ
          ーカーと連携して商品改良
          を推進。年間18万件の問い
          合わせを削減
したという。
          ほしのあずさ・大村果歩            
                itMEDIA
                                     (今回新連載です)



          ファミマ「服」が  new
         爆売れ  最終回   7
         定番アイテムにつき拡大可能

         「アパレル全体の市場規模に
         比べると当社の売り上げはま
         だ全然大きくないことに加え、
         流行に左右されない定番のア
         イテムを中心にそろえている
         ため、売り上げはもっと大き
         くできると思っています。具
         体的には、今後も毎年1.3~1.
         5倍のペースで売り上げを伸
         ばしていけると考えています」
          コンビニでコーヒーを買う
         光景が当たり前になったよう
         に、コンビニで普段着を買う
         こともまた当たり前にしてい
         きたいと意気込む須貝氏。街
         のコンビニが担う役割は、今
         後もさらに拡大していくのだ
         ろう。
         (今回最終回です)



           ファミマ「服」が 
         爆売れ   連載   6
         アパレル市場縮小傾向に

         各主要都市に旗艦店という形
         で同様の取り組みを行ったり、
         地方限定の特色を出していっ
         たりする可能性もあります。
         実際にお客さまから『もっと
         いろんなところで買えたら
         いいのに』という声もいただ
         いています」一方で、アパレ
         ル業界全体の市場規模は1990
         年に15兆円を超えていたが、
         現在は10兆円以下にまで縮小
          している。こうした局面でア
         パレル事業を拡大することに
         ついてはどう考えているのか。
         (次回最終回です)



          ファミマ「服」が  
          爆売れ   連載   5
          全国展開の可能性あり

          コンビニの店舗内に、服屋
          のように商品をハンガーで
          陳列して成功をおさめた麻
          布台ヒルズ店。このトライ
          アルの成功からどのような
          展望を描いているのか。「
          まだオープンから2週間しか
          たっていませんが、この
          期間の数字を見て判断する
          のであれば、全国に展開す
          る可能性も十分にあると考
          えています。
          (次回に続く)



          ファミマ「服」が  
          爆売れ   連載   4
          太陽と星のTシャツ爆売れ
          「1人で5~6万円分の服を
          買うお客さまも複数いま
          した。最も売れたのは昔
          のファミリーマートのロ
          ゴをあしらった『太陽と
          星のTシャツ』です。発
          売から1時間以内に最初
          に準備していた分が売り
          切れ、その後も再陳列を
          待つ方が並んでいました」
          (須貝氏)
          (次回に続く)

          ファミマ「服」が  
          爆売れ   連載   3
          アイテムも豊富になる
          同ブランドの開始当初は、
          靴下などの基本的なアイ
          テムがラインアップの中
          心だった。現在では撥水
          パーカーやカーディガン、
               ショートパンツ、サンダ
          ルなど今までのコンビニ
          には並んでいなかったカ
          テゴリーを取りそろえて
          いる。21年10月にプロジ
           ェクトに参画した須貝氏
            はこう振り返る。
          (次回に続く)

          ファミマ「服」が  
          爆売れ   連載   2
          目的買いにシフトする

          コンビニエンスウェアとは、
          ファミリーマートで扱う衣
          料品を見直し、客のニーズ
          を「緊急需要」から「目的
          買い」にシフトさせるべく
          スタートしたブランドだ。
          19年に関西エリアで実験を
          経て、21年3月に全国展開
          している。コンセプトは「
          いい素材、いい技術、いい
          デザイン」。ファッション
          デザイナーの落合宏理氏と
          共同開発し、素材やシルエ
          ット、パッケージデザイン
          に至るまでこだわったとい
          う。


パッケージデザインにもこだわり(出所:プレスリリース)

         (次回に続く)

         ファミマ「服」が  
         爆売れ  新連載   Ⅰ
         ファミマ麻布台ヒルズ店

         ファミリーマートが2021年
         3月から全国展開している
         「コンビニエンスウェア」
          というアパレルブランド
          がある。同社のブランド
          カラーである緑と青のラ
           インがあしらわれた靴下
           を見たことがある読者も
           多いのではないか。 11
           月24日にオープンした「
           ファミマ!!麻布台ヒルズ店
           」では壁面を大きくつかっ
           て衣料品を陳列している。
           靴下やタオルだけでなくデ
           ニムジャケットまで並ぶ店
           内は、アパレルショップの
           雰囲気すら感じさせる。


ファァミマ!!麻布台ヒルズ店には服が並ぶ(編集部撮影、以下同)
            岡安大志       itmedia
                                               (今回新連載です)

  

          マックより人気米最強  new
             ファーストフーズ
               最終回   13
          人気は盤石
          圧倒的な売り上げの差にド
          ローンまで使われると、ド
          ナルド・マクドナルドさえ
          カーネルの後を追って道頓
          堀に飛び込みたくなるかも
          しれません。それほどまで
          に、米国におけるチックフ
          ィレ人気は盤石なのです。
          (今回最終回です)

          マックより人気米最強  
             ファーストフーズ
                連載   12
          実験とマーケティング

          サービス利用者宅では家の
          ドライブウェイ(ガレージ
          前の道路)もしくはバック
          ヤード(裏庭)の上空でホ
          バリングしながら、ケーブ
          ルを下ろして注文品を届け
          ているのです。手数料を無
          料にしても人件費などで割
          高となりサステナブルなデ
          リバリーではありません。
          したがってドローンによる
          宅配は実験でありながら、
          マーケティングとしての機
          能も果たしています。
          (次回最終回です)



