その1はコチラ。
(↑タップで飛べるはず)
【ルキーニ…成河さん】
ソンハさんと読むそうです。
ベテランミュージカルファンのお友達がホメていたので、期待大。
かなり狂った役づくりで、けっこう好みの解釈でありました。
(宝塚版の中だと、愛月ひかるさんルキーニに一番近いかな?)
宇宙人のように感情が少ない古川雄大さんトートに対して、不安定にいつも爆発してるルキーニ。
一番よかったのは終盤、なぜエリザベートを殺害したのか?という問いに無気力になりながら答えるシーン。
とてもリアルで良かった。
怖い役だけど人間が好きな感じがあふれていて、なんか観終わったあとは友達になったような不思議な気分になりましたね。
【フランツ・ヨーゼフ…平方元基さん】
とにかく声が美しくエレガント。
男の人の声をこんなに
「綺麗~…」
って思ったのは初めてかもしれません。
私の記憶が確かなら、古川雄大さんがロミオを演じられた時の『ロミオ&ジュリエット』でベンヴォーリオ役をされていたような。
あ、あってたわ。
↓
※ミュージカル『ロミオ&ジュリエット』2013~全体~
6年前かあ…この時もお上手だと思ったけど、こんなに美しい声じゃなかったような…磨いておられますね。
幕間で他のお客さんたちが口々に
「リアルディズニープリンス!」
「王子様~」
とおっしゃっていたのに納得です。
とにかく全てが美しく気品あふれているので、マデレーネと浮気する描写とか
「ええ?本当か??」
と思ったほど。
宝塚版と違って絡む場面ないし。
お歌もお芝居も抜群にうまいんですけど、フランツのやってることと演じられる平方さんのエレガンスが全然合ってなくて
「このフランツだったらそもそもゾフィーのいいなりにならないし、シシィもルドルフもああはならないのでは…」
と個人的に思った。
夜のボートの場面とか、フランツがイノセントな王様にしか見えないんだもん。
「もしかして全てはシシィの妄想だったのか??」
と思ってしまうくらい。
難しいね。
魅力的なのをとるか、ストーリーとの整合性(無矛盾性)をとるか…。
私はエレガンスの金粉をバシバシ飛ばして発光してる“男性が演じるフランツ”を見られて嬉しかったな
【ゾフィー…香寿たつきさん】
私が観劇した日に一番大きな拍手をもらっていたのは香寿さんでした。
大雨が降ってるみたいだった。
香寿さんのゾフィーは平方さんのフランツにちょっと似ていて、とても気高く美しく知性を感じました。
だからこそ劇中繰り返されるゾフィーの奇行・愚行とちぐはぐで…
「このゾフィーだったらそんなことしないのでは…」
と思ってしまいました。
エカテリーナ2世とか、アントワネットの母君マリア・テレジアさまに比べるとゾフィーってあまりにも愚かで実力のない女性だからね…でもそれをリアルに追及して役作りしてしまったら見世物としてダメダメだろうし。
う~ん難しい。
重厚な存在感と美貌を姿と歌声で体現してくれるゾフィーでした。
【ルドルフ…三浦涼介さん】
フランツ・ゾフィーとは真逆で、展開に全て納得がいく矛盾がない役作りをされてるな~と思ったのが三浦涼介さん。
舞台に現れた瞬間、とても若い方に見えて
「おお、ルドルフの俳優さん幼げだな~もしかしてまだ10代?」
と思ったら今32才なのだそうで…ビックリです。
不老枠の方かな?
