<5.8>
初めての産卵撮影
ムカシトンボの沢でクロサナエの産卵を撮っている時、ヒメクロサナエが横切って浅瀬に着地して産卵しました。
樹上から降りて極僅かな時間に産卵することは知っていましたが、これまで見当違いの場所を探していました。
分かり難い所に静止して石の間に腹部を入れて産卵するので、全体の姿を撮影するだけでも大変です。
13時5分頃と20分頃に2♀の産卵を撮影しましたが、慣れていないので見落としがあるかと思われます。
♀ 産卵
移動後
産卵前の数十秒間に卵塊を造っているとみられる♀
その場で産卵せずに飛立ち、近くに着地して産卵
最初の産卵が終わってから♂が降りてきて、20秒程止まり、樹冠に飛んだ直後に2番目の♀が飛来しました。
♂ 静止
14時半頃から約10分間、樹上から降りてくる頻度が増しましたが、♀は見ていません。
先の♂と同一個体かは不明
2015.5.8 東京都
<5.11>
産卵仕切り直し
ヒメクロサナエの産卵パターンが分かって、3日後に撮り直しです。都心は23℃でも渓流は冷えを感じる程。
ムカシトンボは殆ど飛びません。前回より早い12時半頃に♂が姿を見せ、その後、何回も現われました。
♂が不在の13時50分頃に最初の♀が飛来して、14時40分頃までに3♀の産卵を目撃しました。
狙いは卵塊撮影です。石の間に隠れた腹端を撮るため慎重に接近したものの、何回か飛ばしてしまいました。
まずは、樹上から時折降りてくる♂。すぐに樹冠に上がり、これでよく♀が捕まえられるものと思います。
♂ 静止 一瞬樹上から降りてくる
最初の♀は約1分半産卵、徐々に間を詰めましたが、狙った位置に到達する前に飛んでしまいます。
13時50分頃の産卵
当方の動きを察したか近くに移動
再度移動、卵塊付きの全身を撮るのは横からしかないが至難の業
上の卵塊を拡大
この日の♀は、前回より細流の上部に着地しました。飛来を見逃さなないように見張るだけでも疲れます。
14時20分頃の産卵
14時40分頃の産卵 近寄れず
2015.5.11 東京都