ヤンマ探索記

トンボの観察記録です。

タイトルはヤンマですが、トンボなら何でも撮ります。
勿論、ヤンマが優先です。

ヒメクロサナエ  2015<5月>

2015-05-18 | サナエトンボ科ダビドサナエ属・ヒメクロサナエ属

<5.8>

初めての産卵撮影

ムカシトンボの沢でクロサナエの産卵を撮っている時、ヒメクロサナエが横切って浅瀬に着地して産卵しました。
樹上から降りて極僅かな時間に産卵することは知っていましたが、これまで見当違いの場所を探していました。
分かり難い所に静止して石の間に腹部を入れて産卵するので、全体の姿を撮影するだけでも大変です。
13時5分頃と20分頃に2♀の産卵を撮影しましたが、慣れていないので見落としがあるかと思われます。

♀   産卵


移動後


産卵前の数十秒間に卵塊を造っているとみられる♀


その場で産卵せずに飛立ち、近くに着地して産卵


最初の産卵が終わってから♂が降りてきて、20秒程止まり、樹冠に飛んだ直後に2番目の♀が飛来しました。

♂   静止 






14時半頃から約10分間、樹上から降りてくる頻度が増しましたが、♀は見ていません。

先の♂と同一個体かは不明





2015.5.8 東京都


<5.11>

産卵仕切り直し

ヒメクロサナエの産卵パターンが分かって、3日後に撮り直しです。都心は23℃でも渓流は冷えを感じる程。
ムカシトンボは殆ど飛びません。前回より早い12時半頃に♂が姿を見せ、その後、何回も現われました。
♂が不在の13時50分頃に最初の♀が飛来して、14時40分頃までに3♀の産卵を目撃しました。
狙いは卵塊撮影です。石の間に隠れた腹端を撮るため慎重に接近したものの、何回か飛ばしてしまいました。

まずは、樹上から時折降りてくる♂。すぐに樹冠に上がり、これでよく♀が捕まえられるものと思います。

♂ 静止 一瞬樹上から降りてくる








最初の♀は約1分半産卵、徐々に間を詰めましたが、狙った位置に到達する前に飛んでしまいます。

13時50分頃の産卵




当方の動きを察したか近くに移動


再度移動、卵塊付きの全身を撮るのは横からしかないが至難の業


上の卵塊を拡大


この日の♀は、前回より細流の上部に着地しました。飛来を見逃さなないように見張るだけでも疲れます。

14時20分頃の産卵


14時40分頃の産卵 近寄れず

2015.5.11 東京都

コメント
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