今の歌声は

ohtaと申します。M!初演の中川晃教さんに感動してこのブログをはじめました。ゆるゆると更新中。よろしくお願いします。

阪急電車

2011-06-24 00:05:00 | book
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面白かったです。
宝塚には時々行くけれど、阪急今津線にはあまり乗ったことがない。というより、宝塚~宝塚南口間はよく乗りますが(爆)
「宝塚」の駅を出て、宝塚劇場前を通って劇団横をすり抜けるように進み、武庫川を渡って宝塚ホテルのある「宝塚南口」までの1区間のみ。(笑)

宝塚線は「梅田」から「宝塚」まで。だって、最初に行き方を聞いたとき、「阪急電車でお越しください」って言われましたから(爆)

東京から通ううち、どことなくのんびりしたおおらかな沿線の雰囲気が好きになってました。
この本にも出てくるけれど、土地の古い神社やお寺の駅名が多いんですよね。
「中山寺」「売布神社」「清荒神」…
この本にも出てくる、清荒神の駅前の図書館もよく知ってるし。

これはもちろんフィクションだけど、でも、どこか、なんとなく、こういう人たちとすれ違ってそうな、そんな気がしてくる小説です。
山口瞳の小説と共通するような、細やかで鋭い視点と感性がいいなあ。

映画も見てみたいです。



















アラビアの夜の種族

2007-02-26 22:50:33 | book
この前の土曜日の夜、というか、日曜日の深夜に読み終わった…
寝不足になりました。

言葉の砂嵐…
目の前が見えなくなるくらい、光が無くなるくらいの、凄い嵐…
‘言葉’の一つ一つが砂粒となって、ビシビシと打ちつける。
‘言葉’は砂塵に巻き上げられて、吹き荒れ、飛び散り、一千年の時を越えて、また元の砂漠に…
ここはどこ?
私はだれ?


とにかく、凄い‘言葉’の量!
こんな言葉があったのか、と何回も思った。
知らんかった…こいう漢字書くのね、と思うこともしばしば。
勉強になりました。
そして、ルビが面白い!
これは、凄い編集者泣かせですね。
携わった方、ほんとにご苦労さまです。
注釈もいちいち面白い、というか、笑っちゃう。
ミステリ本関係の紹介番組で話題沸騰だったので、文庫本になるの待ってました(笑)
妹が読み終わるの待って、ようやく読めた。

ナポレオンのエジプト侵攻
この時、迎え撃つ側のイスラム世界
首都カイロには23人の支配者‘ベイ’がいる
第3の地位にいるのがイスマーイール・ベイ
彼にはアイユーブという非常に頭脳明晰で信頼している奴隷がいる
そのアイユーブが主人、イスマーイール・ベイに提案した、ナポレオンに抗する唯一の策
それが、「災いの書」をフランス語に訳して、ナポレオンに送り、内部から崩壊させよう…
という。
なんて、悠長な…と思う。
が…
それは実行される。

‘夜の種族’だけが語りえる物語「災いの書」
その1千年の時を越えた物語と、現実に目の前に迫るナポレオン軍と…
多重構造のつくり、というか、前書きからして、すでに仕掛けは始まっているのだ…

第55回日本推理作家協会賞、第23回日本SF大賞を受賞
一筋縄ではいかない。
なにか、しかけがあるんだ、と思いつつ、一気に読んでしまった。

最初、読み始めは、文体がちょっと気になったりしたけれど、
とにかく、引き込み方が凄いなあ
あっというまに、時間を忘れそうになり、いつの間にか睡眠時間を削ってる自分がいた。
おっと…
「災い」の深みにはまったかな?
しかし、それはなんと幸せな時間だろう!


アラビアの夜の種族〈1〉アラビアの夜の種族〈1〉
価格:¥ 540(税込)
発売日:2006-07



アラビアの夜の種族〈2〉アラビアの夜の種族〈2〉
価格:¥ 660(税込)
発売日:2006-07



アラビアの夜の種族〈3〉アラビアの夜の種族〈3〉
価格:¥ 660(税込)
発売日:2006-07



















読書のあき~

2006-11-22 00:19:56 | book
もう、12月がそこまで…
秋も終わりそう…
ということで
って、全然関係ないですが、
好きで読んでるご本の紹介を…

ミステリーが好きなのです。
それもイギリス系



















修道士カドフェルの出現?修道士カドフェル・シリーズ〈21〉    光文社文庫修道士カドフェルの出現?修道士カドフェル・シリーズ〈21〉 光文社文庫
価格:¥ 500(税込)
発売日:2006-05-11


エリス・ピーターズ原作
前は社会思想社「現代教養文庫」という地味~な存在でした。
地味すぎたせか(爆)、その会社が倒産してしまい、2003年から光文社文庫で引き続き発売されてます。
青池靖子氏の漫画「修道士ファルコ」を連想…
いや、青池さんがカドフェルから影響を受けたのかも?

