飲食居抜きソムリエ  山田 茂  飲食を辞める始めるときのブログ                 

飲食店を希望を持って始めたり順調に多店舗化したり、内装設備に費用がかなり掛かります。その投資を回収できます。

4.売上50%UP作業計画(15)

2016-09-11 09:32:03 | 宅建取引主任士

       売上UP相談は
       早めの相談がより効果的です       

       

       広がるドラレコ      new
       スマホ接続        新連載(1)

       販売数2年で倍増

       自動車の車内から運転状況を撮影し、記録する
       ドライブレコーダーの普及が加速してきた。普
       及拡大を見込んだメーカーの参入も相次ぎ、市
       場は大きな盛り上がりを見せている。自動車の
       車内から運転状況を撮影し、記録するドライブ
       レコーダーの普及が加速してきた。万一の交通
       事故の際に貴重な証拠を確保するものとして業
       務用を中心に開発されてきたが、一般向けの製
       品も充実。スマートフォンとの接続や安全運転
       支援など、単純な記録以外の機能を備えた機種
       も登場し、国内の販売台数は急ピッチで増えて
       いる。普及拡大を見込んだメーカーの参入も相
       次ぎ、市場は大きな盛り上がりを見せている。
                      産経新聞
       (今回 新連載 です)

       空前の人気  new   最終回(15)
       若者がはまる「新型ラップ」  

       ウタモノラップの登場

       特筆すべきは、こうしたラップのヒット曲が、
       芸人であるオリラジやアイドルのももクロな
       ど、さまざまなジャンルの人によって生み出
       されるようになったこと。また、いわゆるラ
       ッパー的なビジュアルをしていない、一見普
       通の格好をしている、ぼくのりりっくのぼう
       よみ(18歳)、女性ラッパーで去年メジャー
       デビューした19歳のDAOKO、CDショップ大
       賞2016で準大賞を受賞した女性ラッパーを有
       する水曜日のカンパネラなどが登場したこと。
       また、彼らがこれまでメロディのなかったラ
       ップにメロディをつけた、歌かラップか分か
       らないいわゆる「ウタモノラップ」を歌うケ
       ースが多くなっていることで、これまでより
       も一般の若者にラップが非常に身近に感じら
       れるようになったことが、「第3次ラップブ
       ーム」を引き起こしているのかもしれません。
       (今回 最終回 有り難うございます)

 

       空前の人気       連載中(14)
       若者がはまる「新型ラップ」  

         2000年代の第2次ラップブーム

       他にも93年、m.c.A・Tがシングル『Bomb A
        Head!』をリリース。94年にEast End×Yuri
       がシングル『Da. Yo. Ne』をリリース。97年
       にはDA PUMPがデビュー。99年にはDragon
         Ashがアルバム『Viva La Revolution』をリリ
       ースしました。次に、「第2次ラップブーム」
       は2000年代に入ってからで、KICK THE CAN
        CREW(例えば2002年『マルシェ』など)やRI
       P SLYME(2002年『楽園ベイベー』など)な
       どがヒット曲を連発しました。そして、この数
       年起こっているのが「第3次ラップブーム」で
       す。前述したように、例えば、オリラジ率いる
       RADIO FISHの「PERFECT HUMAN」、LDH
       からデビューした初のラップグループDOBER
       MAN INFINITY、AAAからラッパーとしてデ
       ビューしたSKY-HIはヒットチャートなどで上
       位を獲得しています。
       (次回 最終回 お楽しみに)

       空前の人気       連載中(14)
       若者がはまる「新型ラップ」 

       第3次ラップブームはいかにして生まれたか

       今時の若者が、ラップにはまっている実態はい
       かがでしたでしょうか?

       現在のラップブームを若者の視点で分析しても
       らいましたが、もう少し音楽業界側からの視点
       で考えてみたいと思います。まず、現在のラッ
       プブームは、「第3次ラップブーム」と呼ばれ
       ていますが、そもそも「第1次ラップブーム」
       は90年代に起こりました。その象徴が1994年
       の『今夜はブギーバック』(スチャダラパー
       featuring 小沢健二)で、CDセールスが50万
       枚を超えた日本語ラップです。
       (次回に続く)

       空前の人気       連載中(13)
       若者がはまる「新型ラップ」  

       自分の本音を代弁してもらっている

       そんな中、ラップ、特にフリースタイルラップ
       は、時には汚い言葉が飛び交うほどに本音と本
       音をぶつけ合う。その姿は、なかなか本音を出
       せずに抱え込んでいる若者にとっては痛快だ。
       まるで自分の本音を代弁してもらっているかの
       ようで若者たち興奮させる。そして、相手のラ
       ップに対して、即興で的を射た返しをするアド
       リブ力。さらには返すだけでなくビートに乗り
       ながらリズム良く、韻まで踏んだうえでアンサ
       ーをする音楽センスとボキャブラリーの豊富さ
       は、現代の若者が求めているものに限りなく近
       いのではないだろうか。そのようなラップに対
       するあこがれから、リスペクトするラッパーの
       ファッションなどを真似する若者も多くなって
       きている。海外で生まれたラップを、日本語
       ラップとして流行らせたラッパーたちは、外国
       の文化にとても敏感だ。いち早く海外の流行を
       取り入れ、求心力と発信力を併せ持つ彼らは、
       若者の間で次のトレンドリーダーになっていく
       のではないだろうか。
       (次回に続く)

        空前の人気       連載中(12)
       若者がはまる「新型ラップ」  

                    若者ウケするラップの魅力とは

                    現代の若者は、SNSにより交友関係が広がり
                   すぎた結果、自分の知らないところで友だち
                   と友だちがつながっている可能性があること
                   から、所属するコミュニティが増える一方で、
                   自分の本音を話せる場は少なくなってきてい
                   る。また、スマートフォンによって欲しい情
                   報はすぐ手に入れられるため、調べれば誰で
                   も分かるような情報よりも、人との会話の中
                   で生きるコミュニケーション能力やアドリブ
                   力などの価値が高まってきている。交友の幅
                   が広がり、どんな人とでもコミュニケーショ
                   ンをとる必要が出てきたことも背景にはある
                   だろう。
                   (次回に続く)

        空前の人気       連載中(11)
       若者がはまる「新型ラップ」  

       人気ラッパーKOHHはパリコレに出演

       また、ブランド志向が強いラッパーも増えてき
       ており、SNSに投稿される彼らのファッション
       画像が注目を集めている。中でも、若者に人気
       のKOHHはラッパーの実力もさることながら、
       パリコレに出演したという異色の経歴を持ち併
       せており、トレンドの最先端を行く見逃せない
       存在だ。ブランドが持つ上品なイメージと、ラ
       ップは意外とよくマッチする。リズミカルに言
       葉を紡ぎだす「知的さ」や、相手をdisり合う前
       提としての「礼儀正しさ」など、内にあるもの
       をさりげなく引き出しているのではないだろう
       か。ファッションは、現代のラップをより魅力
       的なものに仕立てる、見逃すことの出来ない要
       素ではないかと思う。
       (次回に続く)

       空前の人気        連載中(10)
       若者がはまる「新型ラップ」 

       事例3 ファッション

       首から下げられる派手なネックレスや腕に輝く
       アクセサリー、そして特徴的なダボダボのズボ
       ン……。ラッパーといえば、アクの強いヒップ
       ホップ・ファッションを身にまとい、オラオラ
       している姿を思い浮かべる方が多いのではない
       だろうか。だが、最近の若者ラッパーのファッ
       ション事情は以前とは対照的。スタイリッシュ
       なストリートファッションが主流となってきて
       いるそうだ。先日、大学対抗のイベントに参加
       したAさんの格好は、ノースフェイスのズボン
       と白いTシャツにノーマルなジャージ。シンプ
       ルでありながら、どことなくお洒落さを感じさ
       せる。
       (次回に続く)
       ★お知らせ
        9月3・4日は更新ありません

        空前の人気     連載中(9)
        若者がはまる「新型ラップ」 

       SNSばえを狙う若者に合う 

       元々、Instagramでは大量のタグを付けて投稿
       することが流行っていたが、それが一般化され
       過ぎた結果、タグが少ない投稿はビジュアル的
       に物足りなく感じられるようになってきた。た
       だ、単語を羅列するだけのタグでは変わり映え
       がせず、つまらない。そんな中でこのタグラッ
       プは、「自分の投稿した写真」をお題に韻を踏
       んだラップ調のタグを付けていくことで、読む
       時にリズムがつき、他の投稿との差別化が図れ
       る。また、韻を踏むことで自分のボキャブラリ
       ーの豊富さを示し、普段は見えない(意外と知
       的な)一面をアピールすることもできるかもし
       れない。そのため、少しでもSNS映えを狙おう
       とする若者のニーズに合い、流行っているので
       はないだろうか。
       (次回に続く)

 

         空前の人気       連載中(8)
         若者がはまる「新型ラップ」 

       事例2 タグラップ

        ラップの影響は意外なところにまで及んでいる。
       タグラップとは、InstagramやTwitterなど、S
       NSで投稿する際に付けるタグをラップ調にする
       ことである。都内に住む大学3年生のC君も、こ
       のタグラップをInstagramで用いている。彼は
       先輩からYouTubeにある『フリースタイルバト
       ル』の動画視聴を勧められたことがきっかけで
       ラップ好きになったという。ラップの中でも特
       に「韻を踏む」という部分にとても魅力を感じ
       たが、自らの日常生活でフリースタイルバトル
       をする機会など無く、韻を踏む機会も無かった。
       そんな時に目にしたのが、Instagramのタグを
       ラップ調にする投稿。これなら自分にもできる
       と思いやり始めたそうだ。普通に投稿するより
       も多くの”いいね!”がもらえるらしく、今では
       頻繁に使用しているという。
       (次回に続く)

 

         空前の人気        連載中(7)
         若者がはまる「新型ラップ」

         相手のことをよく知っていないとできない

         ラップの魅力として多くの人が挙げるのは、
        相手に本音をぶつけられるということだ。
        筆者も含め、日本人は基本的に相手に対し
        て「思っていることを言えない」人が多い
        と感じる。ただ、ラップのバトルとなれば
        disり合いが当たり前だ。他人をののしる
        のは、簡単ではない。相手のことをよく知
        っていないとできないし、相手のことを信
        頼していないとできない。もしいいかげん
        に取り組もうものなら人間関係が壊れてし
        まう。SNSがこれだけ普及し、他人にどう
        思われているか、以前よりも敏感になる人
        が多くなっている。そんな状況の中で、本
        音をぶつけ合えるラップが、多くの若者た
        ちにとって魅力的に感じられるのかもしれ
        ない。
        (次回に続く)

 

