自分に都合がいいから、優しい人だと言う。

【主観から完全に離れて考えたり感じることは難しい】

このブログを読んでくれている友達から

「あたし、案外シリアスカテゴリーと言いたい放題カテゴリーが好き。

　とんがってるくらいのも面白いよ」

と言われる

あらあら、嬉しいというかありがたいというか。

というわけで今回はシリアスカテゴリー記事です。

褒められてのびる…とは限らないが、少しは行動するタイプなのだ（笑）。

タイトルそのままに、

「あの人は優しい人だ・いい人だって判断は、実は善良だとか思いやりがあるからではなく、発言者にとって"都合がいい”ことを言ってる場合って多いよね」

ってお話です。

はるか昔のことすぎてすっかり忘れていたが、なんと高校まで一緒になっちゃった同級生がいた。

同性だったんだけど絵に描いたような“嫌なモブ女子”気質の子で、常につるんで一人ぼっちのターゲットをずーっと言葉でいじめて辱めて喜んでいる陰湿な子だった。

私もターゲットにされやすく、まーストレスかけられましたよ。

本当にうざかった。

人間って悲しいもので、低次元でくだらなければくだらないほどやられる方はムカつくんですよね

きっと読んでくださってる方の中にも

「クラスメイトのあいつが…」

「同じ部署の嫌な奴が…」

と共感してくださる人が多いはずだ。

ありふれたストレスのひとつ。

どうということもない和顔の子でしたが、ひん曲がった性根が表情にあふれ出ていて私は

「ねずみ男かロシアアニメの貧乏悪役みたい」

と思っていた。

よくあるくだらないいじめでも、やられた方は本当に嫌なものです。

できるだけ早くあの人に報い（＝善行や悪行の結果として己の身に引き受ける事柄。因果応報のブーメラン）がきますよーに

「でも、あの辛い体験のおかげで優しくなれたから加害者にも感謝だよお」

なんて嘘は私は書かない。

悪いことして報いを受けるか、しないでカルマを作らないでいるか選んだだろって言ってやりたいくらいです。

（だからね、世界中のいじめ被害者・各種ハラスメントの被害者の皆さまもね、ゆるさなきゃ水に流さなきゃなんて思わなくていいんですよ。

　この世の決まりごとなのよ、因果応報は）

このねずみ男（仮）ちゃん、小賢しいのでもちろんスクールカースト上位に君臨する生徒にはぜったいに加害をしなかった。

で、ね。

高校時代に美人で成績優秀な子がいて、私はその子と仲良くなったの。

「わかるわかるー」

って言われるでしょう、もちろんその子といる時はねずみ男ちゃんぜーったい加害してこなかったの。

もうわかりやすくて気持ち悪いね。

美人さんはそんな感じでいつもそいつから下にも置かず媚び売られているので悪い気はしない。

だから

「○○さん？

　別にふつうのいい人だよね」

と語っていました。

それを聞いた幼き日の現在進行形で加害されまくりの私は…。

あいつがいい人？

「自分にとっては都合がいい害のない人」

の間違いでしょ。

でも、きっと"いい人”“優しい人”ってそういう意味で言ってることが多いんだろうな。

と思ったものです。

心にぐるぐる巻き起こる黒い感情を抑えながら。

…うーん。

よくある話、でも本当に、大変だったなあ。

我がことながら心からそう思ってしまいます。

これにちょっと近い話で、

「世間一般でいう良い彼女・優しい奥さん像を聞くと、自分は

　“男に殴られても黙って大人しくしてそうな女ですね”

　としか思えません」

と話してる人がいた。

それもまた、都合がいい人を優しいという、のバリエーションだなと思ったのです。

男女逆バージョン・設定変えバージョンでも同様に共感を呼びそう。

「妻が浮気三昧で金を使い込んでも怒らなさそうな男ですね」

とか、

「過労の果てに病んでも訴えたりせず自○したり退職していく奴隷ですね、わかります」

とか

「日々の生活が回らないほど重税を課されても文句いわず納税し、その税金を湯水のように使いこまれてもぜったい歯向わず納税し続けてくれる民のことですね」

とか。

書いてて辛い







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