<10.20>続編
天候次第(その2)
好天で過去にない程オオキトンボの連結産卵に遭遇。ならば交尾も外せません。3対目撃し2対を撮影しました。
以下、到着時の9時過ぎから13時まで、即ち産卵開始前から終了後に撮影した産卵を除くシーンの時系列です。
9時半頃、堤を♂が飛び回って探雌が始まりました。時々止まります。♀の姿がなく交尾はありませんでした。
♂ 静止
林や草原から池に飛来する連結態は既に交尾を済ませているので、池近くで交尾を見ることはまずありません。
一方で、産卵中か産卵に来た♀を縄張りの♂が捕捉した交尾態は、大概は遠くに飛ばずに池端に静止します。
よって、交尾を目撃するのは単独産卵の多い時間帯です。11時10分頃、交尾態の着地を見届けました。
交尾態 交尾時間は約5分間
連結産卵が一段落して、いよいよ終了と思われた11時50分頃、単独産卵の♀が縄張り♂に捕捉されました。
交尾態で3ヵ所移動しましたが、先程の個体同様、交尾時間は約5分間でした。移動したわりに短いか。
交尾態
交尾して約5分後、♀が生殖器を♂の副生殖器から離してそのまま約20秒間の静止後、産卵に飛立ちました。
この行動は過去何度も目撃していますが、早々に連結産卵を始めるべく♂に催促しているようにも見えます。
交尾解除後
単独産卵の♀が交尾に至る例は多いとはいえず、身をかわして♂から逃げ、即戻ってきて産卵する♀もいます。
以下は、連結に至ったものの♀が交尾に応じない例です。連結態で飛び回った後、♂が諦めて連結を解きました。
連結態 交尾拒否
まだギンヤンマ2♂が飛び回って連結態を襲う動きが見られ、他にはタイリクアカネ、コノシメトンボを目撃。
タイリクアカネは時期が早いのか連結産卵は見られず、1♂が縄張り。その♂がオオキトンボを連結しました。
異種間連結 タイリクアカネ♂とオオキトンボ♀ 即飛んで見失う
縄張りの♂は池でホバリングして♀を探し、時折池端に静止します。連結態に干渉するので厄介な存在です。
♂ 静止 縄張り行動
♂ 飛翔 縄張り行動
産卵タイムが終了すると縄張りの♂は池端から姿を消しますが、池近くの草地にしばらく居残る♂が見られます。
♂ 静止
2020.10.20 兵庫県
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