        空前の人気       連載中(6)
         若者がはまる「新型ラップ」

         友人がはまる

         「友人の間でのラップに対するリアクション
         が最近、明らかに変わってきた」と彼女は
         語る。ラップに関心があると思っていなか
         った彼女の友人が、渋谷でサイファーのイ
         ベントを観客として楽しむといったケース
         があり、そう感じるそうだ。サイファー以
         外にも、普段からラップのイベントに訪れ
         ることも多い。先日も『フリースタイルダ
        ンジョン』の出演者が出ているライブを楽
        しんだそうだ。また、それ以外にもラップ
        のグループが出演している野外フェスや、
        ラッパーが出した本のイベントにも訪れる
        ほどだという。
        (次回に続く)

       空前の人気     連載中(5)
       若者がはまる「新型ラップ」

       誰でも飛びいり参加できる

       また、年齢や性別など関係なく飛び入り参加
       できるのも、サイファーの魅力のひとつとな
       っている。都内の国立大学2年生のBさんもま
       た、サイファーに興味を持つひとり。趣味は
       音楽鑑賞で、さまざまなジャンルの音楽を聞
       くそうだ。そんな中、渋谷系の音楽がきっ
       けで緩めのラップにハマったらしい。
       (次回に続く)

       空前の人気      連載中(4)
       若者がはまる「新型ラップ」

       開催の告知や動画での発信を可能にしたSNS
       の影響か

       都内の私立大学に通うAさん(左)。高校時代に、
       ラッパー同士が即興のラップで戦うMC BATT
       LEの動画を見てはまり、現在は早稲田でサイフ
       ァーを企画している。Aさんは、「その人の個
       性がそのままラップに変わる。いろいろなラッ
       プが飛び交うのが楽しい」とサイファーの魅力
       を語る。サイファー自体はかなり前から行われ
       ていたが、最近になって一気に参加者が増加し
       ていると感じる。その背景には、開催の告知
       や動画での発信を可能にしたSNSの影響があ
       るだろう。
       (次回に続く)

       空前の人気        連載中(3)
       若者がはまる「新型ラップ」

       事例1 サイファー

       最近、渋谷や新宿といった駅の周辺で、マイク
       を持った人を中心として、多くの若者が集まっ
       ているのを目にしたことがあるだろうか。これ
       は「サイファー」と呼ばれるものだ。街角でラ
       ッパーたちが輪になり、ヒューマンビートボッ
       クスやラジカセなどが刻むビートに乗せて即興
       で行うラップのことを指す。『フリースタイル
       ダンジョン』(テレビ朝日系)というテレビの
       深夜番組に出演する人気ラッパーらが主催する、
       渋谷サイファー・原宿サイファーといったイベ
       ントから火がつき、今や全国各地で大規模なサ
       イファーが開催されている。
       (次回に続く)

       空前の人気         連載中(2)
       若者がはまる「新型ラップ」

       今どきの「ラッパー」事情

      「ラッパー」と聞くとどのようなイメージが湧く
       だろうか。おそらく少し前までは、ダボダボな服
       を着たヤンキーのような人が、ラップをしている
       イメージがあったのではないだろうか。しかし、
       今の若者の間ではそういったネガティブなイメー
       ジはほぼなくなっている。むしろセンスがあって
       賢い、トレンドリーダー的な存在とすら思われて
       いる。そうして今、ラップが若者の間で大流行し
       ている。今回は、そんな若者たちをとりこにす
       るラップの魅力について、幾つかの事例を挙げな
       がら迫ってみる。
       (次回に続く)
  

       空前の人気        新連載(1)
       若者がはまる「新型ラップ」

       今、日本の音楽シーンは、空前のラップブーム
       と言われています。ラップとはメロディをつけ
       ずに韻を踏みながら歌う、アメリカ発祥の歌唱
       法のこと。日本に広まったきっかけとなったも
       ののひとつとして、1983年に公開されたアメ
       リカの黒人のストリートカルチャーを描いた映
       画『ワイルドスタイル』が挙げられます。そし
       て、1985年にはいとうせいこうさんが初めて
       の日本語ラップアルバムの『業界くん物語』を
       リリースします。それから30年の時を経て、今、
       ラップブームが到来しています。例えば、配信
       チャート1位を獲得したお笑い芸人・オリエン
       タルラジオ率いるRADIO FISHの「PERFECT
       HUMAN」、エグザイルらが所属するLDHから
       デビューした初のラップグループDOBERMAN
        INFINITYはオリコン3位を獲得し、AAAから
       ラッパーとしてデビューしたSKY-HIはオリコ
       ン2位を獲得しました。また、アイドルである
       ももいろクローバーZがラップの「堂々平和宣
       言」を歌い、ラップだけで物語が進む園子温監
       督の映画『TOKYO TRIBE』が放映になるなど、
       テレビCMでも多数ラップが使われるようにな
       っています。
                  原田 曜平 博報堂
       (今回 新連載 です)

       アパレル業界        NEW
       次のPR手法        最終回(13)
       トップの能力を上げることが会社の成長に直結

         亀山さんの作る組織は、下の意見を吸い上げて、
       上が舵(かじ)を切っていくタイプだ。販売店
       舗の“現場”に行って、店頭の様子を見る。店舗
       に立つ社員からダイレクトな客の反応を聞き、
       立てた戦略の「答え合わせ」をするとともに、
       次の戦略を練っていく。「トップの能力を上げ
       たほうが、会社の成長に直結する。だからまず
       は自分自身が成長できるようにしたい」そのた
       めに亀山さんは、やるべきことを壁に書き出し
       て、できるまで消さない――というやり方を取
       っているのだとか。ずっと消えなかった課題は
       意外にも「土曜日の過ごし方」。アイデアを考
       えるために土曜日を使う予定だったが、直近の
       問題解決に頭を使ってしまうからだ。「それよ
       りも、“よりお金をつくりだす”方に考えを深め
       れば将来的にはユーザーやスタッフをHAPPYに
       させる投資ができるし建設的。とはいえ、気持
       ちの切り替え方法を生み出せずにいることもあ
       ったが、最近は朝お笑いの動画を見ることにし
       ている。1回お笑いに集中すると、頭がからっ
       ぽになる」特に「キレギャグ」がお気に入りな
       のだとか。
       (今回 最終回 有り難うございます)

       アパレル業界        
       次のPR手法        連載中(12)

      新しい挑戦をするための
      “土曜日の過ごし方”

         新しいことに次々に挑戦していく亀山さん。
       前例がない場所に踏み込んでいくのは不安で
       はないのだろうか。「『やりたい!』と思っ
       たらとことんやる。やりたいことをやるには
       どうすればいいのか、前例や過去にこだわら
       ずに考えて実行する。もちろん賛否両論が集
       まるし、不安で寝れないときもある。当然リ
       スクもあるが、『リスクがあるからやらない
       』ではなく、『このリスクは解決すべき課題
       』と考えてクリアしていく。死ぬときに『や
       りたいことをやれたな』と自分に対して思い
       たい」自分がやりたいことを決めて、「メデ
       ィア」という旗を立てて、情報を整理する。
       仮説を立て、計画を整理して、業務に落とし
       込む。そしてその業務を成立するための組織
       を固める。アライアンスを決めて、ポートフ
       ォリオをつくり、タスクをかきだし、スケジ
       ュールを組む。担当者を決めて、マネジメン
       トする……。挑戦が多いといっても、組織作
       りや方向性を決めるのは感性よりも理論だ。
        (次回 最終回 お楽しみに)

 

  

 

       アパレル業界      
       次のPR手法        連載中(11)
       予定通りに進む

       「これはかなり予想通りの数字。まずフ
       ァッション業界に向けて認知を高め、
       スタイリストやモデルといったアーリー
       アダプターが知っているアプリになっ
       ている」
ただし、「知る人ぞ知る」に
       なってはいけない。レイトマジョリテ
       ィーにも届くように、コンテンツの分
       析を行っている最中だ。17年の春まで
       には普及を狙っていると語る。
       (次回に続く)

 

 

       アパレル業界      
       次のPR手法        連載中(10)

      アフィリエイトを“やらない”選択

                    Web×アパレルのマネタイズを考えると、
       ECサイトと連動したマージンやアフィリ
       エイトなどが想定される。しかしTOPLO
       Gでは、ECサイトと消費者をつなぐ導線
       にはなるが、自社でECサイトの運営もせ
       ず、購入先での行動に応じたベネフィッ
       トをもらわない仕組みにしている。「ア
       フィリエイトをやると、そちらで売り上
       げを立てたくなる。そうなるとユーザー
       が本当に求めている情報ではなく、こち
       らが売りたい商品のページが増えてしま
       う」主なマネタイズはタイアップ記事。
       ファッション誌の3分の1ほどの費用で、
       モデルを使ったタイアップ記事をアプリ
       に掲載する。TOPLOGは現在「投資の
       時期」と亀山さんは語る。アプリリリー
       ス時に設定した1年後のダウンロード目
       標は100万だが、現在約4カ月で30万。
       (次回に続く)

 

       アパレル業界      
       次のPR手法        連載中(9)
                   
成長の2つの軸

       ブランドも同じだ。アパレルブランドはイ
       メージを大事にするので、あまりに“そぐ
       わない”と思うようなアプリや雑誌には出
       稿しない。
有名モデルや有名ブランドが登
       場すると、アプリ自体の「ブランド力が上
       がる」「業界での位置」が決まるという側
       面がある。また、「こんな有名モデルや有
       名ブランドがアプリに登場している」とい
       うことは、ユーザーだけではなく、スタッ
       フのモチベーションアップにもつながるの
       だそう。“読まれる企画”でアプリのコンテ
       ンツの質を上げ、“有名モデル出演”でアプ
       リのブランドを向上させていく。TOPLOG
       はこの2軸で成長を考えているのだ。
       (次回に続く)

 

       アパレル業界      
       次のPR手法        連載中(8)

        有名モデルの出演獲得は甘くない

       有名モデルの出演は、ギャランティを出せ
       ば出てもらえるというわけではない。彼女
       たちは、受ける仕事のクリエイティブの積
       み重ねによって自分のキャリアが定まって
       いく。その世界で美しく服を魅せるスタッ
       フ陣がそろっているかということが非常に
       大切であり、それを任せられる環境である
       という信頼がメディアにあるかどうかを見
       極める必要がある。そういったことを知ら
       ないとボタンを掛け違えて出演を承諾して
       もらえない。これまでの人脈やノウハウが
       生きた形だ。
       (次回に続く)

 

        アパレル業界      
       次のPR手法        連載中(7)

