今の歌声は

ohtaと申します。M!初演の中川晃教さんに感動してこのブログをはじめました。ゆるゆると更新中。よろしくお願いします。

七月大歌舞伎 昼の部

2006-07-30 08:58:00 | kabuki



昨日、観てきました。

「夜叉ケ池」
照明が綺麗だった。
春猿さんが百合と白雪姫の二役。
綺麗でした。
以上。(爆)短くてごめんなさい。

「海神別荘」
玉三郎の美女、海老蔵の公子
前に日生劇場で観られなかったので、ぜひ観たかった。














…のですが…

すみません、寝てしましました(爆)
だってですねえ…以下言い訳
水底の世界の話だから、ゆらゆらゆらめいていて…
公子はさすがにきりっとしてますが、美女がやってくるところとか、みんな揺れながら台詞言うし。
上手にハープを弾く人がいて、ずっとハープを弾いてるんです。
それが、とにかく心地よくて、心地よくて…いつの間にか夢の世界…
それに、幕間が長かくて、しっかり弁松のお弁当食べちゃったので…

台詞の言い回しが舞台向きではない感じ。
だから、ちょっとのめり込んで観られなかった
文学でいいのと舞台の台詞としていいのとは違うんですね。

舞台美術が天野喜孝さん。
絵、好きなんですよね。
柱のようなセットがいくつかあって、豪華な感じの装飾が施してあって素敵な舞台でした。
公子の衣装が…(コメントは控えたい)
歌舞伎座でああいう衣装も画期的かも?
マントは素敵でした。裏地にもいろいろ刺繍があったりして、とっても豪華。

玉三郎さんは美しい…
だけど、衣装が今回のようなものだと、案外ふくよか?な感じがしました。
もともとそんなに小さくない人だから、着物姿よりも大柄に見えます。

鏡花の世界
この世のものでないもの…を表現するのって難しい…
だからやりがいがあるとも言えますが…
もしかしたら、宝塚の方があってるかも?と一瞬思いました。
思いっきりミュージカルっぽくしちゃったら…どうなんでしょう(笑)
乱暴かな





天守物語

2006-07-19 23:47:18 | kabuki
7月の歌舞伎座は昼、夜ともに泉鏡花特集。ということで、今日は夜の部『天守物語』を見てきました。


背景がいつもの書き割りではなく、スクリーンのようになっていて、空が映し出されています。人間界ではない、どこか別の世界…そこでは人間界の生々しい社会は野暮に映り、城主に似た血のしたたる生首を前に美しい妖怪たちが楽しそうに遊んでいるのです。


耽美で怪奇的な世界。玉三郎の富姫、海老蔵の図書之介、美しい…溜息~

主従関係に縛られる人間界が醜く、白露で秋草を釣る妖怪たちが清らかで純粋に見えてしまう…

美しい舞台でした。

久しぶりに見た海老さま、少し痩せてて精悍な感じがとってもよかった!
凛とした涼しげな雰囲気が素敵でした。

さて、昼の部は『海神別荘』…いつ行こう。
昼の部はもう平日以外、売り切れてんですよね…涙



歌舞伎座でシェイクスピア

2005-05-23 22:20:59 | kabuki
昨日に引き続き歌舞伎座の話題。
7月の歌舞伎座はなんと!蜷川幸雄演出、シェイクスピアの名作「十二夜」 なんですと!
菊之助さんが男と女の姿で上下で逆になった、トランプカードの図柄のポスターになっていました。
とっても綺麗。
うーん どんな舞台になるんだろう、とかなり気になります。
どんな歌舞伎になるのか。それとも歌舞伎とは違うものになるのか。
7月は「モーツァルト!」ですもの、なかなか時間は取れない。
夜の部4時半からだし、土日は帝劇だし。
仕事で主張もあるのだ。でもなんとか観にいきたい。






五月大歌舞伎 十八代目中村勘三郎襲名披露

2005-05-22 20:38:49 | kabuki
歌舞伎座 中村勘三郎襲名披露公演 昼の部に行って来ました。
3月、4月と続いた襲名披露も今月で終わり。
チケットはもちろん取れていないので(泣)、いつもと同じように幕見です。
すごい人で2時間待ってようやくなんとか座れました。

菅原伝授手習鑑(すがわらでんじゅてならいかがみ) 車引(くるまびき)
配役が超魅力的! これが観たくて行ったようなものかも。って勘三郎さんに失礼ですね、ごめんなさい。
でも、でも 桜丸が七之助、梅王丸が勘太郎、そして松王丸が海老蔵とくれば誰だって血が騒ぐってもんでしょう。
桜丸七之助君は美しく華奢で綺麗。宝塚でいえば朝海ひかるさんのような感じかも。
梅王丸勘太郎君はきりりとして力強くなんと姿のよいこと!見得も決まってる!足腰の入り方が鍛え抜かれている、という気がします。
そして松王丸の海老蔵さん、風格が出て来た感じ、っていうかちょと太めになった?もう少し顔とか痩せたほうがいいかも。でも声がなかなか素晴らしい。存在感というか華やかさはやはり天性のものですね。
3人揃って見得切るところはほんとに眼福ものでした。

芋掘長者(いもほりちょうじゃ)
三津五郎さんという踊りの名手がコミカルな芋掘踊りを踊る、というところが見どころ。
なんだかほんわかした、楽しい舞台でした。
やはり上手い人は踊りが軽やかで無理がないですね。

弥栄芝居賑(いやさかえしばいのにぎわい)
芝居仕立ての襲名披露お祝の「口上」。
幕が開くとそこは江戸中村座の前。丁度今回の歌舞伎座の演目と同じ絵看板がかかり、襲名披露の看板も出ています。
勘三郎さんはじめ中村屋一門が揃って出て来てまずはご挨拶。
その後男伊達、女伊達の幹部俳優さんたちが揃って花道より登場。
花道が通常の上手の他に下手にも作られていて上手花道は女伊達、下手花道は男伊達が勢揃い。
ああ花道に挟まれた席に座りたーい、とほんと思いました。
その花道でそれぞれがちょうど白波五人男のように名乗りをあげていきます。私の席からは3人くらいしか観えなかったのでほとんどの役者さんは声だけ聴いていました。姿が見えないのはちょっと残念だけど、声だけ聴くというのも、これはこれでおつなもの。そのあと舞台と客席が一緒になって景気良く手締めとなりました。
ほんとに華やかで豪華でお目出たい舞台でした。

と、ここまで観て帰ってきました。
もう一つの演目「髪結新三(かみゆいしんざ)」は今回はパス。昨日も仕事で今日は朝も早くから出て来たので疲れました。ファンの人からみればこれを見逃すとは、と怒られそうですが。
でも十分楽しめたし、かっこいい海老蔵さんも観られたし、満足しました。