思い詰めて緊張したような瞳、ガクガク振り回されるようなダンス、心が定まらないような不安感漂うお芝居とお歌…。
「すごい、すごい納得しかないルドルフ」
でした。
あ、もちろん帝劇の舞台に立たれている方だからお上手なんですよ。
自分を認めて必要としてくれる場所を渇望していて、革命に自らすすんでいくのが自然。
しっかり解釈してお稽古されたんじゃないのかな~と思う。
フランツの前では怯えた子どもに、シシィの前ではすがりつく子どもになっていた。
うまいなぁ。
トートとの男同士のキスは歓喜する人も多そうだけど、ルドルフの気持ちに入っていたのでなんか、真っ暗な闇へ身投げするような感覚になりました。
あれ本当に唇同士でキスするのかな?
宝塚式のフェイクキスでいいんだけど…男女でも…。
【ヘレネ…彩花まりさん】
エリザベートのお姉さん・ヘレネを演じられたのは、宝塚出身の彩花まりさん。
抜群の歌唱力、大人っぽい美貌、そして優しいお色気が溢れてる娘役さんだったんですけど、ヘレネ役最高でした~。
気合いをいれすぎたお見合いシーンのお花つけすぎヘアーとドギマギした表情が
「ヘレネ…頑張りすぎたんだよ…」
と思っちゃって。
ヘレネ役以外でも色んな場面に出ておられて、美しいのですぐわかりました。
実力派の方がこうやって卒業後成功されているのを見るの、とっても嬉しい
【マダムヴォルフのコレクション】
これは役者さんがどうこうじゃないとは思うけど…宝塚版でも思ったけど今回はさらにさらに。
娼館だというのに全く色気がなくて
「え~?」
でした。
お衣装はとんでもアバンギャルドで露出大でセクシー系なんだろうけど、全員硬派でプロ意識の高いダンサーたちって感じで全くセクシー感も商売感も私は感じなかったの。
全員カッコいいけど特にマデレーネのカッコいいスタイルは抜群でした。
(「その谷間の描き方、教えて!」って感じ)
でも…あれエロいの?
ディータ様とかマリリン・モンロー様の動きみたことある?
あの溢れる受容感、やさしさをまとってこその色気だと思うのだが。
いや、ミュージカルにリアルは求めなくていいのか。
失礼しました。
(↑タップで飛べるはず)
【ルキーニ…成河さん】
ソンハさんと読むそうです。
ベテランミュージカルファンのお友達がホメていたので、期待大。
かなり狂った役づくりで、けっこう好みの解釈でありました。
(宝塚版の中だと、愛月ひかるさんルキーニに一番近いかな?)
宇宙人のように感情が少ない古川雄大さんトートに対して、不安定にいつも爆発してるルキーニ。
一番よかったのは終盤、なぜエリザベートを殺害したのか?という問いに無気力になりながら答えるシーン。
とてもリアルで良かった。
怖い役だけど人間が好きな感じがあふれていて、なんか観終わったあとは友達になったような不思議な気分になりましたね。
【フランツ・ヨーゼフ…平方元基さん】
とにかく声が美しくエレガント。
男の人の声をこんなに
「綺麗~…」
って思ったのは初めてかもしれません。
私の記憶が確かなら、古川雄大さんがロミオを演じられた時の『ロミオ&ジュリエット』でベンヴォーリオ役をされていたような。
あ、あってたわ。
↓
※ミュージカル『ロミオ&ジュリエット』2013~全体~
6年前かあ…この時もお上手だと思ったけど、こんなに美しい声じゃなかったような…磨いておられますね。
幕間で他のお客さんたちが口々に
「リアルディズニープリンス!」
「王子様~」
とおっしゃっていたのに納得です。
とにかく全てが美しく気品あふれているので、マデレーネと浮気する描写とか
「ええ?本当か??」
と思ったほど。
宝塚版と違って絡む場面ないし。
お歌もお芝居も抜群にうまいんですけど、フランツのやってることと演じられる平方さんのエレガンスが全然合ってなくて