      新たな挑戦「TOPLOG」

       スタートしたのがスマホ向けアプリ「TOP
       LOG」だ。スマホ内ではファッションに関
       する記事を読むことができる。スマホ内の
       記事ながら、梨花などの有名モデルが登場
       しているのが特徴だ。人気のコンテンツは
       「ハイプラ(高い服)とプチプラ(安い服)
       のミックスコーデ」や「着回し」、モデル
       のプライベートにフォーカスしたもの。「
       異性ウケ」も強い。こうしたラインアップ
       を聞いていると、まさに雑誌の特集をその
       ままアプリにしたような印象を受ける。
       「TOPLOGは、Webでは信じられないくら
       い、1つのコンテンツにかけるコストを高
       くしている。モデルをアサインして、ス
       タジオを抑えて、編集やライターも使っ
       てコンテンツを作る。印刷しないのでそ
       の分のコストはかからないが、ファッシ
       ョン誌がやっていることをWebでやって
       いる――という感じ。一般的なWebメデ
       ィアのほぼ10倍くらいかけて作りこんで
       いる」
       (次回に続く)

 

         アパレル業界      
       次のPR手法        連載中(6)

       いい商品を作っても
       アピールする場所がない

       どこでプロモーションしたら効果がでるの
       かが分からない。では、広告費予算を削っ
       てしまおう……そんな判断を下すアパレル
       ブランドは少なくないのだとか。ただし、
       そうすればどうしても露出は減る。「いい
       商品を作っても、それをアピールする場所
       がないと考えているブランドが多い。ブラ
       ンドの世界観を守りつつ、雑誌を読まない
       消費者にアプローチできる手段がないかと
       考えて、『じゃあ、自分で作って、業界全
       体を盛り上げよう』と思った」
       (次回 お楽しみに

 

       アパレル業界      
       次のPR手法        連載中(5)

      オフラインもダメ、オンラインもダメ
      ……苦戦するアパレル

       雑誌を読まない消費者が増え、インフルエ
       ンサーを使ったPRの効果も薄れてきた……
       そんな状況で、アパレルはプロモーション
       に苦戦し始めている。費用対効果を図るこ
       とができないファッション誌への出稿をや
       め、クリック数などの効果を見られるオン
       ライン広告を出すブランドも増えた。オフ
       ラインの広告費が前年比95%と下げる一方
                    で、オンライン広告は同117%と増えてい
                    る。しかし、今度は違った悩みがアパレル
                    ブランドを襲った。「アパレルとWeb広告
                    というと、とにかく「●%OFF」といった 
                    セール訴求のようなものが多い。『憧れの
                    人が着ている服だから』を入り口にして服
                    を買う消費者と、『安いから』で入ってく
                    る人とでは、ブランドに対する考え方が変
                    わってしまうはず」
                    (次回に続く)

 

       アパレル業界      
       次のPR手法        連載中(4)

       ブランドも人もパワーがなくなった

                    ところが最近、インフルエンサーを使った
                    プロモーションが不振なのだという。「ブ
                    ランドも人も、昔よりもパワーがなくなっ
                    ている。消費者が熱狂的に夢中にならない」
                    と亀山さんは語る。昔は「この人になりた
                     い!」と思って猛烈に情報を集めていた層
                    が、誰か1人に入れこまなくなってきている
                    ――という感覚があるのだそう。「Instagr
                    amのフォロワー数が40万人いる人に商品を
                    宣伝してもらっても、爆発的に売れることは
                    もはや少ないように感じる。みんな自分のタ
                    イムラインで、気に入ったものをまんべんな
                    く見るようになった」ブログや雑誌は「自分
                    から見に行くもの」だが、TwitterやInstag
                     ramは「自分のところに流れてくるもの」。
                    そうしたUIの違いも、消費者の感覚に反映
                     されている。
        (次回に続く)

 

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宅建取引主任士(18)

2016-09-11 08:42:09 | 宅建取引主任士

       不動産独立開業は
         定年後の今が チャンス 

         NECと東大「夢の半導体」 new
          がっぷり組んだ     連載中(4)

                    人材交流は昔から多かった

                    五神(ごのがみ)真・東大総長は会見で、NECと
                    東大との人材交流が昔から深い関係があることを
                    強調した。東大からNECに入社した理工系研究科
                   ・学部卒業生は約470人(在籍者数)で、うち博
                    士が約60人、修士が約320人であることを明かし
                    た。さらに「NECから東大に転籍したNECのOB
                   ・OGもいる」とも指摘。先端科学研究センター
                   で量子情報処理を研究する中村泰信教授や生産技
                    術研究所の高宮真准教授が「NECのOBだ」と、
                    満足そうに語った。このほか、協定では「フュー
                    チャーAIスカラーシップ」という奨学金制度を
                    創設。毎年博士課程の大学院生2人をメドに月20
                    万円×3年分の計720万円の奨学金をNECが寄付
                    する。奨学金を受けた学生は、修了後に返済す
                    る義務がない。また、人文系の産学協同も構想。
                    東大の人文系研究者とAIの倫理・法制度につい
                    て議論していく。
                     (次回 最終回 お楽しみに)

                     NECと東大「夢の半導体」
          がっぷり組んだ     連載中(3)

                     最大規模の産学共同

                     これまで、両者とも数多くの大学・企業と産学
                     協同をしてきた。NECは大阪大学と脳型コンピ
                     ューティング技術の実現のための研究所「NEC
                     ブレインインスパイヤードコンピューティング
                     協働研究所」を今年4月に設立したばかりだ。
                     ただ、これは脳の細かい仕組みの原理を研究す
                     るもので、「今回の東大との協定とはオーバー
                     ラップしない」(江村CTO)。東大も多くの企
                     業と共同研究をしてきたが、NEC新野社長が「
                     これほど大きなパートナーシップは初めて」と
                     言うように、東大にとってもかつてない規模の
                     産学連携となる。
                      (次回に続く)

                   NECと東大「夢の半導体」
          がっぷり組んだ     連載中(2)

                     「3年くらいで結果を出す」

                     従来型の「人工ニューラルネット(神経網)モ
                     デル」は、多くのコンピュータや大規模クラウ
                     ド(仮想のデータセンター)で処理をする。こ
                     れではどんなに省電力化を進めても、情報伝達
                     に必要な電力は1000ワットを下回らない。とこ
                     ろがブレモルでは、多数のコンピューターやク
                     ラウドを必要としないために、100ワット程度
                    まで下げることが理論上可能で、人間の脳の20
                    ワットに限りなく近づくという。低消費電力の
                    ため、工作ロボットや自動運転車、スマートカ
                    メラといった機器など、あらゆるものをネット
                    につなぐIoTへの応用が見込まれる。現在、NE
                    Cは半導体の製造から撤退しているが「中央集
                    積回路の設計技術の研究は続けている」(江村
                    克己常務兼CTO)。今回のブレモル研究につい
                    て、新野隆NEC社長は「3年くらいで成果を出
                    し、さらにブラッシュアップをかけていきたい
                    」と語る。
                     (次回に続く)

                   NECと東大「夢の半導体」
        がっぷり組んだ     新連載(1)

                   ARM買収の孫正義氏顔面蒼白?

                    電機大手のNECが東京大学の最先端AI(人工
                    知能)研究でがっぷり組んだ。9月2日、NEC
                    と東大は会見を開き、「戦略的パートナーシ
                     ップに基づく総合的な産学協創」を発表した。
                    その第1弾として「フューチャーAI戦略協定」
                    を結んだ。NECは、これまで1件数百万円程度
                    に過ぎなかった産学協同のプロジェクト予算を
                    数億円レベルまで、大幅に引き上げる考えだ。
                    最大の目玉は「ブレインモルフィックAI(以
                    下ブレモル)」の早期実現だ。ブレモルは人
                    間の脳神経にあるニューロンとシナプスのよ
                    うな構造を持った半導体のこと。電流の流れ
                    が物理的に変わることで人間のような思考を
                    実現しようとするものだ。世界的に著名な合
                    原一幸・東大生産技術研究所教授が研究を進
                    めている。
                                     山田雄一郎 東経記者
       (今回 新連載です)

                   ★ 休憩 てんぽたんたいむ
       不動産融資          new
       バブル期越え

       日銀によると今年4~6月期の新規不動産貸出
       額が前年同期比22%増の3兆1271億に達しバ
       期の1989年を27年振りに更新 マイナス金
       利で東京五輪 REIT 節税向け個人アパート
       が増加 大都市の一部に不動産価格の上昇傾
       向が強まり今年後半にミニバブルが派生する
       可能性があるとしています
       (スーパーで美味しい肉を買うコツは
        本日は休みます 次回お楽しみに)

 

                    スーバーで美味しい   
       肉を買うコツ         連載中(3)

       美味しい肉とは

                   ここまでいろいろ書いてきたが「じゃあどう
                   すればおいしい牛肉ができるのか」という疑
                   問が、読者の胸に湧き出たことだろう。しか
                   し、これについてわかっていることはとても
                   少ない。なぜなら、牛肉のマーケットがおい
                   しさよりも経済性の追求をしてきたからだ。
                   いま、畜産農家は子牛と餌価格の高騰で経営
                   が大変だ。だから、一般の農家が金銭評価の
                   対象にならない、あいまいでメカニズムも解
                   明されていない「おいしさ」を求めるよりも、
                   肉の歩留まりと肉質をA5に近づけることで利
                   益を出したいと思うのは当然なのだ。A5の牛
                   肉こそよい牛肉と喧伝してきたのは流通側と
                   マスメディアであり、それを真に受けた消費
                   者が殺到することで、A5神話が成立した。
                   しかし、実際には過度にサシの入った肉は食
                   味がよいと言えないことも多く、科学的にも
                   脂肪交雑の多寡のみで味は決まらないとする
                   研究結果が出ている。
                   (次回に続く)

                   スーバーで美味しい   
       肉を買うコツ         連載中(2)

                   味も香りもない「A5」もある

                   直後、その店と懇意にしているという出席者
                   が「どうですか、あなたは赤身肉がいいと言
                   うけど、この肉を食べても同じことを言いま
                   すか」と私に話しかけてきた。きっと「驚く
                   ほどおいしいA5で、前言撤回します」という
                   返答を期待していたのだろう。けれども「味
                   も香りもなくて、おいしいと思えません」と
                   返すと、えっ?という表情になり、もごもご
                   と何かを言いながら去って行った。このとき、
                   私の舌がおかしいのかなとも思ったのだが、
                   近くにいた料理店の社長さんも「うん、香り
                   も味もあまりありませんね」と言っておられ
                   たので、私だけの感想ではなかったのだろう。
                   黒毛和牛のA5ランクで、極め付きにおいしい
                   と思える肉は確かにある。ただしすべてのA5
                   がそうではない。それは、そもそも食肉格付
                   けというものがおいしさを基準としているわ
                   けではないということに起因している。その
                   いきさつを前回書いた。ではおいしい牛肉と
                   はどのようなものなのか。消費者はそれを選
                   ぶことができるのかということについて書い
                   ていきたい。
                    (次回に続く)

       スーバーで美味しい   
       肉を買うコツ         新連載(1)

