【もろにカルト宗教・カルト村そのものだったドラえもん映画】
2023年の春に公開されたドラえもん映画は、二重の意味でざわつかせる作品でした。
※映画ドラえもん のび太と空の理想郷(Wikipedia)
「これ、カルト宗教だよね?」
「か、カルト村…カルト国家…」
「ど、どうしよう、のび太くん達が洗脳されちゃう…」
「もしかしてあの事件に着想を得て作ったの?」
宗教2世・3世問題および癒着が世間に知られることになったあの事件ね。
↓
※安倍晋三銃撃事件(Wikipedia)
と大人たちの間で密やかに語られ、私も漏れ聞いていたものです。
2022年7月の事件だから参考にしてるのかと思ったけど、映画製作はもっと早い段階からやっていくのでそういうわけではないらしい。
だとしたらなおさら、不思議な力が働いて(?)時代に呼ばれ・求められ・作られた作品なのかもしれないね。
【数年で価値観は大幅に変わった様子】
ドラえもん映画の定番で必ず翌年にテレビ放送してくれるので、それで初めてご覧になった方は多いでしょう。
おなじみのドラえもん・のび太くん・しずかちゃん・ジャイアン・スネ夫の5人が伝説の理想郷=ユートピアを探しに大冒険し、たどりついたそこで猫型ロボットのソーニャに出会う。
そこは誰もが完璧(パーフェクト)な人間に変わり、争いもなく平和な素晴らしい世界と言うのだけど…という話。
まず、私は『ドラえもん』でしずかちゃんのセクシーサービスシーン(つまり、性被害描写…)がないことに驚いた
映画版コスチュームなんて、チュニックと合わせてはいるけどパンツスタイルよ。
これ昔だったらありえなかったと思う。
(長寿作品なので探せばあるのかもしれないけど)
男の子キャラの中でもっとも男らしいはずのジャイアンにピンクのコスチュームを着せて、それを本人が喜んでるのもビックリしたし、暴力描写もあからさまなのが全くなかった。
あと先生ののび太くんへの態度がかなり軟化していたこと・ドラえもんにローン支払いを気にする描写なんかは、一緒に観ている保護者への配慮かしら…と。
自分の子どもを重ねたら教師から理不尽な仕打ちうけるの辛いし、この御時勢、お金問題はセンシティブ。
時代は変わったんだなあ…としみじみ。
【完璧になれる?違う】
でも!
最初に書いたとおり、最もすごかったのはお子様にも見られるようにとーってもとーってもマイルドにしつつカルトを…洗脳を描いたところです。
気になる人はぜひ観てみてね。
「どうしよう、みんなが洗脳されちゃうってハラハラして見てたけど、ちゃんとカルトはいけないって否定していてよかった」
と保護者達は語っていた。
私も全く同感
子ども向けかつ長寿アニメの映画という特殊な作りなので、突然に
「ここはユートピアじゃない、洗脳されているんだ」
とストーリー転換がなされます。
単純でわかりやすいよね。
単純なんだけど、ちゃんと
「洗脳は解ける時が辛い」
描写がなされます。
劣等生ののび太は完璧になりたい、カッコいい自分になりたい、と思って
「三賢人(ユートピアを支配する3人)は良い人で、素晴らしいことをしているんだ」
と最初は否定するの。
ちょっとリアルが混じるのが良い。
「そんなの嘘だ、ここにいればパーフェクトになれるんだ!」
と自分に言い聞かせるように主張するのび太に
「それは良いことじゃない。
三賢人にとって都合の良いよい存在にされて、最後には心を失ってしまうことだ」
とバシッと明示するのが鮮やか。
だってその通りだし…。
と、えぐいリアリティを散りばめながら面白いし感動する良作なので、本当気になった方はぜひご覧ください。
ゲストキャラというか準主役か?と思う猫型ロボット・ソーニャが実に魅力的に作られているし、ソーニャとドラえもんの友情もまた大きなテーマで素敵なの。
だがしかし。
みんながやたら
「ソーニャはドラちゃんよりイケメン、可愛い」
「ドラえもんは頭が大きくて手足が短い」
「ソーニャの方がなんか賢そう」
と言うもんだから、ドラえもんに愛情補正がかかる私は
「でもっ私はドラちゃんのほうが好きだからっっ!!!」
と思ってしまう(笑)。
【本題、現実はもっともっとえぐい】
