ツキノウエ on the moon

なんとなく日記

姑獲鳥の夏

2005-08-22 01:36:03 | 小説
知人から借りていた京極夏彦の本があり、借りてからずいぶんと手を出さずにいたんですが、映画化という話を聞いて「そういや、京極の分厚い本を一冊借りっ放しだったなぁ』と引っ張りだしたら、件の『姑獲鳥の夏』でした。

正直、分厚いのに抵抗があったんですが、読み始めるとすごく読みやすいもんで、びっくりしました。
でも、1/4読んでも事件現場にすら到達してない推理小説(あれ?推理小説ですよね、これ?)ってすごいっす。
しかも、そこに至るまでの京極堂と関口とのやり取りが無駄になってないのには、ほんと、恐れ入ります。

しかもラストシーンなんかは横溝シリーズにも通ずるような、王道的な終わり方にも関わらず、泣いちまったよ、オレ。
(おもわず、『寄生獣』のあのシーンを思い出したからかもしれません。)

わりと、小説を読む場合、いい作品ほど頭に入り込んで、その場の情景が見えてくるんですが、今回もずいぶんと見えましたので、自分の中では面白かったんだと思います。
京極夏彦自身が『爆笑問題のススメ』で”自分の本は通俗娯楽で、万人に受けなくてはならない”と云った事を仰ってましたが、いやぁ、面白かったっす、(本の厚さと、アナタの格好で)食わず嫌いしててすいませんでした。と、とりあえず西の空に向かって叫んでおきます。(京極夏彦はそっち方面だと思われる)

で、正直、映画を見るかどうか、と云われるとちょっと迷います。
よく使われる宣伝文句として『映像化不可能と云われた』とか、観た人の『やっぱり映像化不可能でした』的な言葉があるようですが、ワタシからするとどこが『映像化不可能』なのか、検討つきませんでした。たんに演出の仕方次第でこの作品の雰囲気ってのは十分表わせる、と思いますが、どうなんでしょう?
ある意味、小説を読んで頭の中にイメージが出来ちゃっているものですから、それを映画を見る事によって壊されるのはいやだな、と。
つーか、キャスティングがイメージと違いすぎているのも、、、京極=堤、関口=永瀬からして違うし、久遠寺涼子=原田知世、榎木津=阿部寛、果ては敦子=田中麗奈なんて、、、なんか全部ちがうんですよ、見事に!
オレ的には京極は無愛想かつ怪訝な顔つきのぺ・ヨンジュン(なんだろね、これ)風味なものなのです、頭ん中では。
あぁ、とりあえず、間違ってるよー、と北の空に叫んでおきます。(実相寺はどうもそっちにいそうなんで)
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ハチミツとクローバー8巻

2005-08-19 22:05:25 | マンガ
買いましたよ、ハチクロ8巻。
えぇ!もちろんハチクロかるたつきを!
大人ですから!ワタシ!

お話は真山とリカさん、あゆと野宮がメイン。

もう、リカさんに関しては真山に任せるとして、だれか花本先生を幸せにしてあげてください。
なんか、この人いい人すぎて、たまんなくて涙出てきちゃいます。(ました。)
あぁ、でもリカさんが真山に受け止められる事で、自らの呪いから花本先生も解放されてくれるんでしょうかね。
いまは、はぐがいるからいいいけど、はぐの卒業後はどうなっちゃうんだろう、心配です。

あと、野宮(さん)ですが、登場当初のいかにも女の子泣かせてるっぽい感じから、あまり好きじゃなかったんですが((さん)と括弧付けなのはそのせい。でも、『真山の方がひどい』という意見の方が多いか。)、今回の青春スーツ再装着に至るまでのあゆへの想いの変化がよくて、『よっしゃー!野宮!もう、お前でいいから、あゆを幸せにしたれ!』と、思いまひた。
いやぁ、好きな娘のために鳥取から東京まで車飛ばすなんて、青春です。青いバネです。(なんじゃ、そりゃ)
あとは、どうやってユニコーンどもを駆除するかです。(^_^;

そういや、学生時代に友達んち遊びに行ってたら、夜中の2時に『悪い、大阪まで車出して。』と言われ、何も考えずに『うん、わかった』で東京から大阪まで車飛ばしたっっけ。青いね。跳ねるね。
ある意味、オレ様がキューピッド的でもある、そんな彼と彼女も、、、、いまじゃ、結婚10ん年の倦怠期、真っ最中。。。。
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オーバーマン キングゲイナー観終わりました

2005-08-19 12:59:54 | アニメ
エウレカつながりで観始めたキングゲイナーですが、見事にはまりました。
流行おくれも甚だしいですね。(^^;

どのキャラも憎めなくて、最後も大団円って感じなのが、同じ富野監督の『戦闘メカ ザブングル』を思い出させます。
わりとコメディタッチだし、ザブングルもずっと地べたを這いずり回ってたからかな?