       二つの店の違い

       つい先日のことだが、東京は築地の裏路地に
       店を構える鉄板焼きKurosawaという店で、
       目の前で焼いてくれる黒毛和牛を堪能する機
       会があった。出てきたのは、3週間前に競り落
       とされた岩手県雫石産のA5の個体だった。き
       れいに小ザシ(細かなサシ)が入った各部位
       を目で楽しんだ後、シンシン、イチボ、リブ
       芯の順に焼いてもらう。通常は赤身の多い部
       位であるモモ肉にまでサシが入っていること
       を「モモ抜けがいい」と言うが、まさに細か
       なサシが入ったシンシンは、赤身肉の味わい
       も残しつつホロッと溶けるような肉質。イチ
       ボは、真空パックをせずに肉塊を吊して熟成
       させていたこともあってか、うっすらと熟成
       香をまとって味わいが大きく膨らんでいた。
       最も派手にサシが入るリブ芯も、くどさを感
       じさせることなく、夢中になって相当量の肉
       を食べきってしまった。心の底からおいしい
       なあ、とうなりつつ、別の店での体験が脳裏
       をよぎった。同じく鉄板焼きの有名店の晩餐
       に呼ばれたことがある。おそらく赤身牛肉の
       仕事に従事していた私に向けた牽制だろうか、
       最高級クラスのA5、松阪牛の42カ月齢とい
       う、未経産牛ではかなりの長期肥育、その血
       統もすばらしいものが出た。ただし、鉄板で
       焼かれ自分の皿に盛られた肉を口に運んでも、
       香りや味わいというものが乏しく、口の中で
       溶けるようになくなっていくだけ。おいしさ
       はまったく感じられなかった。
                山本謙治 物流コンサル
       (今回 新連載 です)
       ★おしらせ
        9月3・4日は更新ありません

       富士電機「自動販売機」   
                    中国で売れている    最終回(5)

                     地道な投資が最高益を生む

                     中国の自販機市場は今後、15年から20年ほど
                     は拡大が期待できる。しかし、一方で、力を
                     付けてきた中国地場メーカーとの競争も激化
                     しそうだ。そこで、富士電機は日本で培った
                     ノウハウで差別化を進める。たとえば、より
                     多くの缶を効率的に自販機の中に積める技術
                     を活用する方針だ。営業面の強化にも余念が
                     ない。2015年4月には製造と販売の会社を分
                     け、代理店を使わずに直接営業をかけている。
                     自販機の運営会社や飲料メーカーをターゲッ
                     トに、納入数を増やす構えだ。日立製作所の
                     鉄道や東芝の半導体などといった他の重電メ
                     ーカーと比較しても派手さはない。だが、小
                     さな部門でも投資を怠らず、着実に収益を生
                     み出していく。こういった地道な取り組みで
                     今2016年度も昨年に続き、過去最高純益を
                     更新する見込みだ。
                     (今回 最終回 ありがとうございます)

                    富士電機「自動販売機」   
                    中国で売れている    連載中(4)

       我慢続けて需要もぎ取る

       ところが、1990年代初頭をピークに国内市場は
       縮小の一途をたどる。そこで、富士電機は新市
       場を求め、2003年に中国に参入した。当初の
       出荷台数は3000台程度で、なかなか成長は見
       られなかったという。だが、2008年の北京オ
       リンピックや2010年の上海万博を経て爆発的
       に普及し、2015年には3万台まで増加した。
       現在、中国国内の設置台数は約20万台で、主
       に工場や学校などに設置されている。普及が
       進んだ理由はいくつかある。以前は温かい飲
       み物が好まれていたが、生活が豊かになるに
       つれ、炭酸飲料や冷たい飲み物を飲むことも
       浸透してきたという。さらに、飲料メーカー
       も増え、販売先のひとつとして自販機を導入
       し始めたことも大きい。富士電機はこうした
       需要をがっちりとつかんだ。現在は中国でも、
       ペットボトルと缶の自販機でシェア7割を超
       えるトップメーカーに成長。さらに市場シェ
       アを広げるべく、攻勢を強めている。
       (次回 最終回です)

       富士電機「自動販売機」   
                    中国で売れている    連載中(3)

       1970年ごろ自動販売機事業に参入

       富士電機は1923年に古河電気工業と独シーメ
       ンスの資本・技術提携によって、モーターの会
       社として設立された。現在は発電設備などイン
       フラの会社の印象が強いが、ジューサーミキサ
       ーや洗濯機などの家電を手掛けていた時期もあ
       った。これらの技術を基に新たな事業を模索す
       る中で、1970年頃に参入したのが自販機事業
       だ。国内の経済成長と共に順調に拡大を遂げ、
       現在の国内シェアは缶の自販機で45%、紙カ
       ップを含むと50%にのぼる(国内の飲料自販
       機の設置台数は2015年時点で約250万台)。
       (次回ぬ続く)

       富士電機「自動販売機」   
                    中国で売れている    連載中(2)

       国内シェアは5割でトップ

       「10年後には10倍、それ以上かもしれない」―
       ―。こう豪語するのは富士電機の朝日秀彦執行
       役だ。中国での自販機事業の売上高は2015年
       度で100億円程度。これを今後10年で1000億
       円以上に拡大させるというのだ。売り上げ拡大
       に向けて、すでに手は打っている。2003年に
       稼働を開始した中国の大連工場を2016年3月
       には生産能力を従来の2倍に増強し、年間5万
       台の生産体制を構築。さらに、7月には第2工
       場にも着工した。完成すれば、生産能力は10
       万台へと大きく引き上げられる。今や中国の
       自販機事業は、富士電機にとって期待の成長
       分野といえる。
       (次回に続く)

       富士電機「自動販売機」   
                    中国で売れている    新連載(1)

       駅や商業施設など、さまざまな場所で見かける
       自動販売機。ペットボトルや缶はもちろん、カ
       ップ飲料や食品まで、さまざまな物を購入でき
       る。その自販機市場で50年近くトップシェアを
       守っている会社がある。発電設備や産業プラン
       トを手掛ける重電大手の富士電機だ。同社は国
       内にとどまらず、中国で投資を加速し、自販機
       の拡大に本格的に乗り出している。自動販売機
       事業の売上高は国内と海外を合わせて610億円
       (2015年度)。全体の売上高8135億円に占め
       る割合はわずか7%に過ぎない。その事業に、
       なぜ力を注ぐのだろうか。
                富田 しょう子 東経記者
       (今回 新連載 です)

      「熱海」再び      new
           2011年からV字復活 最終回(10)

       熱海が抱える課題とは

       熱海市は今後、市来氏とも協力して熱海で起業
       する人を増やしたい考えだ。これについては、
       同じく人口減に直面する小田原や真鶴などのエ
       リアと連携する案も出ている。一方、問題も山
       積している。人を増やすにも、熱海には空き家
       はあっても、リーズナブルかつ良質な住宅が足
       りない。加えて、1950年4月の1カ月間に二度
       の大火に襲われたため、中心部には共同で建て
       られたビルや集合住宅が多く、共有する所有者
       間の合意形成がなかなかできないため、建て替
       えが進まない。観光業に長らく依存してきたた
       め、人口の8割以上がサービス業に従事してお
       り、そのほかの産業が育っていないのも課題だ。
       肝心の観光も、宿泊数こそ持ち直しているもの
       の、かつて600軒ほどあった企業の寮・保養所
       は200軒弱と激減。観光客の購買力は大幅に落
       ち込んだままだ。それでも熱海は、若い世代に
       この街の再生を真剣に考えている人が多く、ほ
       かの街ではなかなか実現しない財政再建や世代
       交代をやり抜いてきた。今後もその力が発揮で
       きれば、かつての状態に戻ることはないはずだ。
       (今回最終回ありがとうございます)

      「熱海」再び      
           2011年からV字復活 連載中(9)

       世代交代も危機感が推した

       財政再建にメドがついたことから熱海市は20
       11年からプロモーションにも手を出させるよ
       うになり、市来氏のオンたまも観光企画室と
       連携。地元の神社や商店と組んだプロジェク
       トなど、官民連携も積極的に行った。2011
       年に宿泊者数が底を打ったのも、この年から
       行政が積極的な観光客誘致へ攻勢を転じたか
       らでもある。財政再建と同時に進んだのが、
       街の世代交代だ。「市長選の時期はちょう
       ど私が帰郷した頃。私だけでなく、街全体
       になんとかせねばという機運があり、市長
       当選と同時に立ち上がったNPO、市民活動
       も多い」と、市来氏は話す。実際、観光協
       会の会長は2008年に20歳ほど若返り40代
       になったほか、30代の市来氏も副会長とし
       て加わった。商店街の役員も20~40代が
       中心で、旅館組合などでも青年部が存在感
       を示している。背景には、熱海の厳しい時
       期を生き抜いた、「前世代」の経営者たち
       の危機感と世代交代への後押しがある。老
       舗の中には反対する同世代を説得する人も
       いたそうで、財政再建も世代交代も進まな
       い街が多い中にあって熱海は希少である。
       (次回 最終回おたのしみに)

 

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3.飲食店を辞めるとき(20)

2016-09-10 10:32:28 | 宅建取引主任士

       飲食店をやめるとき 得するには
        ★ブログデビュー1周年記念第2弾
          造作買い取り業務開始

         

       デジタルによる    new
       「対話の革新」    連載中(11)

       Step2 : 価値提供の抽斗をモノからコト
           へ広げる

       次にその提供価値をどのように提供するか
       を案出しする。例えばメーカーの製造段階
       でもユーザーに対する価値提供は始まって
       いる。温度管理が「おいしさ」に重要な商
       材であればIoTの活用で製品の温度変化を
       工場出荷から時系列でユーザーが確認する
       仕組みを提供することもできる。「安心」
       価値が重要であれば、製造段階での当該
       ラインの様子をユーザーがチェックする仕
       組みが可能かもしれない。
       (次回に続く)

       デジタルによる    
       「対話の革新」    連載中(10)

       3つの観点

       この基盤価値、本質価値、付随価値のいず
       れが市場としてコアとなるステージにある
       かを見定め不足を見極める。
       
不足は主に3 つの視点から探る。
       1つ目が既存の価値をより専用品として細分
       化する方向。「朝専用コーヒー」や「布団
       専用掃除機」がこれにあたる。
       2つ目が二律背反であると思われていた価値
       を両立させる。「ビールにおけるコクとキレ
       の両立」や「おいしさが基本の飲料での高揚
       感の提供」などだ。
       3つ目が、2つ目の両立価値が時代とずれてき
       た時に逆に切り離すという方向。「楽しむ」
       価値の三構成要素(おいしさ、リラックス、
       高揚感) の全てを両立させるビールという
       飲料が逆にキリンフリーで高揚感を切り離し
       たことも、時代の要請を捉えてのことだ。
       (次回に続く)

       デジタルによる    
       「対話の革新」    連載中(9)

