ヤンマ探索記

トンボの観察記録です。

タイトルはヤンマですが、トンボなら何でも撮ります。
勿論、ヤンマが優先です。

ヤマサナエ 2021<5月③>

2021-05-28 | サナエトンボ科アジアサナエ属

<5.25>

やっと産卵

横浜の小川の定点観察、ヤマサナエの産卵目的では3回目。縄張り行動が10日程前から活発になっています。
流れに飛来した♀は見ているものの、まだ産卵の目撃がありません。晴れて最高気温28℃、林内は24℃。
20m程の範囲に常時3♂が縄張りして、バトルを繰り返していました。これで♀が来るのか不安な状況です。

14時20分頃、♂が一瞬姿を消すと♀が飛来。♂を警戒して水面すれすれを飛び、1分半で2回打水しました。

♀ 産卵 卵塊形成前




30秒程で卵塊を造り始め、約1分後に打水し再び卵塊を形成する場面です。動きが激しく横に回り込めません。

飛来後約1分10秒 1回目の打水後


約20分後、同じ水域に次の♀が飛来しましたが、瞬時に縄張りの♂に持っていかれました。

♂ 飛翔 




♂ 静止 縄張り行動

2021.5.25 神奈川県


<5.26>

早めの産卵

昨日、産卵開始を確認して、連日行くのが得策と思い同じ小川に行きました。卵塊を写し込むことが主目的です。
曇がちで2℃下がり23℃、湿度は50%以下。前日と打って変わり、正午時点で♂の活性がありませんでした。

12時半頃、早めに産卵が始まりました。水面近くでホバリングを始め、やや高度を上げて卵塊を形成しました。
上下に移動するものの、比較的ゆったり飛び、飛び去る前に1回打水、約1分10秒間の短い産卵でした。

♀ 産卵 約15秒で卵塊を造り始める


飛来約30秒後






約40秒後、水面際まで高度を下げましたが、打水せずに再び上昇。15秒程かけて3m近くまで上がりました。
その後、急降下し約20m先で打水して終了。水面際で動き回った昨日の♀とはかなり異なる産卵行動でした。

飛来約40秒後


早めの産卵を目撃して後続を期待しましたが、そう甘くはありません。次の飛来は14時半頃でした。
卵塊を造り始める前に♂に捕まりました。これまでの目撃では、捕捉される時点は卵塊の形成前ばかりです。
連日の交尾態目撃ですが、樹上高く飛んで撮れません。♂は14時頃に数頭現われて、急に活発化していました。

♀ 産卵 卵塊形成前 身を伏せるようにして水面すれすれに入ってきた


♂ 飛翔




♂ 静止 縄張り行動



2021.5.26 神奈川県


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