お気に入りキャラはシンシア、アナ、ゲインあたりでしょうか。

シンシアは特に最終回、最後のシーンでのゲイナー、サラとの防寒服姿でのスリーショットが可愛くて好きです。
『お前たち、私の後ろで手をつないでるだろう』
『わかる?』
『わかるんだなぁ』
だったか?
もう、たまりません。

アナ姫も以前書いたように、あの高貴な物言いがツボに入りました。
最終回、五賢人に説教するあたりなど『おぉ!』と感嘆の声が上がっちゃうほどです。

で、ゲインはやっぱりかっこいいからでしょうか。
ぜひとも数年後の成長したアナ姫とくっついて欲しい、とか思っちゃいました。

そうそう、途中でインド方面にエクソダスしたヤッサバ隊長と占い少女の行く末が心配だったんですが、最終回で元気にエクソダス中だったのを見れて安心しました。(ほんと、ファン心理を察してくれるスタッフでよかった)

ひさしぶりに最後まで楽しく観れたアニメです。
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ファンタジックチルドレン

2005-08-18 14:43:13 | アニメ
もう、とっくにTV放映も終わってしまったアニメですが、『ファンタジックチルドレン』という作品が好きです。
とくに最初のころのナンなのかよくわからない閻魔とベフォールの子供たちとの戦いの際の、緊張感あふれる重苦しい雰囲気などが非常にいい感じでした。

で、なぜ今頃なのかというと、DVDリリースと同時期くらいに近所のTSUTAYAに1巻が並んだんです!
ヤター!ウレシー!と当然のごとく借りましたよ。うん、いいよ、やっぱりいいよ、これ。


ですが、その後何ヶ月たっても2巻以降が入ってきません、、、
そしてついに『ファンタジックチルドレン』はTSUTAYAから消えました(T_T)
やっぱり、ちょっと古臭いキャラクタだったりするんで、まったく知らない人が手に取ったとしても、あまり借りる気がおきなかったんでしょうね。(追記:リンク先の公式ページのキャラクタ紹介も、またひどい絵ですんで困ったもんだ)

で、半ばあきらめかけていたところ、9月発売のDVD最終巻にはTV放映時には描かれなかった、ベフォールの子供たちのその後が新規映像としてつく、との事。
TV放映時もあまりに尺が足りない感たっぷりの最終回だったので、ちょっと不満があっただけに、ファンとしては嬉しい限りです。
これは見過ごすわけにはいきません。

なので、本気でDVDレンタルの『DISCAS』あたりの会員になろうかな、とさえ思ってます。

幸運にも『ファンタジックチルドレン』が近所のレンタル屋に並んでいる、という人はぜひ一度ご覧になることをお薦めします。
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エウレカお休み

2005-08-18 00:20:03 | アニメ
今週はお盆編成のためか、エウレカはお休みでした。
有明で行われたイベントにスタッフがブース出してて、原稿落ちそうなんで18話のほうを落とした、なんて事はないはずです。
最近、どうもエウレカに対するテンションが落ちてきてるのはなんででしょう?なかなか倦怠期から抜け出せないから?天然どもの活躍が少ないから?それともオレ自身のテンションが下がってるから?
ワキ乳にばかり反応してないで、エウレカ(およびその仲間ども)をちゃんと描けるようになろうぜ!という意気込みを持って、自家発電でテンション上げるために、レントン&エウレカの落書きです。(結局、また落書きかよ)

ちょっと俯瞰気味で何かを見つめる、レントンとエウレカです。
表情からすると、メーテルたちを眺めてる、って感じでしょうか。

ちょっとお絵描きを怠けていた&もともとオレ絵というものが確定してない、がために描くたびにどのエウレカもちがう顔になります。(T_T)
来週のエウレカでふたたびテンションあげて、ガリガリと描けるようにしたいと思います。です、はい。
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