       Step1 : 時間軸でユーザーとの
            繋がりを捉え直す

       ……これまでのデモグラフィカル属性やサ
       イコグラフィカル属性とは異なるアプロー
       チを取る。まず、同じユーザーを時間軸で
       見てみる。ユーザーの気持ちやニーズはタ
       イミングによっても変わる。その変化に寄
       り添いながらユーザーを追えば、提供でき
       ていない穴が無数に見えてくる。そしてそ
       の穴をどのような価値で埋めるかを検討す
       る。この時、その価値を複雑で情緒的な言
       葉へ置き換えず、より根源的な「WANTS
      (=根源的欲求)」で考える。根源的欲求は
        生き物である限りそれほど多くのタイプは
       存在しない。(図B参照)

リードタイムにおける発想の転換

       (次回に続く)

 

       デジタルによる    
       「対話の革新」    連載中(8)

      2、新たな「対話」モデルに
        向けた視点追加

       そして伝える自分に自信が付いたらユーザー
       との対話の場を構築する。(図A参照)その
       デザインには3 つのステップを踏まえる必要    
       がある。

これからの対ユーザー接点

       (次回に続く)      

 

       デジタルによる    
       「対話の革新」    連載中(7)

       企業人間性

       企業がどのような人間性(=企業人間性)を
       持つか。そこへの明確な解とそれをシンプル
       に伝える術を持つことが早急に求められてい
       る。
人に置き換えたときにどのような性格で
       ありたいか。表面的なお客様志向や社会的責
       任等ではない、一個人としての会社の人格。
       それは株主やユーザー、従業員等いずれのス
       テークホルダーからも本質的根っこが同じに
       ならなくてはいけない。そしてコーポレート
       ブランディング戦略の在り方や顧客戦略、事
       業ポートフォリオをそれに合わせて抜本的に
       改革する必要がある。
       (次回に続く)

        デジタルによる    
      「対話の革新」    連載中(6)

        引っ掛け・ごまかし・隠蔽を排除

       そしてその結果として評価されるのは「付き
       合う相手として本当に最良の相手なのか」と
       いう非常にシリアスなものだ。それは信頼感
       という関係性に行きつく。人と人との関係性
       でも一時的な激しい感情から、徐々により本
       質的に深化し、安定した信頼性という感情へ
       移行していく。ずっと連れ添い対話を重ねる
       ことでそれは訪れる。対話の回数こそがもの
       を言う。同じことが企業と人にも言える。そ
       れだけの質のコミュニケーションが企業から
       も可能になり、かつての企業と個人を超えた
       関係性が育まれ出してきたということだ。

       の時、最も回避しなければならないことは信
       頼性を損なう行為だ。「ごまかし・隠蔽」、
       「ひっかけ」などは徹底的に排除しなくてはな
       らない。しかし旧態然としたシステムで強さ
       を誇った企業ほど、これらを気づかないうち
       に企業へ内包してしまっている。ベースとし
       ての誠意・誠実さを持ちつつ、それをうまく
       伝える方法を培う。かつての表面的表層的な
       付き合いではない。人と人との関係性に近い。
       (次回に続く)

       デジタルによる    
      「対話の革新」    連載中(5)

      1、「企業人間性」という前提の確立

       この「対話」によるコミュニケーション密度
       は、当初我々が想像していたよりも遥かに豊
       かな情報を内包しており、受け取り側には企
       業の真の姿が垣間見える。「どのように提供
       するか」や「何を提供するか」以上に「どの
       ような「人」が提供しているのか」が重要に
       なってくる。「対話を拒む相手」、「対話す
       るが腹の底で何を考えているか分からない相
       手」、「真に信頼できる相手」。その差は大
       きい。企業が口当たりの良い表現を遍く使う
       ということも当然認識しているし、その言葉
       が単なる表面上の言葉でしかないということ
       も認識している。人々はあらゆるコンタクト
       ポイントからの情報を収集(もしくは情報収
       集の窓口が閉ざされているということを認識)
       それを基に個人的見解を作り出す。
       (次回に続く)
       ★おしらせ
        9月3・4日は更新ありません

        デジタルによる    
      「対話の革新」    連載中(4)

       ユーザーシーンの情報を蓄積

       例えばAmazonは2014年に米国でAmazon
       EchoというAI搭載型スピーカーを発売し大
       ヒットしている。ユーザーは家に小さな筒
       状のEchoを置いておき、内蔵AIが応答、か
       なり曖昧な指示も口頭で実行してくれる(
       家電製品のコントロールからタクシー配車、
       銀行残高確認など)。
この商品が市場に出
       てきたことの意味は何か?この延長線上に
       は家の中という企業からは完全にブラック
       ボックスとなってきたユーザーシーンの情
       報が蓄積されていく世界があるかもしれな
       い。ユーザーが最適なレコメンデーション
       や行動予測(先読み)を実現してもらうた
       めに能動的に情報を提供し、解析を依頼。
       そのインサイトはマクロデータとして企業
       の中核資産となりあらゆる製品開発・サー
       ビス開発に適応されていく。では具体的に
       はどのような対応が企業に求められている
       のか。
       (次回に続く)

       デジタルによる    
      「対話の革新」    連載中(3)

       ではこれまでと同じように打つ手は無いのか?
       
       
デジタルの進化がそこに新たな機会を提供し
       出した。このことに欧米系のグローバルトッ
       ププレイヤーは気づき、日本企業は総じて遅
       れを取っている。具体的に可能になったこと
       は二つ存在する。一つは「製品」や「店舗」
       といった限定されたコンタクトポイントから、
       無限に存在する全ての時間が(スマートフォ
       ンやIoTの進化などにより) コンタクトポイ
       ントとして成立するようになったということ。
       点から面への移行。二つ目は相手が求める有
       益な情報を識別して提供するOne to One M
       arketingが進化し、受益者が能動的・意図的
       かつダイレクトに(有益であるならば)情報
       を受け取りたいと考えるようになったという
       こと。それらにより受益者側との「対話」そ
       のものが価値となり、「製品」や「店舗」は
       その対話の道具となる。価値提供のあり方を
       どこまで新しい視点へダイナミックに移行で
       きるか、それ次第でかつて想像だにしなかっ
       たレベルでステークホルダーとの「対話」が
       可能になってきている。
       (次回に続く)

       デジタルによる    
      「対話の革新」    連載中(2)

       ロイヤルカスタマーが離れる

       そもそもloyaltyの語源は何か。それは君主
       と家臣の関係に近い。意味する所は要する
       に忠誠心だ。ただ、多くの消費者の購買は
       分かる範囲での手に入る空間的・時間的制
       約のもとに下された判断であり、近くにあ
       ったからという間に合わせの選択だ。それ
       はloyaltyに見えたかもしれないが、選ぶ手
       間・手に入る手間が面倒なために妥協して
       いつもと同じものを手に入れていただけに
       過ぎない。
しかし今や、莫大な情報の中か
       ら、一瞬でベストな商品を最安値で見つけ
       ることができ、身近にないものもクリック
       一つで購入することができる。こうしてか
       つて「ロイヤルカスタマー」と思っていた
       人々があっという間に、当事者の自覚が無
       いままに(なぜなら元々、当人は当該製品
       への忠誠心など意識したことはなく、ただ
       ただ近くにあったので買い続けていただけ
       だったから) 別の所へ行ってしまう。彼ら
       は自由な「賢い消費者」であって、忠誠心
       を第一義に考える“ロイヤル” なカスタマー
       では当然無い。もちろん元来の意味は違う。
       しかし実際の運用上、企業側のロイヤルカ
       スタマー戦略は不十分な情報しか手に入ら
       ず、購買単価と回数を代替指標として捉え
       ている。そのため、結果的には上記で捉え
       ている姿とイコールになってしまう。
       (次回に続く)

         デジタルによる    
       「対話の革新」    新連載(1)

       ユーザーに寄り添う企業の存在を可能に

        デジタルの進化は人間のコミュニケーショ
        ンのあり方を変えた。
その進化した対話に
        より、これまでの購買情報を基盤としたユ
        ーザー接点は飛躍的に拡大。IoT等により、
        常にユーザーに寄り添う企業の存在を可能
        にした。そして、旧態然としたロイヤルカ
        スタマーという概念は崩れ去り、新しい関
        係性が生み出される。その関係性において
        は「付加価値を提供してくれる」という信
        頼感が礎となり、ユーザーからの能動的な
        企業への情報提供が行われる。また、企業
        という器はユーザーから見透かされ、構成
        員たる従業員の姿が垣間見えるようになり、
        個々の従業員の姿がその関係性を形作る。
        そのような中で対ユーザーだけではなく、
        従業員とは会社にとってどのような存在な
        のかという問いに答えることなくして、従
        業員という「人」の最大活用、それに伴う
        ユーザーとの関係性構築、ひいては圧倒的
        な競争力の獲得は困難になってくる。特
        にB2C領域において、ロイヤルカスタマー
        という資産はブランド価値の基盤として最
        重要と見なされてきた。しかしこのロイヤ
        ルカスタマーが本当の意味で当該企業と「
        同じ船」に乗っていることは思いのほか少
        ない。
                                長島 聡 IT Media
                     (今回 新連載 です)

        業績回復オリオンビール  new
        ブランド戦略      最終回(8) 

        シェア以上の存在感

       「消費者のニーズが多様化し、今ではビール
         類も多品種になっている。オリオンビール
         は本土の大手メーカーのように工場がいく
         つもあって、数多くの商品を出せるわけで
         はない。そこでブランドとして生き残れる
         ような商品を作ることに注力している」
       (同)
オリオンビールの味、ブランドイメ
         ージ、世界観などすべては沖縄にひもづく
         よう、商品開発のこだわりは強いという。
         また広告やテレビCMなども基本的には沖
         縄出身のアーティストやタレントを起用す
         る。これは決して他社に真似できるもので
         はなく、独自のアイデンティティだとする。
         現在、国内ビール市場においてオリオンビ
         ールは大手ビールメーカー5社の中で最下
         位、シェアは0.9%とわずかだ。しかし、
         同社の徹底したブランド戦略が市場シェ
         アの数字以上に強烈な存在感を放ってい
         ることは間違いない。
        (今回 最終回 ありがとうございます)

        業績回復オリオンビール  
        ブランド戦略      連載中(7) 

      沖縄ブランドのエッジを立てる

       1972年、沖縄の本土復帰はオリオンビール
       の事業にも影響をもたらした。復帰前は市場
       シェアがピーク時に約9割あったが、復帰後
       にはそれまで関税という壁があった本土の大
       手ビールメーカーが攻勢を強めてきたことに
       より、一時期は苦戦を強いられたという。そ
       こで原点回帰に努め、地元沖縄のビールとい
       うブランドを改めて強く打ち出した。それに
       基づくマーケティング活動に専念することで、
       再び売り上げは右肩上がりに回復した。それ
       が現在までも脈々と続いている。

