ヤンマ探索記

トンボの観察記録です。

タイトルはヤンマですが、トンボなら何でも撮ります。
勿論、ヤンマが優先です。

昭和40年代前半の鉄道写真(82・中央西線電化の記録㉑)

2016-01-24 | 昭和40年代の鉄道(中央線他)

多治見・中津川間 槙ヶ根トンネル

武並・恵那間の最終回。この区間のサミット、長さ730mの槙ヶ根トンネルを振り返る。

武並・恵那間の複線化は、新槙ヶ根トンネルを掘削して別ルートの下り線を建設、上り勾配を大幅に緩和している。
新トンネルは中央西線では愛岐トンネルに次ぐ延長2766mで、一直線で峠を抜けて恵那の手前で旧線と並走する。
一方、旧線は引続き上り線として使用され、思い出の槙ヶ根ルートの上り下りの25‰勾配は以前のまま残っている。

旧トンネルの電化改修は、新トンネルの開通を待って実施したので、この区間はしばらく新線のみで運行されていた。
名実ともに複線電化が開始されたのは中津川電化開業の翌年であったと思われる。

槙ヶ根トンネルの恵那側、改修前のレンガ積みの坑口。42年9月の写真である。
恵那側は線路伝いに行くことができたが、武並側は退避場所が全くないので坑口まで近付けなかった。



トンネル内は武並側から下り勾配、下り列車のD51は絶気して出てくる。

 D51-267[中]牽引の下り長野行829レ


上り塩尻発名古屋行840D、最後尾のキハ58がエンジン全開でトンネルを行く

1967.9 武並・恵那

43年6月、電化目前の梅雨時に撮影。
小雨のなかトンネル前で上り旅客を待った。先行の上り臨時貨物が運休で重連運転であったが、気温が高く煙が見えない。

D51-274[中]先頭に重連の上り中津川発名古屋行628レ

1968.6 恵那・武並

43年8月に中津川電化が完成して、10月の営業開始を待つ新トンネルの武並坑口近辺で撮影した。
新線の上り勾配は、短区間の最大20‰に緩和、トンネル内はほぼ平坦である。かつてのD51の迫力は望むべくもない。

D51牽引の下り貨物653レ 電化開業前の新線の架線下を行く


電化に向けて槙ヶ根トンネルが改修中であり、上り列車も新線を使用していた。

上り中津川発名古屋行548D 先頭キハ25にキハ17系の3連 後尾から

1968.8 武並・恵那

電化開業前であるが、電気機関車の練習運転が始まっていた。同じ日の撮影で場所は不明確。

EF60牽引の下り中津川行621レ



1968.8 瑞浪・釜戸(推定)


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