ヤンマ探索記

トンボの観察記録です。

タイトルはヤンマですが、トンボなら何でも撮ります。
勿論、ヤンマが優先です。

カトリヤンマ 2014<9月②>

2014-09-14 | カトリヤンマ

<9.6>

今度こそは

2日前、カトリヤンマの交尾撮影に行ったものの、よい位置に止まらず出直しです。1日おいての晴予報で決行。
交尾態の目撃は少なくても撮影機会は多いという結末でした。結局は止まる位置の運次第です。最高気温31℃。
林に踏み込んで交尾態を飛ばすと高い梢に上がるので、飛来して着地する個体をじっと待つのが得策のようです。

最初の交尾態が近くに止まりました。低いポジションでしたが近過ぎ、僅かな動きで飛びました。

交尾態


飛んだ先を探すと珍しい光景に出会いました。おそらく先の交尾態で、♀が物凄い勢いで暴れ回っています。
♂から離れられないようでパニック状態。♂は連結を解除して枝に止まり、再び交尾する気配はありません。





♂の副性器に産卵菅が絡まった状態と想定しましたが、正確には分かりません。



地面に落下して飛上がると、今度は♂と♀が逆転。♀が枝に止まり落着きを取戻したようです。



発見して約5分後、離れる直前です。



午後になって気温が上がると探雌していた♂が休止するようになり、さっぱり交尾態が見られなくなりました。

♂ 静止








潮時とみて撤退を決意したところで、交尾態が運よく目の前に止まりました。完全に落着いて約50分間の交尾。
樹木が林立しているのでポジションは限られますが、ゆっくり撮ることができました。

交尾態






周りの枝を掻き分ける余裕ができて、やっと思いのカットが撮れました。

同じ木の枝先に別の交尾態がいるのに気付きましたが、高低差があり双方を入れて撮るのは無理でした。

交尾態 別個体

2014.9.6 栃木県

コメント
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