歴代の商品パッケージデザイン 歴代の商品パッケージデザイン

        (次回最終回お楽しみに)

 

        業績回復オリオンビール  
        ブランド戦略      連載中(6) 

        創業地を名護にした理由

       ところで、オリオンビールはなぜ名護を創業
       の地に選んだのだろうか。
ビールを製造する
       にはそれなりの敷地や設備も必要だが、何よ
       りも水を大量に使う。沖縄はサンゴ礁が隆起
       した島なので、土壌がアルカリ質で、硬水が
       主流である。ところが、ビール作りに硬水は
       合わないという。そこで創業前に具志堅氏が
       沖縄各地を調べた結果、山がある名護では清
       流で磨かれた軟水が採取できるということが
       分かり、本社を建てたのだという。現在の本
       社は浦添市にあるが、ビール工場は依然とし
       て名護に残っている。
        (次回に続く)

 

        業績回復オリオンビール  
        ブランド戦略      連載中(5) 

        ライトなビールに

          米軍統治下だった沖縄にとってビールは身近
                     なお酒だった。米国のバドワイザーやオリン
                     ピアという輸入ビールのほか、サッポロやア
                     サヒといった日本メーカーのビールも販売さ
                     れていた。ただし、消費者は輸入ビールに味
                     が慣れているので、オリオンビールも彼らの
                     嗜好に合わせたライトなビールを開発するこ
                     とに決めたという。
それを裏付けるのが、創
                     業まもない1959年に販売したドイツ風のビー
                     ルだ。麦芽やホップを使った苦味が特徴だっ
                     たが、まったくといっていいほど売れずに返
                     品が相次いだという。その翌年に生ビールを
                     発売。当時は、酵母を除去するろ過技術が発
                     達していなかったので、名護の工場近辺で販
                     売していた。その後、技術進展とともに事業
                     も軌道に乗り、1967年には全島での販売に
                     至った。
                     (次回に続く)

                   業績回復オリオンビール  
        ブランド戦略      連載中(4) 

                  ビールで戦後復興

                  オリオンビールの歴史は沖縄の戦後復興とと
                    もにある。創業は1957年。当時はまだ米国
                    の施政下にあった沖縄において、ある日、米
                    軍の民政官だったパージャー准将が商工会議
                    所の総会でこれからの沖縄の産業の柱になる
                    のは「セメント」と「ビール」と語った。セ
                    メントは建物や道路などを建設するハード面
                    で必要だった。一方、ビールは人々に希望と
                    やる気を与えるというソフト面で大切だとい
                     うのがその真意である。この講演を聞いたの
                     が、オリオンビール創業者の具志堅宗精(ぐ
                     しけんそうせい)氏だ。それまで具志堅味噌
                     醤油(現・赤マルソウ)という、味噌や醤油
                     の製造会社を経営していた同氏は、沖縄が戦
                     後復興するための新たな事業を考えていた。
                     そうした中でパージャー准将の言葉を聞いた
                      ことで奮い立ち、オリオンビールを設立した
                      という。当時はまだ珍しく、一般公募での株
                      式会社として、5000万B円(日本円で約1億
                       5000万円)の資金を集めて、沖縄北部の名
                       護市で事業をスタートした。
                       (次回に続く)

                   業績回復オリオンビール  
       ブランド戦略      連載中(3) 

       アサヒビールと業務提携

                   そして、2002年にはアサヒビールと業務提
                    携。缶ビールはアサヒビールの販路を通じ
                    てコンビニエンスストアやスーパーマーケ
                    ットなどの小売店に卸せるようになったこ
                    とで一気に販売機会が広がったのである。
                   
また海外にも販路を広げている。輸出先は、
                    台湾、米国、香港、オーストラリア、シン
                    ガポール、ロシア、中国、ニュージーラン
                    ドなど13カ国・地域。特に台湾は食文化や
                    気候が沖縄と似ており、沖縄に来る観光客
                    も多いため、海外の中でも大きな市場に育
                    ちつつあるという。海外出荷量の大半を占
                     めており、2016年2月には初の海外拠点
                     を台湾に開設した。同社の県内出荷量は
                     ビール類全体で5万キロリットルを超える。
                     2016年3月期の売上高は前年同期比10.8
                     %増の256億6300万円、経常利益は同60
                     .9%増の29億1500万円と好調だ。
                      (次回に続く)

                  業績回復オリオンビール  
       ブランド戦略      連載中(2) 

       沖縄ブランドの徹底化が長い時間かけて外へ
 
      そうした沖縄ブランドへの徹底ぶりが逆に外か
      らの関心を引き、「現地に行かずとも沖縄を味
      わいたい」というような消費者からのラブコー
      ルが長い年月をかけて徐々に増えていったので
      ある。かつては沖縄以外ではあまり飲むことの
      できない同社のビールだったが、1990年に首
      都圏で主力商品の「オリオンドラフトビール」
      を販売開始。1995年には東京営業所を設立し、
      地道な営業活動の末、今では首都圏をはじめ沖
      縄県外でもオリオンドラフトの生ビールを飲め
      る飲食店が増えた。「東京進出当初は、沖縄か
      らビールを運ぶ運賃コストが問題だったので、
      ほとんど東京で生ビールを提供していなかった。
      取り扱う店舗数が増え、ある程度の販売量も見
      込めるようになったことで東京営業所を立ち上
      げた」(担当者)
      (次回に続く)
 
      業績回復オリオンビール  
       ブランド戦略      新連載(1)

      生産量の8割が沖縄で消費される

      透き通る海、白い砂浜、どこまでも続く青い空…
      …。「沖縄」と聞くと、多くの人がこうしたイ
      メージを抱くだろう。1年を通して温暖な気候
      に恵まれる沖縄には、今では国内外から年間で
      800万人に迫る観光客が訪れている。そのピー
      クはやはり夏だ。沖縄では夏になると各地の海
      岸でビーチパーティーが開かれる。老若男女さ
      まざまな人たちが大勢集まり、音楽を流しなが
      らバーベキューしたり、お酒を飲んだりするイ
      ベントである。美味しい肉を頬張りながら彼ら
      が手に持つビールは、恐らくほぼ同じメーカー
      のものではないだろうか。地元・沖縄のビール
      メーカー、オリオンビールである。
「オリオン
      ビールのブランドは爽快さ。沖縄のイメージそ
      のものを商品に落とし込んでいる」とオリオン
      ビールのマーケティング担当者は語る。現在、
      オリオンビールの生産量の約8割は沖縄県内で
      消費されているというように、沖縄の消費者の
      嗜好やライフスタイルを意識した商品開発を徹
      底している。
                   伏見 学 ITmedea
                 (今回 新連載 です)

 

     ナイキが決断         new
     ゴルフ撤退           最終回(7)
      新しいビジネスモデルを作るチャンス

       ボール、クラブの表舞台から去ることは、ゴル
       フ用品が世界的に厳しい局面にさらされている
       何よりの証拠である。ゴルフビジネスに参入し
       た1998年から、タイガーという最強のスター
       を持ち、革新的なギアを投入してきたにもかか
       わらず、18年で撤退に追い込まれた。ナイキが
       抜けた穴をほかのメーカーが埋めることになる。
       私見だが、大量生産によるゴルフギア、特にク
       ラブを作るビジネスモデルに限界が見えてきた
       ような気がしてならない。スイングを計測して
       最適な製品を提案するフィッティングのように、
       それぞれのゴルファーに向き合うビジネスモデ
       ルが生き残るのではないか。とはいえ、業界が
       大きく動く今は、ゴルフ界に新しいビジネスモ
       デルを作るチャンスでもある。残ったゴルフメ
       ーカー、新規参入勢の奮闘を期待したい。
       (今回 最終回 有り難うございます)

       ナイキが決断        
       ゴルフ撤退           連載中(6)

       ナイキの中でゴルフビジネスは2.5%

       ナイキの2015年売上高は306億ドル(約3兆
       3660億円:1ドル110円で換算)で世界一の
       スポーツメーカーである。2020年500億ドル
       を目標に中期計画を立てている。2015年のゴ
       ルフビジネスの売上高は7.71億ドル(約848
       億円)で全体の2.5%。売上高全体では前年比
       10%増だが、ゴルフビジネスは同2%減であ
       った。ボール、クラブのカテゴリー別の売上
       高は明かされていないが、現在のゴルフ用品
       の低迷をみるとその厳しい位置づけが推定で
       きる。ブランドを引っ張ってきたタイガーは、
       2009年末以降、個人的なスキャンダルやケ
       ガで成績がふるわず、現在も試合に復帰して
       いない。そのことも一つの要因であろうし、
       世界的にみたゴルフ市場の先行きを勘案して
       今回の決断に至ったものと推定できる。
       (次回 最終回 お楽しみに)

       ナイキが決断        
       ゴルフ撤退           連載中(5)

       ゴルフ選手がブランドを引っ張ることはない

       タイガーが登場する以前も、ナイキはさまざ
       まなスポーツ選手と契約していた。ブランド
       の核となっていたのは、プロバスケットのマ
       イケル・ジョーダンである。ジョーダンがブ
       ランドを牽引して、彼の名前を付けたシュー
       ズ「エアー・ジョーダン」は爆発的なヒット
       になり、日本でもこのシューズはブームとな
       った。ジョーダンの後、ナイキブランドのフ
       ラッグシップはタイガーに変わった。しかし、
       ゴルフ事業から事実上撤退することで、ゴル
       フ選手がブランドを引っ張ることはなくなる
       だろう。現在、タイガーのほかにも世界ラン
       キング4位のローリー・マキロイ、女子ゴル
       フのミッシェル・ウィーなど、多くの有力選
       手と契約している。この発表以降、契約選手
       の間で動揺が広がっている。米国PGAツアー
       では、選手をサポートするスタッフ、ギアを
       供給・調整するトーナメントカーについて本
       年度中はそのまま変わらないとの話だ。契約
       する多くの選手はこの撤退について事前に知
       らされていなかった模様で、今後、これらの
       選手がどこのギアを使い、契約するのか、早
       くも動向が注目されている。
       (次回に続く)

 

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6.サブリース事業(3)

2016-09-05 10:55:20 | 宅建取引主任士

      サブリースしたいとき
          早めの相談が より 効果的です
                            ★ブログデビュー1周年記念第1弾
           サブリース事業開始

         

        客室稼働率100%   new
       変なホテルが大人気  連載中(3) 

