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赤羽ホルモン焼2年 new
どう凌いだ 連載 5
都の要請に従う
「昨年5月までは都の要請
に従ってきたんです。アル
コールなしで時短営業して
いました。でもそうすると
全然売り上げが上がらない。
協力金が入ったのも申請か
ら半年後とかですごく遅く
て。そこで、銀行から借り
入れを行いました。やはり、
未知のウイルスで人の命に
関わることです。実際、ど
こまで感染が広がるのかわ
からずに、初めのうちは都
の要請に従っていましたが、
やはり会社です。
(次回に続く)
赤羽ホルモン焼2年 new
どう凌いだ 連載 4
宣言が出たときは東京都の
要請に従って休業しました。
そしてちょうどその頃、お
客さんの知り合いが韓国チ
キンを売り出し始めたとい
うことで、そのチキンをテ
イクアウトとUberEatsで販
売することにしたんです」
いくどん赤羽店は筆者も頻
繁に食べに行っていたが、
昨年のまん防中でもアルコ
ールを提供していた覚えが
ある。そのため、いくどん
は都の要請にずっと従って
いなかったと思いこんでい
た。
(次回に続く)
赤羽ホルモン焼2年
どう凌いだ 連載 3
コロナ禍で売り上げ激減
「いくどん」は都内に約30
店舗系列店をかまえており、
マーシー氏も最初はいくど
ん町田店(本店)の常連客
からアルバイトとなり、そ
の後に赤羽店の店長を任さ
れるようになった。コロナ
前までいくどん赤羽店の売
り上げは右肩上がりだった。
ところが2020年3月、コロ
ナ禍となり、客が激減。通
常なら月数百万円の売り上
げが出るところが、月の売
り上げが数万円となってし
まったこともあった。
(次回に続く)
赤羽ホルモン焼2年
どう凌いだ 連載 2
赤羽一番街シルクロード
厳しい局面を乗り越えた、
さまざまな飲食店のコロナ
禍の過ごし方と今をたどる
連載第2回。今回は、赤羽
一番街のシルクロードと呼
ばれる通りにある「ホルモ
ン焼き いくどん」赤羽店
の店長、倉持正志氏、通称
「マーシー」氏に話を聞い
た。マーシー氏は赤羽の飲
み屋街の中でもちょっとし
た有名人で、客を「いらっ
しゃいマーシー!」という
掛け声で陽気に迎えてくれ
る。
(次回に続く)
赤羽ホルモン焼2年
どう凌いだ 新連載 Ⅰ
せんべろ(1000円でベロベ
ロに酔える)の街の 1 つと
して有名な東京都北区赤羽。
東京の中では北端にあり、
荒川を挟んで埼玉県川口市
との県境に位置する。JR赤
羽駅、東京メトロ赤羽岩淵
駅を擁し、交通の便がよく
通勤客など埼玉県の人もた
くさん立ち寄る。筆者も数
カ月前まで赤羽に住んでい
たので、赤羽の飲み屋街に
はそこそこ詳しい。昔は夜
勤を終えた工場の労働者の
ために朝から飲み屋が開い
ていた名残があり、今でも
昼間から飲める街として栄
えている。そんな、飲み屋
街が支える街・赤羽もこの
コロナ禍で大打撃を受けた。
姫野 桂 フリーライター
(今回新連載です)
JR東海鉄板ナポリタン new
専門店挑戦 最終回 20
夜の集客がいまいち
また、夜は味噌味のホルモ
ンとシャキシャキのモヤシ
を熱々の鉄板でいただく「
てっちゃんもやしガーリッ
ク」などの鉄板料理を肴に
お酒も楽しめる。オープン
から3カ月が経った今、店
の経営状態はどうなのか。
「店の周辺は飲食店が少な
いこともあって、近所に住
む方や近くにある会社で働
いている方がランチを食べ
に来てくれますが、夜の売
り上げが今ひとつ伸びてい
ません。『トラッツィオー
ネ』で出していたステーキ
やローストビーフなどを充
実させようかと検討中です。
正直、まだまだこれからで
すね」と、内田さん。その
表情は決して暗くはない。
自慢の鉄板ナポリタンで閉
塞感の漂う飲食業界に光を
照らし、ひいては名古屋の
街を盛り上げてほしいと願
うばかりである。
(今回最終回です)
JR東海鉄板ナポリタン
専門店挑戦 連載 19
今年2月に開店
喜びに耽る間もなく開業準
備を進めて、今年2月にオ
ープンさせた。看板メニュ
ーの鉄板ナポリタン「昔な
がらのナポリタン」のほか、
牛肉がたっぷりと入る「ゴ
ロゴロミンチのボロネーゼ
」や名古屋名物の「ナゴヤ
めしの定番あんかけスパ」
も用意した。さらにグラン
ドメニュー以外に日替わり
のパスタも作り、内田さん
は毎日SNSで発信している。
(次回最終回です)
JR東海鉄板ナポリタン
専門店挑戦 連載 18
開業チャレンジ 合格する
開業チャレンジ制度の選考
は、2 回にわたって行われ
る。1次審査は資料を使っ
てのプレゼンテーション。
それをクリアすると、2次
審査で収支計画について説
明する。内田さんは自ら企
画した鉄板ナポリタン専門
店「とらのこ亭」に懸ける
思いの丈を語った。そして、
5月下旬に合格の通知を受け
た。
(次回に続く)
JR東海鉄板ナポリタン
専門店挑戦 連載 17
とらねこ亭で再出発
開業するにあたり、やはり
店の立地も重要である。が、
コロナ禍とはいえ駅構内や
駅周辺はテナント料が高く、
利益が圧迫されるのは目に
見えていた。「JRの沿線で
はないエリアの物件も見に
行きましたし、どれだけ探
したかわからないほどです。
最終的には予算と広さの関
係で今の、この場所に決め
ました。厨房機器やテーブ
ル、椅子などは『トラッツ
ィオーネ』で使っていたも
のを再利用することでコス
トを抑えました。そして、
『トラッツィオーネ』から
派生した店という意味を込
めて『とらのこ亭』と名付
けました」(内田さん)
(次回に続く)
JR東海鉄板ナポリタン
専門店挑戦 連載 16
懐かしさ+ブラッシュUP
鉄板ナポリタンが食べられ
るのは、古くからある喫茶
店。麺やケチャップにこだ
わっているわけでもなく、
そもそもきちんとしたレシ
ピに基づいて作っているわ
けでもない。喫茶店で食べ
る鉄板ナポリタンは、料理
としての美味しさよりも昔
どこかで食べたことのある
懐かしさを味わうものなの
だ。一方、内田さんがめざ
したのは、懐かしさはその
ままに、食材や味付けを 1
つ1つ見直して従来の鉄板
ナポリタンをさらにブラッ
シュアップさせた専門店の
名に恥じない味だった。「
トラッツィオーネ」で人気
を博したのもそこに理由が
あったのだ。
(次回に続く)
JR東海鉄板ナポリタン
専門店挑戦 連載 15
鉄板ナポリタン専門店
「店のメインとなるメニュ
ーは、鉄板ナポリタンと決
めていました。『トラッツ
ィオーネ』ではフードの注
文の5割は鉄板ナポリタン
でした。1日最高で370食も
出たことがあります。これ
が食べられなくなるのはも
ったいないと思っていまし
た。そこで鉄板ナポリタン
の専門店として開業したら
勝算があるのではないかと」
(内田さん)