「このフランツだったらそもそもゾフィーのいいなりにならないし、シシィもルドルフもああはならないのでは…」
と個人的に思った。
夜のボートの場面とか、フランツがイノセントな王様にしか見えないんだもん。
「もしかして全てはシシィの妄想だったのか??」
と思ってしまうくらい。
難しいね。
魅力的なのをとるか、ストーリーとの整合性(無矛盾性)をとるか…。
私はエレガンスの金粉をバシバシ飛ばして発光してる“男性が演じるフランツ”を見られて嬉しかったな
【ゾフィー…香寿たつきさん】
私が観劇した日に一番大きな拍手をもらっていたのは香寿さんでした。
大雨が降ってるみたいだった。
香寿さんのゾフィーは平方さんのフランツにちょっと似ていて、とても気高く美しく知性を感じました。
だからこそ劇中繰り返されるゾフィーの奇行・愚行とちぐはぐで…
「このゾフィーだったらそんなことしないのでは…」
と思ってしまいました。
エカテリーナ2世とか、アントワネットの母君マリア・テレジアさまに比べるとゾフィーってあまりにも愚かで実力のない女性だからね…でもそれをリアルに追及して役作りしてしまったら見世物としてダメダメだろうし。
う~ん難しい。
重厚な存在感と美貌を姿と歌声で体現してくれるゾフィーでした。
【ルドルフ…三浦涼介さん】
フランツ・ゾフィーとは真逆で、展開に全て納得がいく矛盾がない役作りをされてるな~と思ったのが三浦涼介さん。
舞台に現れた瞬間、とても若い方に見えて
「おお、ルドルフの俳優さん幼げだな~もしかしてまだ10代?」
と思ったら今32才なのだそうで…ビックリです。
不老枠の方かな?
思い詰めて緊張したような瞳、ガクガク振り回されるようなダンス、心が定まらないような不安感漂うお芝居とお歌…。
「すごい、すごい納得しかないルドルフ」
でした。
あ、もちろん帝劇の舞台に立たれている方だからお上手なんですよ。
自分を認めて必要としてくれる場所を渇望していて、革命に自らすすんでいくのが自然。
しっかり解釈してお稽古されたんじゃないのかな~と思う。
フランツの前では怯えた子どもに、シシィの前ではすがりつく子どもになっていた。
うまいなぁ。
トートとの男同士のキスは歓喜する人も多そうだけど、ルドルフの気持ちに入っていたのでなんか、真っ暗な闇へ身投げするような感覚になりました。
あれ本当に唇同士でキスするのかな?
宝塚式のフェイクキスでいいんだけど…男女でも…。
【ヘレネ…彩花まりさん】
エリザベートのお姉さん・ヘレネを演じられたのは、宝塚出身の彩花まりさん。
抜群の歌唱力、大人っぽい美貌、そして優しいお色気が溢れてる娘役さんだったんですけど、ヘレネ役最高でした~。
気合いをいれすぎたお見合いシーンのお花つけすぎヘアーとドギマギした表情が
「ヘレネ…頑張りすぎたんだよ…」
と思っちゃって。
ヘレネ役以外でも色んな場面に出ておられて、美しいのですぐわかりました。
実力派の方がこうやって卒業後成功されているのを見るの、とっても嬉しい
【マダムヴォルフのコレクション】
これは役者さんがどうこうじゃないとは思うけど…宝塚版でも思ったけど今回はさらにさらに。
娼館だというのに全く色気がなくて
「え~?」
でした。
お衣装はとんでもアバンギャルドで露出大でセクシー系なんだろうけど、全員硬派でプロ意識の高いダンサーたちって感じで全くセクシー感も商売感も私は感じなかったの。
全員カッコいいけど特にマデレーネのカッコいいスタイルは抜群でした。
(「その谷間の描き方、教えて!」って感じ)
でも…あれエロいの?
ディータ様とかマリリン・モンロー様の動きみたことある?
あの溢れる受容感、やさしさをまとってこその色気だと思うのだが。
いや、ミュージカルにリアルは求めなくていいのか。
失礼しました。