       スタッフを超少人数に

       客室数を倍増させた1号店だが、従業員数は逆
       に、開業当初の30人から10人へと大幅に削減
       した。通常のホテルなら20人は必要という。
       それを可能にしたのは、ロボットに任せる業務
       を新たに開拓したり、顔認証による本人確認を
       フロントでなく客室前で行うようにしたりとい
       った、細かい変革の積み重ねだ。「変なホテル
       」の屋号には、そうした絶えざる「変革」への
       意志を込めたのだという。従業員はさらに6人
       まで絞り込む予定。実際に働いているのは1、
       2人という超少人数での営業態勢が射程に入っ
       ている。サービス品質を保つため「仕事の1割
       は人間にさせる」(澤田社長)考えだが、それ
       でも既存業態と比べて人件費ははるかに安く上
       がる。「ホテルの建設費を20億円前後として、
       年間利回りは20%を超える。5年あれば投資回
       収できる計算だ」と澤田社長は胸を張る。
       (次回に続く)

       客室稼働率100%   
       変なホテルが大人気  連載中(2) 

      変なホテル、異常な人気

       「目標は100店舗くらい。世界へ向けて展開して
       いく」HIS創業者の澤田秀雄ハウステンボス社
       長は8月4日、佐世保と東京をテレビ会議シス
       テムで結んで開いた変なホテル2号店の発表会
       見で、力強く意気込みを語った。ハウステンボ
       ス園内の1号店では、16種182台のロボットが
       活躍している。到着した宿泊客のチェックイン
       対応をするのは、フロントに置かれたヒト型や
       恐竜型のロボット。クロークでの荷物預かりや
       客室への荷物運びもロボットが行い、室内に
       入れば会話を楽しめるロボットが待っている。
       館内の清掃や庭の芝刈りなどをこなすのも当
       然、ロボットだ。ほかにはないその“未来感”が、
       国内客だけでなくアジアを中心とする海外客
       の評判も集め、予約を取りづらい状況が続く。
       そのため開業当初の72室に加え、2016年3月
       には2期棟72室を増築した。それでも客室稼
       働率は毎月100%近い高水準が続くという異
       常な人気ぶりを誇っている。
       (次回に続く)
        ★お知らせ
        9月3・4日は更新ありません

        客室稼働率100%   
         変なホテルが大人気  新連載(1)

        ロボットが接客するユニークな趣向

        人間に代わってロボットが接客する「変なホ
        テル」の全国展開が始まった。2017年3月に
        オープンする千葉・舞浜の2号店に続き、愛
        知や大阪でも出店計画が進んでいる。人間の
        従業員に代わってロボットが接客するユニー
        クな趣向で、旅行大手エイチ・アイ・エス(
        HIS)子会社のハウステンボス(長崎県佐世
        保市)が2015年7月に開業した世界初のホテ
        ルだ。その事業戦略には意外にも、高級旅館
        を展開する星野リゾート(長野県軽井沢町)
        と共通した考え方がある。2017年3月オー
        プンする千葉・舞浜(浦安市)の2号店に続
        き、愛知や大阪でも出店計画が進む「変なホ
        テル」が目指すものとは――。
                      産経新聞
        (今回 新連載 です)

        ライバル撤退にハウス   new
                      カレーで中国で勝負  最終回(4)

       ライバルは撤退

        カレー関連で日本の本社が売り上げている
        規模を、中国市場での全体の売上高が30年
        までに超えるとの見通しもある。このこと
        は浙江省平湖市での新工場建設に備え、現
        地法人を統括するハウス食品(中国)投資
        の資本金を約9000万ドル(約90億円)と
        本社資本金の約99億円に迫る規模に増資し
        た点からも、本気度は高いと考えてよさそ
        うだ。ただ、ライバルだったエスビー食品
        が昨年、遼寧省大連市で06年に開設した
        カレー関連工場の清算手続きを行って撤退。
        ハウス食品の中国市場での成功が約束され
        ているわけではない。むしろ中国への過度
        の期待と高い依存度が、将来的に連結経営
        の上で重荷になる懸念もある。どこまで中
        国リスクを管理しながらバランスの取れた
        経営の采配が振れるかが、成長を維持する
        ためのカギになりそうだ。
        (今回 最終回 有り難うございます)

         ライバル撤退にハウス   
                      カレーで中国で勝負  連載中(3)

        買収したCoCo壱直営54店舗含め65億円

       「日本の国民食カレーライスを中国13億人の“
        人民食”に育てる」(上海法人の羽子田礼秀社
         長)との理念も掲げ、その道筋も見えてきた。
         中国でカレー製品の売上高は昨年約35億円。
         さらに昨年買収した「カレーハウスCoCo壱
         番屋」を運営する壱番屋の中国国内の直営5
         4店舗も合わせ、今年は計65億円を見込んで
         いる。また、飲酒時に肝機能の改善作用があ
         るという機能性飲料「ウコンの力」など、新
         たな製品や新規事業も相次いで投入され、続
         々と上積みされている。
        (次回に続く)

       ライバル撤退にハウス   
                    カレーで中国で勝負  連載中(2)

       8年かけて黒字化

       その間にスーパー店頭で販売用の棚の確保を
       めぐる独特のコストなど日本とは異なる商習
       慣、厳しい監督官庁との交渉術も学んだ。19
       97年に上海市内でカレーレストラン1号店を
       開いて市場調査を始めた。2004年に上海法
       人を置いて05年に工場を上海市郊外で立ち上
       げ、中国でカレールウの本格販売をスタート。
       法人設立から8年かかって12年に黒字化を達
       成した。14年に遼寧省大連市に2カ所目の工
       場を開設。カレールウ生産能力を中国で年合
       計200万ケース(1ケースは30個入り)に拡
       大した。
       (次回に続く)

       ライバル撤退にハウス   
                    カレーで中国で勝負  新連載(1)

       ビジネス上のリスクも小さくない中国市場で、
       ハウス食品が年率20%を超えるカレー製品の
       成長を継続できると判断した背景には、カレ
       ーライスの認知度がほぼゼロだった1990年
       代の中国で販売をスタートし、地元の消費者
       に受け入れられる製品作りや販売ノウハウを
       さまざまな障害を乗り越えながら習得してき
       た、との強い自負がある。

      年2万回の試食会

       中国各地のスーパーの店頭で年平均2万回も
       の試食会を繰り広げ、子供や母親にカレー
       ライスの味をアピール。同時に「八角(は
       っかく)」と呼ばれる中国の調味料を加え
       たり、ルウの色を黄色にしたりするなど、
       「バーモントカレー」を中国人好みの「百夢
       多●★」(中国での商品名 ●=口へんに加、
       ★=口へんに厘)に生まれ変わらせてきた。
                           Sankei Biz
                     (今回 新連載 です)

       ★てんぽたんたいむ「ちょっと休憩」
       頭髪ネタでいじられた孫正義氏
       さすがな切り返し   new

       孫正義さんが、ある日Twitter上であるユーザ
       ーに言われた「髪の毛の後退度がハゲしい」
       というつぶやきに対して「髪の毛が後退してい
       るのではない。私が前進しているのである」と
       切り返してフォロワーをうならせたことがあり
       ました。最近は更新頻度が減っていますが、ま
       たユーモアのあるツイートが見られるかもしれ
       ませんね。
       (この稿終わり

       低迷 リオ五輪     new  
       どう観戦しているか  最終回(9)

       YouTubeのロングテール

       大会そのものは2週間で終わってしまうが、オ
       リンピックのデジタルな「第2の人生」は長い。
       YouTubeなどのプラットフォームには、大会に
       関連する多数のハイライト、マッシュアップ、
       プレイリストがあふれる。モバイルデバイス上
       での五輪コンテンツ視聴も増えている。YouTu
       beの最近のレポートによると、同サイトの五輪
       コンテンツのうち、モバイルで視聴される割合
       は現在65%になっているという。モバイルの比
       率がもっとも高い国はサウジアラビアで、87%
       を占めている。

       ■YouTubeの五輪関連動画はどこで視聴されるか

       (今回 最終回 有り難うございます)

 

       低迷 リオ五輪       
       どう観戦しているか  連載中(8)

       五輪サッカーは
       ダークソーシャルシェア率が高い

       これらのダークソーシャルチャネルでは、五輪
       関連コンテンツの共有がすでにはじまっている。
       しかも多くの競技では、こうしたチャネルがコ
       ンテンツ共有の大多数を占める。レイディアム
       ワンの英国での分析によると、五輪サッカー関
       連コンテンツの実に85%が「WhatsApp(ワッ
       ツアップ)」やFacebookの「Messenger(メ
       ッセンジャー)」といったダークソーシャルで
       共有されたという。
ダークソーシャルでシェア
       された割合が高い競技には、ほかにも自転車、
       ラグビー、ゴルフなどがある。
      

 

       ■ダークソーシャルでの共有率が高い競技

 

 

       (次回 最終回 です)

 

       低迷 リオ五輪       
       どう観戦しているか  連載中(7)  

       ダークソーシャルの台頭
                     Facebookは2012年当時も存在していたが、
       この4年間に台頭したのは、「ダークソーシ
       ャル」と呼ばれるプライベートメッセージン
       グのプラットフォームだ。アドプラットフォ
       ームのレイディアムワン(RadiumOne)の
       調査によると、消費者の74%はダークソーシ
       ャルでコンテンツを共有し、24%はダークソ
       ーシャル以外ではコンテンツを共有しないと
       いう。以下のグラフは、通常のソーシャルの
       チャネルとともに、ダークソーシャルのチャ
       ネルの内訳を示している。

                     ■ユーザーが五輪コンテンツを共有する方法

 

 
                     (次回に続く)

 

        低迷 リオ五輪       
        どう観戦しているか  連載中(6) 

        Twitterは五輪のツールを強化しているもの
        の、もっとも使われるプラットフォームはF
        acebookになるだろう。

 

        ■視聴者が五輪の最新情報を追うのに使う
         プラットフォーム

 

 

 

       ブランドマーケティング支援のクラウドタップ
       (Crowdtap)が実施した調査によると、視聴
       者の86%がセカンドスクリーンでFacebookを
       利用し、Twitterとインスタグラムがこれに続く
       という。
「テレビ中継での出来事と同時に盛り
       上がる場所は、依然としてTwitterだ。ただし、
       長いディスカッションについては、Twitterだ
       と散らかってしまうが、Facebookならまとま
       りやすい」と、ハダッド氏は語る。
       (次回に続く)

 

 

        低迷 リオ五輪       
        どう観戦しているか  連載中(5) 

       金はFacebook、銀はTwitter

 

       リオ五輪におけるソーシャルメディアの主な
       役割は、ほかのスポーツイベントと同様、大
       会のハイライトにリアルタイムで反応するコ
       メントの場ということになる。視聴者はまた、
       ソーシャルなプラットフォームを通して、生
       中継にチャンネルを合わせるタイミングを知
       ろうとしているようだ。「いまでは、イベン
       トを最初から最後まで座って見たいという人
       は減っている」と、ハダッド氏は指摘する。
       「むしろ、試合中のハイライトの前後にオーデ
       ィエンスが急増すると我々は予測している。
       金メダルの行方が決まる瞬間にしか興味がな
       いのなら、それまで2時間も座して待つ必要
       はない」。
       (次回に続く)

 

        低迷 リオ五輪       
        どう観戦しているか  連載中(4)

       オーディエンスの多様化

          「人々がいずれテレビのスポーツ生中継を見
                     なくなる、との悲観的予測も存在するが、
                     我々の予想は、オーディエンスが非常に多
                     くなるというものだ」と、ハダッド氏。「
                     ドラマやニュースとは違い、スポーツの視
                      聴は依然としてテレビの役割だ」。ただし
                      2012年以降は、テレビを見ながらモバイ
                      ルデバイスを使用する人々、いわゆる「セ
                      カンドスクリーナー」が急激に増加してき
                      た。したがって、たとえリアルタイムの情
                      報をソーシャルメディアから得ていなくて
                      も、ソーシャルメディアを使っていないと
                      は限らない。
                       (次回に続く)

  

 

                    低迷 リオ五輪       
       どう観戦しているか  連載中(3)

                   ■リオ五輪の情報をどの方法で得たいか?