          マックより人気米最強  
             ファーストフーズ
                連載   13
          ドローン宅配の動画
          公開されたドローン宅配の
          動画を見るとチックフィレ
          から注文品を渡されたDro
          neUpのスタッフが注文品を
          専用のパッケージに梱包(
          こんぽう)して、ドローン
          に取り付けています。機体
          下にパッケージを装着した
          後、垂直にテイクオフ。連
          邦航空局が承認したDrone
          Upのオペレーターがドロー
          ンを操縦し空輸です。
          (次回に続く)

          マックより人気米最強  
             ファーストフーズ
                連載  12
          ドローン宅配

          Walmart(ウォルマート)
          とも提携しドローン宅配
          を行っているDroneUpの
          ドローンはフライトオペ
          レーターが必要で、機体
          にあるカメラを介してモ
          ニタリングしながら操縦
          する仕様です。そのため
          移動式の管制塔を店舗敷
          地内のハブ(空港)に設
          置しています。


チックフィレのドライブスルーはマイクやスピーカーを介さず専任ス
タッフが直接受注する。人気のためライバルチェーンより長く待たさ
れる欠点も。解消に向けドローンデリバリーの実証実験を始めた
(筆者撮影)
           (次回に続く)



         マックより人気米最強 
          ファーストフーズ
                連載  11
         宅配の実験始める

         そこで、待たせないように
         するためかチックフィレは
         11月13日、同社としては初
         となるドローン宅配を開始
         したことを発表しました。
         とはいっても期間限定とな
         るフライドチキンの空輸は
         ドローン開発のスタートア
         ップ、DroneUp(ドローン
         アップ)と提携したテスト。
         場所はフロリダ州タンパ郊
         外のブランドン地区にある
         1店舗のみ。ドローンデリバ
         リーの対象はチックフィレ
         ・ブランドン店から1.2マイ
         ル(2キロメートル弱)圏内
          となっています。手数料は
          無料ですが、利用時間は月
           曜~金曜の午前10時~午後
          6時。周囲が住宅街であるこ
         とから、悪天候での空輸は
         行わないといいます。
         (次回に続くf)



         マックより人気米最強  
           ファーストフーズ
                連載  10
         ドラオブスルーの違いは

         一方で、KFCもマックもチッ
         クフィレに負けていないとこ
         ろがあります。それは、ドラ
         イブスルーの平均待ち時間
         です。ファストフードチェー
         ン大手10社を対象にした調
         査 
によると、チックフィ
         レのドライブスルーの平均
         待ち時間は509秒(8分29秒)
         とあり10社中、最も長い待
         ち時間となっています。 
         KFCは302秒(5分2秒)で最
         も短く首位。競合に比べ3分
         以上もチックフィレで待た
         されるのは、圧倒的な人気
         だからです。ドライブスル
         ーに並んでいる平均台数は
         チックフィレが4.74台でダ
          ントツのトップ。KFCはチ
          ックフィレより3台弱少な
         い1.98台しかありません。
         (次回に続く)



          マックより人気米最強  
             ファーストフーズ
                連載   9
          売上が年間1店舗12億円

          チックフィレが公開した400
          ページ超におよぶフランチ
          ャイズ開示文書(Franchise
          Disclosure Document)の64
          ページ目に、1店舗あたりの
          リアルな年間売上高が記述
          されています。モールなど
          に出店する小型店を除く国
          内店(約1800カ所)の1店
          舗あたりの売上高の中間値
          は796万9510ドル(約12億
          円)とあります。1店舗あた
          りの売上高の平均は814万2
          257ドル(約12億円)。しか
          も国内1800店の31%となる
          優良店は900万ドル(約13.5
          億円)を超えているとの記述
          です。 日本マクドナルドH
          Dは21年12月期通期決算で1
          店舗あたりの平均月商が上場
          以来最高となる約1800万円と
          なりました。外食業界の巨人
          も1店舗あたりの年間売上は2.
          2億円。チックフィレの米国で
          の人気ぶりが分かると思います。
          (次回に続く)



          マックより人気米最強  
             ファーストフーズ
                連載   8
          2位を30%上回る

          2位は全米に600店を展開す
          るレイジング・ケインズ(
          Raising Canes)ですが、同
          社の385万ドル(約5.8億円
          )をチックフィレは30%も
          上回っているのです。3位は
          テキサス州を地場に900店弱
          を展開するワッタバーガー
           (Whataburger)。4位はイン
          &バーガー(In-n-Out Burg
          er)の306万ドル(4.6億円)
          です。 5位に外食チェーン
          の巨人であるマクドナルド
          の294万ドル(4.4億円)が
          入ってきます。KFCは1店舗
          あたりのファストフードチ
          ェーンの売上高ランキング
          で20位以内に入っていませ
          ん。
          (次回に続く)



           マックより人気米最強  
             ファーストフーズ
                連載   7
          1店舗の売上げ7.5億円

          レモンを思い出す以上に、
          カーネル氏がさらに酸っぱ
          い顔になりそうな事実があ
          ります。チックフィレの1
          店舗あたりの売り上げです。
          市場調査や消費者動向に関
          するデータや統計を提供す
          る世界最大級のプラットフ
          ォームのスタティスタ(St
          atista)によると、20年の1
          店舗あたりの売上高でチッ
          クフィレは堂々の1位。な
          んと501万ドル(約7.5億円
          )にも上っていました。
          (次回に続く)

            トップページへ                 
             バックナンバー
             ックナンバー2

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする