<4.19>
遅い時間の羽化・第二弾
先週、クロスジギンヤンマの羽化がいち早く見られるの神奈川西部の池に行きましたが、羽化殻2個を見たのみ。
今季は羽化時期が早い様子の他のトンボとは異なるようなので、約1週間待って多摩の池に行きました。
前日雨で夜間の気温がやや低く、運がよければ遅い時間の羽化が期待できます。最低10℃、最高気温は22℃。
池を回ると複数の羽化殻が見られ、相当数が早朝に飛立った模様。残っていたのは羽化不全の1頭のみでした。
転戦を決断した9時過ぎに上陸するヤゴを発見。刺激しないよう見失しなわないよう、ヤゴの行方を凝視します。
9:09 上陸したヤゴ
問題はどこで定位するか。撮影可能な場所でないと折角の発見も無駄になります。なかなか厳しい位置に定位。
撮り易い場所に多くの羽化殻が見られるのに、日が高くなると目立つ場所では羽化しないのか。
♂ 羽化 9:20 定位
定位して約32分、裂開が始まっていましたが、風が吹いて草が被り撮影不能。複眼が出てから姿が見えました。
9:54:22
9:54:25
9:54:31
9:54:38
9:55:44 肢が完全に抜けて休止
9:56 休止期
10:20 休止期は約27分 間もなく脱出開始
10:22:54 脱出 開始から完了まで6秒
10:23:05 脱出直後
この後、風が強くなって向きが変わり、草が被って翅の伸張期は大半が撮影不能でした。
10:39 翅の伸張
11:04 腹部の伸張
12:11 開翅 定位してから約2時間51分
12:14 飛立ち直前 開翅して約3分で飛立ち
近くの樹上に静止 翅は閉じている
羽化の撮影中、早くも♀が飛来。かなり敏感ですぐ姿を消しますが、おそらく同じ♀が何度も現われました。
まだ♂は飛んでいません。
♀ 産卵
右奥にヤゴの姿
2018.4.19 東京都
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