名古屋を往来した寝台特急 <EF65の時代>
昭和40年10月のダイヤ改正で、東海道線20系寝台特急の機関車はEF65-500番台に置換えられた。
同時に上りの名古屋発着時刻が変更されて3列車が5時台になり、"さくら"を除き撮ることがかなり困難になった。
まずは40年11月、EF65-500番台(P形1次車501~512)に交代した"さくら"を撮った。
名古屋停車中のEF65-508牽引の上り特急"さくら"
1965.11 名古屋駅
夏であれば、家から自転車で小1時間程の熱田駅付近で夜明け頃に東海道線を疾走する列車を見ることが可能であった。
徹夜の受験勉強の流れで出かけると、"あさかぜ"、"富士"、"はやぶさ"、"みずほ"、"さくら"の順で通過していく。
薄暗いなか高速で走る列車を撮るのは当時のキャノネットでは無理があり、スピードにピントが合わず悔しい思いをした。
この程度が限界で、4時台に来る"あさかぜ"は暗過ぎてさらにボケてしまう。
EF65-500番台の上り"富士"
EF65ー500番台の上り"はやぶさ"
最後尾電源荷物車はカニ21 前方に1等寝台車ナロネ22を連結
EF65-500番台の上り"みずほ"
電源荷物車はパンタグラフを上げたカニ22
1966.8 東海道線 名古屋・熱田
上り"さくら"最後尾のパンタグラフを撤去したカニ22
1965.10 東海道線 名古屋・熱田
43年8月、名古屋駅での撮影。
名古屋に入線するEF65-527(41年に投入されたP形2次車527~531)牽引の上り"さくら"
最後尾の電源荷物車カニ21
1968.8 名古屋駅
20系電源荷物車カニ22は当初パンタグラフから給電していたが、その後電動発電機が撤去されていった。
撮影当時、パンタグラフから給電するカニ22を連結していたのは"みずほ"のみで、この年までであったと思う。
上り"みずほ" 最後部の電源荷物車カニ22
1968.8 名古屋駅