 

画像を拡大
※2110人の消費者を対象としたアリアンツの調査

 

                    保険会社アリアンツ(Allianz)が最近実施した
                    調査は、消費者の60%以上がリオ五輪をテレビ
                    観戦する予定であり、オンライン視聴を予定し
                    ている消費者は8.5%にすぎないことを示してい
                    る。最下位は、ペリスコープ(Periscope)や
                    Snapchatといったライブストリーミングプラ
                    ットフォームだった。
                     (次回に続く)

 

 

                    低迷 リオ五輪       
       どう観戦しているか  連載中(2)

       「在宅観戦オリンピック」

                    ジカ熱が流行している状況で、現地で観戦する
       旅行者のフライト予約は伸び悩んでいる。あま
       りの低迷ぶりに、リオ五輪は「在宅観戦オリン
       ピック」と揶揄されるほどだ。2014年のサッ
       カー「FIFAワールドカップ」ブラジル大会より
       も来訪者は少ない。だが、現地観戦客の減少が
       予想される一方、変わらないこともある。王者
       として君臨するのは、相変わらずテレビの生中
       継なのだ。ライブストリーミングやソーシャル
       プラットフォームの台頭にもかかわらず、複数
       の消費者調査から、視聴者はほかのプラットフ
       ォームよりもテレビ中継を好んでいることがわ
       かった。
        (次回に続く)

 

 

       低迷 リオ五輪       
       
どう観戦しているか  新連載(1)

       4年という歳月は、インターネットの世界では
       永遠にも等しい。2012年のロンドン五輪は、
       米国テレビ史上最多の視聴者数を記録したイ
       ベントだった。だが、それから4年が経ち、
       ソーシャルメディアの世界は劇的に進化した。
       FacebookとTwitterが従来のメディアに肩を
       並べる一方、Snapchat(スナップチャット)
       はライブストリーミングの一大勢力に成長し
       た。一方、米国におけるソーシャルメディア
       ユーザーの数も、全プラットフォームの合計
       で10%増加した。「オリンピック開催のたび
       に、同じ見出しが踊ることになる。それは『
       史上もっともソーシャルメディアを巻き込ん
       だ大会』というものだ」と語るのは、スポー
       ツマーケティング・エージェンシーのオクタ
       ゴン(Octagon)でコマーシャル・コンサル
       ティング責任者を務めるダニエル・ハダッド
       氏だ。「とはいえ、2012年以降、主要な視
       聴習慣は確実に変化した」。これを念頭にお
       きつつ、8月5日に開幕したリオ五輪がどのよ
       うに視聴されるかを、5つのグラフから読み
       解いていこう。
                DIGIDAY日本版
       (今回 新連載 です)

 

 

       希望者殺到  new
                ラッシュ 工場見学 最終回(11)

       工場見学 ブランド再生できるか

       当初は不定期開催だったが、回を重ねるごと
       にうわさがうわさを呼び、現在は月1回、午
       前・午後の2回開催となっている。1度に参
       加できる人数は少ないが、工場の内部は生
       産ラインの一部を除いて、撮影し放題とい
       うこともあり、参加者のSNSを通じて、情
       報が広まっていった。結果として、彼女た
       ちは良きブランドの伝道師となってくれる
       のだ。「ラッシュは、熱狂的なファンがい
       る一方で、匂いがきつくて嫌いな人もいる、
       ”Love or Hate”(好きか嫌いか)のハッキ
       リとしたブランド。皆に好いてもらおうと
       せず、ファンの方に工場見学に来てもらい、
       ブランドの心髄を理解して欲しい」と会社
       側は言う。人気が殺到している工場見学を、
       そのままブランドの再生へとつなげること
       ができるのか。まだまだ道は長そうだ。
       (今回 最終回 ありがとうございます)

 

 

       希望者殺到  
                ラッシュ 工場見学 連載中(10)

       狙いは「ブランドの伝道師」を作ること

       ただ、いくら店舗や商品を刷新しても、どの
       ように作られているかは顧客には見えにくい。
       そこで、2015年4月から始めたのが、この「
       ラッシュキッチンツアー」だった。「材料の
       新鮮さを自らの舌で確認してもらい、人が手
       間をかけて化粧品を作る様を目の当たりにし
       てもらうことが、ブランドを理解してもらう
       最短ルートだと考えた」(小林氏)。
       (次回に続く)

 

 

       希望者殺到  
                ラッシュ 工場見学 連載中(9)

       製法も変える

       商品の大半も刷新している。ラッシュブラン
       ドへの導入となる見た目の可愛い入浴剤や石
       鹸だけではなく、肌悩みを感じはじめた大人
       の女性が効果を感じられるようなスキンケア
       商品も強化。新鮮な材料をより活かせるよう、
       製法も変えた。結果、「”昔のラッシュが好き
       ”と残念がるお客様もいたのは事実だが、それ
       を上回る数の新規顧客を獲得することができ
       ている」(小林氏)。足元の売上高もようや
       く前年を上回る水準へと回復してきた。
       (次回に続く)

   

 

       希望者殺到  
                ラッシュ 工場見学 連載中(8)

        ブランドの原点回帰

       同社取締役の小林弥生氏役は「当時、社内は
       一種のパニック状態にあった。何に注力すれ
       ば良いのかわからず。ポイントサービスを強
       化したり、おまけを付けるなどのサービスを
       行い、結果としてブランドを毀損してしまっ
       た」と振り返る。ラッシュジャパンが抜本的
       な改革に踏み切ったのは2013年のこと。外
       部人材を招いて経営幹部などを刷新、競合の
       多い自然派化粧品市場のなかで、ブランドの
       原点である「Fresh Handmade Cosmetics」
       (新鮮な材料を使った手作り化粧品)に回帰す
       ることを決めた。それに伴い、店舗や商品も
       大胆に刷新した。従来の黄色と黄緑のポップ
       な色合いのロゴを、白と黒のシンプルなデザ
       インに変更。店内の雰囲気も、商品が積み上
       がった雑多なものから、古い木材を用いた落
       ち着いた雰囲気へと改装した。じっくりと肌
       悩みを相談できるカウンセリングスペースや、
       せっけんや入浴剤を試すためのシンクも作っ
       た。(次回に続く)

 

       希望者殺到  
                ラッシュ 工場見学 連載中(7)

       2012年初めて売り上げが下がる

       ブームに乗ったラッシュは、1号店の「自由が
       丘」(目黒区)を皮切りに、路面店やショッピ
       ングモールへと出店を進め、右肩上がりに成長。
       全世界で1100億円超を売り上げるラッシュだ
       が、北米、欧州に次ぐ3番手の市場として、日
       本は100億円台半ばの規模まで拡大した。だが、
       風向きは徐々に変わっていった。自然派化粧品
       の「ロクシタン」や「キールズ」といった競合
       ブランドが続々と日本に参入。その一方で、単
       価の安いカラフルな入浴剤や石鹸を中心に愛用
       していた若年女性が、ある年齢を過ぎるとラッ
       シュを”卒業”してしまい、単価の高いスキンケ
       ア商品などへの移行が上手くいかないという
       課題にも直面していた。それまで右肩上がりで
       成長していたラッシュジャパンはついに店舗数
       が頭打ちとなり、2012年には初めて売上高が
       初めて前年を下回った。
       (次回に続く)

 

       希望者殺到  
                ラッシュ 工場見学 連載中(6)

       徹底的に作り込まれた世界観と、「新鮮な材料
       と手作り」を全面に押し出したラッシュの工場
       見学。全行程で5時間を超える、至れり尽くせ
       りのツアーを無料で開催する意図はどこにある
       のか。きっかけとなったのは、2012年にラッシ
       ュの日本法人が初めて経験した挫折だった。

       挫折から始まった「キッチンツアー」

       ラッシュは1995年、イギリス南西部の海沿いの
       街で誕生した。1999年にはラッシュジャパンが
       設立され、日本市場にも参入。当時は日本でも
       「ボディショップ」が若い世代にブームとなり、
       自然派化粧品の市場が醸成されている最中だっ
       た。
       (次回に続く)

 

       希望者殺到  
                ラッシュ 工場見学 連載中(5)

       終了時は

       カットした野菜をミキサーにかけ、特製のエッ
       センシャルオイルを注ぎ、スクラブの役割を果
       たす米粉を投入。これを、アイスクリームのよ
       うにすくって容器に収めれば、商品の完成だ。
       実演を見た後は、シェフのレクチャーを受けな
       がら商品の手作り体験をする。今回は、スイカ
       の形をした固形入浴剤作りに挑戦した。少々い
       びつな形に仕上がっても、それがまた愛着を生
       みそうだ。手作り体験を終え、ワークショップ
       や買い物の時間を経て、全てのメニューが終了。
       限定グッズの入ったお土産をもらって18時過ぎ
       に帰りのバスに乗り込む頃には、参加者はすっ
       かりラッシュに魅せられてしまった様子だ。
       (次回に続く)

 

 

       希望者殺到  
                ラッシュ 工場見学 連載中(4)  

       スライドショーで見る工場見学ツアー

        お腹がいっぱいになった後は、参加者はシェ
       フが着るような白いユニフォームを着用。ネ
       ット通販向けの商品を作っている工場へと見
       学に向かう。工場とはいっても、石鹸や入浴
       剤を成形するための小さな機械があるほかは、
       作業台と材料の詰まった大きな冷蔵庫、そし
       て大小の鍋が並ぶコンロがあり、むしろ厨房
       のようだ。同社が工場を「キッチン」、作業
       員を「シェフ」と呼ぶゆえんだ。ここでは、
       普段商品を作っているシェフが実演をしてく
       れる。今回作ったのは、ボディスクラブ。
       赤くて大ぶりな岡山県産のイチゴと高知県産
       のショウガを包丁で1つ1つカットする様子は、
       本物の料理人にそっくりだ。参加者からは「
       美味しそう」という声も飛び交った。
       (次回に続く)

 

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