ヤンマ探索記

トンボの観察記録です。

タイトルはヤンマですが、トンボなら何でも撮ります。
勿論、ヤンマが優先です。

クロサナエ・ダビドサナエ 2017<5月①>

2017-05-28 | サナエトンボ科ダビドサナエ属・ヒメクロサナエ属

<5.22>

紛らわしい

ヒメクロサナエが産卵する源流域ではクロサナエの産卵も見られ、この時期、セットで撮るのが恒例行事です。
ところが、ダビドサナエも産卵に来ていることが判明しました。当所での目撃は初めてでした。

12時台と13時台にそれぞれ2回、クロサナエの産卵を目撃しましたが、いずれも10秒程で姿を消します。
少々時期が早い印象でした。♂は全く現われません。

<クロサナエ> ♀ 産卵




14時台にも2♀が飛来、今度は落着いて、いずれも約30秒間産卵、やっとゆっくり撮影できました。
勿論、クロサナエと思って撮っていましたが、後程画像を確認すると、ダビドサナエに入れ替っていました。
紛らわしいことこの上なし。以下はダビドサナエの産卵です。

<ダビドサナエ> ♀ 産卵






別個体

2017.5.22 東京都

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ヒメクロサナエ 2017<5月>

2017-05-25 | サナエトンボ科ダビドサナエ属・ヒメクロサナエ属

<5.22>

静止接水産卵

この時期の課題は源流域のヒメクロサナエの産卵です。今季は遅れていると読んで時期を遅らせて行きました。
目標は卵塊の写し込みですが、敏感で寄ることが困難、しかも石の間に産卵するので、どこに来るかの運次第。
正午頃、1♂が樹冠から降りて産卵場所に姿を見せました。♀の飛来を確信して目を凝らして待ちます。
15時を回って漸く産卵。目撃は1♀でした。平地の気温は30℃超、気温が高く産卵時刻が遅れたようです。

♀ 産卵 流れに着地した直後


着地してから動かず1分20秒経過 飛び立ち直前


♂ 静止 縄張り行動



2017.5.22 東京都

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サラサヤンマ 2017<5月①>

2017-05-21 | サラサヤンマ

<5.19>

何時来るか

サラサヤンマの季節到来、千葉の湿地に行きました。トンボの活動が遅れて空振り連発中の不安なスタートです。
正午過ぎ、♂がメインポイントで縄張りして約50分で姿を消し、1時間半以上、見たのはシオカラトンボのみ。
若い♀が来る実績ポイントで実績のある時間まで待つことにしました。午後の一時が曇りで最高気温26℃。

14時半、ふらふらと若い♀が現われました。待った甲斐があったと思ったのは束の間。回り込む前に飛びます。
相当敏感で、最初の着地から30秒程転々として姿を消しました。

♀ 産卵 数秒で飛ぶ


周回して産卵できない所に着地


戻ることを期待して約20分間待つと、再び♀が飛来。先程と別個体のようで、今度は落着いて産卵しました。

♀ 産卵 待機していた足元に着地した


移動して朽木に約5分間産卵








10m程移動して、この後林に消える


縄張りの若い♂です。他に見た2♂も上空で摂食するのみで、ホバリングの目撃はありませんでした。

♂ 静止









2017.5.19 千葉県

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タベサナエ 2017<5月>

2017-05-18 | サナエトンボ科コサナエ属

<5.13>

流水域での産卵

遠方まで来たからには、西のコサナエ属の交尾、産卵を撮影しておきたいものですが、活性がありませんでした。
午後になるとオグマサナエ♂数頭が水辺に出て待機していましたが、滞在した時間中に♀は現われず。
13時半頃、隣接するの湿地の細流でタベサナエが産卵するのに気付き、何とか撮影。目撃は一度のみでした。
♂が縄張り行動を始める前に現われて、約1分間の産卵。待機の♂はオグマサナエよりも少ない様子でした。

♀ 産卵










♂ 静止


<オグマサナエ> ♂ 静止

2017.5.13 岡山県

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トラフトンボ 2017<5月>

2017-05-15 | ・トラフトンボ

<5.13>

一路西へ

5月初旬、毎年トラフトンボを撮影する千葉の沼に行きましたが、シャッターを切ることなく帰ってきました。
ここ2年で個体数が激減し、卵塊造りも数年間撮れていません。何度も行って外すより、一路西へ向かいました。
心配した朝方の雨は上がり、予報どおり正午から日が射しました。午前中は無駄にしましたが、仕方なし。
気温が上がった10時半頃から、度々交尾態を目撃。広範に生息しているようでポイントを絞るのに腐心します。
探雌行動が盛んな一角に賭けて待機しました。最高気温は低く22℃。

14時半過ぎ、最初の交尾態が飛来しました。交尾飛行は撮れず、産卵場所が定まり交尾を解いた場面です。

交尾を解いた直後の♂と一時停止した♀


5秒で♀が移動、♂は追尾


着地して10秒後、すでに卵塊が出ている


卵塊造り 慎重に接近するも、動きに反応して20秒程で樹上に飛ばれた


絶好の産卵ポイントのようで、その後も交尾態が何度か飛来しましたが、縄張り♂が絡んで殆ど飛び去ります。
16時前になって、水面近くから出てきた♀が、樹木に止まって卵塊造りを始めました。

♀ 産卵 卵塊造り


奇妙な行動を目撃しました。しっかり卵塊をつけた♀が池の反対側に向かって飛んでいます。
ふらふら飛び回って着地するような動きをして、落葉に卵塊を落としてしまいました。その直後の場面です。

♀ 飛翔


産卵に失敗したのか水没した♀


上の♀を救出




定番の♂のホバリング。撮らずに帰るわけにはいきません。

♂ 飛翔



















2017.5.13 岡山県

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