ツキノウエ on the moon

なんとなく日記

Bluetoothヘッドセットふたたび挑戦

2008-03-16 23:24:27 | Mac
えー、MacBookを買ってすぐに周辺機器のBluetoothでのワイアレス化を考えた時期がありました。
まぁ、結局マウスは日本でのBluetoothへの関心の低さから自分にあったものが見つからず、LogicoolのMX-1000をそのまま愛用。
ヘッドセットに関してはチャレンジしてみたものの、実はいろいろあってDR-BT30Q(リンクはDR-BT30QA、Aがついたけど何が変わったんだろう?)は今は使ってません。
いろいろってのは、音声チャット時の音質。
向こうからの音声も耳障りなノイズ(たまにキキュッとか高音のもの)が乗ったり、こっちからの音声もやはりノイズが乗ってしまう始末。
結局、チャット相手からも不評だった上、何日かしたらMacBookで認識しなくなっちゃった。
リセットなどを繰り返してもダメだったので、試してみたいと云っていた友人Oにあげちゃいました。
実際、向こうに使ってもらったところ、堪え難い高音ノイズに『それでチャットを続けるようなら、お前との縁を切る』なんて状態。理不尽です。

当時、Leopardになれば音質も良くなるんじゃないか、と期待したのですが、よくよく考えればLeopardで対応するA2DP(Advanced Audio Distribution Profile)ではチャットは不可で、チャットはやっぱりHSP(HeadSet Profile)を使用する訳だから、もっさり感は消えない模様。

で、その友人Oが昨日、サンワサプライのMM-BTSH9を買ったらしく、『試したい、試したい』とラブコール。
しかたないのでつきあってあげた。
結果としては、やっぱりチャットは厳しい。
いま市場に出ているBluetoothヘッドセットはほぼすべてがヘッドフォンにマイク内蔵させるタイプで、チャット用の耳から口元までマイクが伸びたタイプのものは皆無。
そのため、どうしても向こうからの音声が小さくなる上に下手なノイズリダクションが災いしているのか、環境音と混ざっちゃって聞き取れない始末。
口元と耳を両手で塞いで自分の声以外がマイクに入らないようにするといい感じになるけど、チャットしている間中、言わザル、聞かザル状態なんて、Bluetoothヘッドセットでのハンズフリーを目指している訳だから本末転倒。

もう、Bluetoothヘッドセットは諦めるしかないのか、、、
とも思ったとき、また妙案(つまらん出費案ともいう)を思いついちゃった。

ヘッドセットとするためにはスピーカとマイクが必要です。
そのため、オーバーヘッド式(でかいユニットで耳を覆うやつ)、ネックバンド式、耳掛け式であれば耳のユニットにマイクを内蔵させちゃいます。
でも、イヤフォン式だと耳のユニット自体が小さいので、マイクとBluetoothのユニットを内蔵出来ずに、ペンダントみたいにぶら下げるユニットが必要になる訳です。
『せっかくBluetoothでワイアレスになるのに、なんか中途半端だよなぁ』と見向きもしてなかったんですが、ソニーのBluetoothラインナップの中にDRC-BT15という好きなイヤフォン式なり、ネックバンド式なりをつけられるタイプのものがあったんです。
これなら、口元とはいかなくても胸のあたりにクリップで留めれば、それなりの音声になるんじゃないか、と。

思いついちゃったら、とまらないオレの物欲。
早速買ってきましたよ、バカでしょ、ほんと。

さっそく繋げると、A2DPに対応した事もあって、システム環境設定の『Bluetooth』にはDRC-BT15のサービスとして、『Headset』(ローカライズ漏れ?)と『ヘッドフォン』が。
で、同じ『Bluetooth』の設定画面でメニューバーへの表示も指定出来るんだけど、これがくせもの。
Bluetoothのマーク(『>B』 みたいなの)をクリックすると出るメニュー内には、デバイスとしてさきほどペアリングしたDRC-BT15もあるんだけど、このメニュー項目がいま認識していなくても表示されているのでちゃんと接続出来ているのか最初わからなかった。
『Bluetooth』画面開いて『接続』がグリーンなら接続されているということなので、いちいち確認しなくちゃいけない。
実は接続しているBluetooth機器があると、メニューバーの『>B』に『…』が表示されるんだけど、複数のBluetooth機器を繋げているとどれが切れているか、なんてわからなくなる。
また、メニューの『DRC-BT15』を選択すると、『ヘッドセットを使用』『ヘッドフォンを使用』なんてメニューが出るんだけど、いまHSPのプロファイルを選択しているなら『ヘッドセットを使用しない』、A2DPなら『ヘッドフォンを使用しない』となる。
両プロファイルの同時使用は出来ないのだから、もっとシンプルでわかりやすいものにして欲しい。

肝心のiChatでの使用ですが、かなり不安定です。
実はiChatの環境設定でマイク入力、スピーカともにDRC-BT15を選択しても、こちらの音声は届く(つまりマイクはOK)けど、向こうの音声はこちらに届かず。(スピーカが×)
システム環境設定の『サウンド』画面で入力をDRC-BT15、出力もDRC-BT15(Bluetoothヘッドセット)に設定し直す、などiChatの画面と交互に設定をいじっているとあるタイミングでHSPでの音声チャットが可能になったりします。
そうそう、システム環境設定を頻繁に設定変更と化してたら、カーネルパニックになりましたよ。
久しぶりに見た。
Leopard以前のバージョンから、システム環境設定と各アプリの音声の設定は優先順位付けがきちんと機能していないようで、TigerでのiChatでもたまにおかしい事になっていたけど、それが未だに直っていない模様。
今回はさらにBluetoothのA2DPとHSPの要素も加わったので、ますます混沌と化しています。

あ、ちなみに他に試したSkypeの方がよっぽど安定してました。
iChatでは出力の選択には『DRC-BT15』だけしか出てこないんだけど、Skypeでは出力には『DRC-BT15』『DRC-BT15 #2』と出てきます。
#2がA2DPらしく、マイク入力に本体のマイクを指定すると、#2選択時にはA2DPで音声が聞けます。HSPよりは当然、高音質。(それでもBluetoothの接続状況や環境ノイズのせいか、Macの問題なのか、音が悪い時もある。)
それにSkypeだと使用後にiTunesで曲再生してもちゃんとHSPからA2DPに切り替わってくれている模様。
iChatはそこまでちゃんとしてない。
まぁ、まだ使い込みが足りてないので、たまたまかもしれませんが。

あと、AVRCP(Audio/Video Remote Control Profile)でiTunesをちょっとだけいじれる(再生、停止、次、前、ボリューム)んだけど、一回DRC-BT15の電源を切るとスピーカ出力の設定が元に戻っちゃうらしく、再度DRC-BT15つなげてイヤフォン挿して再生ボタン押したら、本体のスピーカから音が出てきて、かなりの空振り感でがっかりしちゃいました。
せめてBluetooth認識したらそっち優先する、とかしてくれ。

Appleにはここらへんのサウンド設定の整理をもういちどきちんとして欲しいですね。

せっかくなので、もうちょっと試行錯誤してみますけどね。

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1 コメント

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長いよ (通りすがりの友人O)
2008-03-20 02:43:26
うーん、実際試したらわかると思うけど、文章にすると解りにくいなぁ。まあ、最大の問題は音声と、Mac/iChat での安定性だね。

Jabra BT620s とか Plantronics とかも試してみたいけど、高くて手が出ない。Jabra BT620s なんて日本じゃ 17028 円!アメリカだと $34 ぐらいなのに、バカらしくて買えない。
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