書きたかったのはここからです。
これは子どもも安心して見られるハートフル映画なので、当たり前だけど現実の残酷さとはほど遠いです。
ユートピアの人たちはお腹いっぱい食べさせてもらえるし、しっかり睡眠とれているし、直接的な暴力を受けない。
実際のカルトがそうじゃないのは皆さまご存知のとおり…特に実際に経験した方達の証言を聞くとぞっとする。
コミックエッセイは読みやすいけど、それでも辛い。
↓
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※カルト村で生まれました。(アマゾン)
どの本も、呪縛から逃れるため戦った作者さんが書いた実話もの。
実際はおそろしいよ…良い人間じゃいられなくなる。
お腹いっぱいご飯も食べられないし、楽しみを取り上げられて、恐怖で支配されて…辛い。
そんな現実を象徴するような言葉をね、映画を見た大先輩レディーが言っててもう
「それですね…」
ってがっくりきたの。
それを記録しておきたいと思った。
「ドラえもんの映画私もテレビで見たわ~面白かった!
ソーニャは可愛いし、皆素敵だったわ~。
ハッピーエンドなのも良いわよね」
となごやかな話の後、
「でも実際の洗脳ってあんなもんじゃないわよね」
と。
ええ…。
「心をなくすだけなら、取り戻せばいいけれど。
現実はもっと悪いわ。
心を壊してしまうんだから。
一度壊れたものって…なかなか治らない。
だから洗脳は恐ろしい」
そ・れ・で・す・よ・ねーっ
本当にそう…それが現実なのだ…がくーっとくるよ。
現実は残酷だ。
それを生きる人が世界中に存在しているんだから。
カルトに限らず、洗脳は世間にあふれているし…あー…。
心にズシンときますなあ。
でも、ちゃんと記録して残したかった。
それが私の小さな仕事だと思ったのだ。
…生きよう。
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2023年の春に公開されたドラえもん映画は、二重の意味でざわつかせる作品でした。
※映画ドラえもん のび太と空の理想郷(Wikipedia)
「これ、カルト宗教だよね?」
「か、カルト村…カルト国家…」
「ど、どうしよう、のび太くん達が洗脳されちゃう…」
「もしかしてあの事件に着想を得て作ったの?」
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と大人たちの間で密やかに語られ、私も漏れ聞いていたものです。
2022年7月の事件だから参考にしてるのかと思ったけど、映画製作はもっと早い段階からやっていくのでそういうわけではないらしい。
だとしたらなおさら、不思議な力が働いて(?)時代に呼ばれ・求められ・作られた作品なのかもしれないね。
【数年で価値観は大幅に変わった様子】
ドラえもん映画の定番で必ず翌年にテレビ放送してくれるので、それで初めてご覧になった方は多いでしょう。
おなじみのドラえもん・のび太くん・しずかちゃん・ジャイアン・スネ夫の5人が伝説の理想郷=ユートピアを探しに大冒険し、たどりついたそこで猫型ロボットのソーニャに出会う。
そこは誰もが完璧(パーフェクト)な人間に変わり、争いもなく平和な素晴らしい世界と言うのだけど…という話。
まず、私は『ドラえもん』でしずかちゃんのセクシーサービスシーン(つまり、性被害描写…)がないことに驚いた
映画版コスチュームなんて、チュニックと合わせてはいるけどパンツスタイルよ。
これ昔だったらありえなかったと思う。
(長寿作品なので探せばあるのかもしれないけど)
男の子キャラの中でもっとも男らしいはずのジャイアンにピンクのコスチュームを着せて、それを本人が喜んでるのもビックリしたし、暴力描写もあからさまなのが全くなかった。
あと先生ののび太くんへの態度がかなり軟化していたこと・ドラえもんにローン支払いを気にする描写なんかは、一緒に観ている保護者への配慮かしら…と。
自分の子どもを重ねたら教師から理不尽な仕打ちうけるの辛いし、この御時勢、お金問題はセンシティブ。
時代は変わったんだなあ…としみじみ。
【完璧になれる?違う】
でも!
