ヤンマ探索記

トンボの観察記録です。

タイトルはヤンマですが、トンボなら何でも撮ります。
勿論、ヤンマが優先です。

ムカシトンボ 2017<5月②>

2017-05-14 | ムカシトンボ科

<5.8>

状況変わらず

3日空けて、同じ渓流のムカシトンボです。産卵の本格化を期待して行きましたが、状況は変わりませんでした。
♂の動きは前回とは異なり、午前中はたまに飛来するのみで、13時半頃から数頭の探雌行動が始まりました。
水面際でのホバリングは全くありません。平地の最高気温は29℃まで上昇。

10時半頃、最初に現われたのは♀。相変わらず産卵を試すような行動を繰り返し、1分程で上流に消えました。

♀ 産卵


次の♀まで3時間半待ち。♂が追ってきて、一旦逃げて戻りました。落着くかと期待するも5秒で飛立ちます。

止まったのは産卵不適の堅い茎




約20分後、次の♀が飛来。同じパターンで産卵場所が分かっていない様子。いずれも黄色が鮮やかな個体です。





この日の探雌行動です。

♂ 飛翔







2017.5.8 東京都

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クロスジギンヤンマ 2017<5月>

2017-05-11 | クロスジギンヤンマ

<5.7>

飛立つ直前の連結態

クロスジギンヤンマの生殖活動が活発になる頃です。昨年、個体数が多かった多摩丘陵の池に行きました。
今年も多数羽化したようで、あちらこちらに羽化殻がありました。探雌に来る♂は2、3頭で、やや不活性です。
♀は数回飛来して、交尾成立は1例。撮影したのは今回も連結態まででした。午後は曇天、最高気温25℃。

捕捉後、唯一交尾が成立した連結態です。水しぶきが上がった地点に駆けつけて、飛立つ直前に間に合いました。
産卵する♀を水没させてから連結して引き上げるのにもたつき、30秒程かかりました。

連結態


産卵に飛来した♀


♀ 産卵


産卵移動












♀に飛びつくも逃げられ、水に浸かる♂


縄張り争い


探雌行動










久々に見た♂のホバリング

2017.5.7 東京都

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ダビドサナエ 2017<5月>

2017-05-10 | サナエトンボ科ダビドサナエ属・ヒメクロサナエ属

<5.5>

目立たぬ産卵

ヤマサナエの羽化がピークを迎えた小川では、ダビドサナエが水辺に度々姿を見せました。
当地の個体数は少なく、複数見ることは滅多にありませんが、いやに目につき交尾、産卵のチャンス到来です。
注視していると、交尾態の目撃はなかったものの、正午過ぎに産卵。ここでの発生を漸く確認しました。

笹の奥の目立たない所で産卵していた♀が表に出てきました。発見後、約30秒で産卵終了でした。

♀ 産卵




♀ 静止 産卵後の休止


♀ 静止


♀ 未成熟 静止


♂ 静止





2017.5.5 神奈川県

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ヤマサナエ 2017<5月①>

2017-05-09 | サナエトンボ科アジアサナエ属

<5.5>

遅い羽化ピーク

昨年、ヤマサナエの羽化を撮影した神奈川西部の沢では、時期が遅れたのかタイミングが合わずに空振りでした。
この時期に未成熟個体をよく見かける鎌倉の小川に行きました。羽化場所は予測できますが、自信はありません。
9時過ぎに到着、目立つ場所で休止期の♂が見られて一安心。5分後の脱出開始に間に合いました。

付近で2頭の羽化が同時進行、1時間遅れで1頭、さらに1時間後に1頭と続き、3♂、3♀を確認しました。
最後の飛立ちは正午過ぎです。例年より数日遅れて、羽化のピーク日の様相でした。快晴、最高気温25℃。

9:11 ♂ 羽化 休止


9:13


9:16:01 脱出開始


9:16:17


9:16:18 脱出 17秒で完了


9:16:22 脱出直後


9:17


9:25 翅の伸張


9:36


9:38 腹部の伸張


9:47


10:25 開翅 脱出から1時間9分


10:54


約1時間遅れて羽化を始めた♀です。すぐ近くの羽化不全に気をとられ、定位を見逃していました。

10:10 ♀ 羽化 休止


10:13:26 脱出直後


10:13:52


10:19 翅の伸張


10:22


10:30 腹部の伸張


10:44


10:57:41 開翅 脱出から44分


10:57:42


左側は羽化不全の♂

2017.5.5 神奈川県

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ムカシトンボ 2017<5月①>

2017-05-08 | ムカシトンボ科

<5.4>

機は熟さず

ムカシトンボの生殖活動が盛んになる頃です。例年の渓流に行きました。最高気温22℃、午後は肌寒い天候。
♀は2回目撃しましたが、落着かずに一瞬の産卵で去りました。多分同じ個体です。時期が少し早かったか。
一方、探雌行動は何時になく活発で、低空でホバリングする行動も何度か目撃しました。

11時半頃、そろりと姿を見せた♀です。♂は気がつきません。

♀ 飛翔


♀ 産卵


約1分間で移動して2ヵ所に止まるも数秒で飛ぶ 落着かず産卵を試すような行動

♂が丹念に産卵場所をチェックしていきますが、♀がいません。連結の目撃はありませんでした。

♂ 飛翔




時間をおいて水面ぎりぎりのホバリングが始まります。3♂が同時に現われた時間帯もありました。


















2017.5.4 東京都

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