最初に書いたとおり、最もすごかったのはお子様にも見られるようにとーってもとーってもマイルドにしつつカルトを…洗脳を描いたところです。
気になる人はぜひ観てみてね。
「どうしよう、みんなが洗脳されちゃうってハラハラして見てたけど、ちゃんとカルトはいけないって否定していてよかった」
と保護者達は語っていた。
私も全く同感
子ども向けかつ長寿アニメの映画という特殊な作りなので、突然に
「ここはユートピアじゃない、洗脳されているんだ」
とストーリー転換がなされます。
単純でわかりやすいよね。
単純なんだけど、ちゃんと
「洗脳は解ける時が辛い」
描写がなされます。
劣等生ののび太は完璧になりたい、カッコいい自分になりたい、と思って
「三賢人(ユートピアを支配する3人)は良い人で、素晴らしいことをしているんだ」
と最初は否定するの。
ちょっとリアルが混じるのが良い。
「そんなの嘘だ、ここにいればパーフェクトになれるんだ!」
と自分に言い聞かせるように主張するのび太に
「それは良いことじゃない。
三賢人にとって都合の良いよい存在にされて、最後には心を失ってしまうことだ」
とバシッと明示するのが鮮やか。
だってその通りだし…。
と、えぐいリアリティを散りばめながら面白いし感動する良作なので、本当気になった方はぜひご覧ください。
ゲストキャラというか準主役か?と思う猫型ロボット・ソーニャが実に魅力的に作られているし、ソーニャとドラえもんの友情もまた大きなテーマで素敵なの。
だがしかし。
みんながやたら
「ソーニャはドラちゃんよりイケメン、可愛い」
「ドラえもんは頭が大きくて手足が短い」
「ソーニャの方がなんか賢そう」
と言うもんだから、ドラえもんに愛情補正がかかる私は
「でもっ私はドラちゃんのほうが好きだからっっ!!!」
と思ってしまう(笑)。
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書きたかったのはここからです。
これは子どもも安心して見られるハートフル映画なので、当たり前だけど現実の残酷さとはほど遠いです。
ユートピアの人たちはお腹いっぱい食べさせてもらえるし、しっかり睡眠とれているし、直接的な暴力を受けない。
実際のカルトがそうじゃないのは皆さまご存知のとおり…特に実際に経験した方達の証言を聞くとぞっとする。
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実際はおそろしいよ…良い人間じゃいられなくなる。
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「それですね…」
ってがっくりきたの。
それを記録しておきたいと思った。
「ドラえもんの映画私もテレビで見たわ~面白かった!
ソーニャは可愛いし、皆素敵だったわ~。
ハッピーエンドなのも良いわよね」
となごやかな話の後、
「でも実際の洗脳ってあんなもんじゃないわよね」
と。
ええ…。
「心をなくすだけなら、取り戻せばいいけれど。
現実はもっと悪いわ。
心を壊してしまうんだから。
一度壊れたものって…なかなか治らない。
だから洗脳は恐ろしい」
そ・れ・で・す・よ・ねーっ
本当にそう…それが現実なのだ…がくーっとくるよ。
現実は残酷だ。
それを生きる人が世界中に存在しているんだから。
カルトに限らず、洗脳は世間にあふれているし…あー…。
心にズシンときますなあ。
でも、ちゃんと記録して残したかった。
それが私の小さな仕事だと思ったのだ。
…生きよう。
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