とにかく、面白いです!
何がって、イギリス中世の田舎の生活ぶり、修道院の生活ぶりが…
そして、カドフェルの修道士になる以前のことが短編で3つ載っているのがこの本です。
シリーズは20巻もあります。
最初から、カドフェルの過去は明かされずに、シリーズ進んでいくので、何冊か読んで、カドフェルに興味が出てきたら、これを読むと丁度いいかも。
巻末に出ている カドフェルシリーズガイド も楽しい。
歴史背景とか、当時の食べ物とか…

カドフェルは薬草、香草の知識があって、自分の畑でいろんな薬草を育て、薬を調合して人々を助けるんです。
そのあたりの知識もいろいろ出てきて、楽しい。
修道院の中で、あるいは関連したところで起こる謎を、カドフェルがその知識を生かして謎解きしていく…
そこに現れる、中世の人たちの暮らしぶり、修道院の様子、自然の景色…
なんだか、目に見えるような雰囲気なんです。
テレビシリーズにもなりました。

中世で修道院というと、「薔薇の名前」とかありますね
迷路になった文書館の謎を‘バスカヴィルのウィリアム’と弟子が解く、というストーリーだった。
異端審問とかの様子も凄かったけど、「本」というものが修道院の宝物的扱いなのも、驚きでした。
そして、その知識の源である文書館(図書館)が迷路になってる、というのもなんだか現代を暗示してるようで面白かった…

って、ちょっと話がそれたけれど、
カドフェルシリーズは「薔薇の名前」みたいに、大掛かりな話ではなく、ごくごく普通の人々のお話です。

イギリスの田舎はとっても美しい、と言われるけれど、これを読むとウェールズに行きたくなる~
実際、ツアーもあるようです。
いつか、行けたらいいなあ!


と、いうことで次
サラ・ウォーターズです

半身半身
価格:¥ 1,113(税込)
発売日:2003-05


萩尾望都さんの漫画とは何の関係もないです
これもイギリス、19世紀の中流階級の女性の身におこる事件…
ディッケンズの雰囲気とオカルトが合わさったみたいな感じ。
重そうな雰囲気ですけど、引き込まれて、一気に読めてしまいます。

最初にある図面が出てくる…
弱いんですよ、こういう意味ありげな図面とか(笑)
薔薇の名前も文書館の図面があったっけ…
小さい頃、「怪盗紳士ルパン」とかよく読んでて(笑)
謎の地図とか図面とか…胸躍らせてましたね~

この人の作品、他に「茨の城 上・下」も面白いです。
映画化になるかな~と思ってた。
絶対、面白そう…

荊[いばら]の城 上荊[いばら]の城 上
価格:¥ 987(税込)
発売日:2004-04-22


荊[いばら]の城 下荊[いばら]の城 下
価格:¥ 987(税込)
発売日:2004-04-22


ということで、長くなりついでに
もうひとつ…

ジョセフィン・テイ原作
時の娘
価格:¥ 630(税込)
発売日:1977-06


もし、ミステリーはあまり好きではない、という方がいたら、ぜひ、お勧めします(爆)!
これは、歴史ものでもあるから…
シェイクスピアが極悪人としたリチャード3世を巡る謎解きです。
勝者が歴史をつくる…
一度作られた評価は、事実がそれとはちがっても、固定化されてしまう。
そんなことを考えさせられる作品。
短編だからすぐ読めます


なんだか、女性作家ばかりになった…
イギリスの女性ミステリー作家って、クリスティだけじゃありませんから(笑)
そうそう、ルース・レンデルもいた!
ウェクスフォード警部シリーズ、読み応えあります。


でも、私が一番愛してるのは、ミスター・ホームズです
古きよきものが好きなんです~(笑)

これはまたの機会に…







天使と悪魔

2006-06-06 12:35:00 | book
今をときめく…
ダン・ブラウン著「天使と悪魔」
ダヴィンチ・コードの前の作品です。

先週、親不知を抜くことになった時、きっと痛くなるから少しでも気を紛らわそう…
と思って買いました。
知り合いがダヴィンチ・コードより面白かった、と言っていたし。

で、歯を抜いた日から読み始めて…5日間、睡眠不足になっちゃいました(爆)
やっぱり、面白かった!
上下巻、一気に読んじゃいました。
というか、辞められなくなった、というべきか。
寝てても読みたい…(笑)って感じでした。



これも、ダヴィンチ・コードと同じく、ロバート・ラングトンが主人公。
この人が、ちょっとのんびり?なんですよね。
そこが、魅力なのかもしれないけど、つっこみたくなることが結構ありましたよ(笑)
早く消防車呼んだらいいのに!とか…
でも、たった1日でボストンからスイス、バチカンと移動して、暗号を解読し、走り回って、飛び回って…
考えただけで、こっちも疲れる~

しかし、これは1級のミステリーで冒険小説だと思いました。
面白かった!楽しかった!
へぇぇぇ~そうなの~!的な蘊蓄の数々…
それが、難しくなく分かりやすい言葉で語られる。
謎の紋章、暗号、地図、古文書、そしてダヴィンチ・コードと同じく実在の場所、美術品。
もう、たまりませ~ん。
晴らしいエンターテイメントですわ。

美術もあまり詳しくはない。
日本人だし、キリスト教もありきたりの知識しかないし…
そんな私でも、読み終わった後はちょっと物知り?になったかな…的な気分(爆)
スイマセン…気分だけですから(爆)
すぐ、その気になっちゃう(笑)

で、読んでて思い出したのが「薔薇の名前」
随分前に映画でみました。
これも、面白かった。
雰囲気がね、やはりバチカン、カトリックの総本山ということで。
薔薇の名前はフランチェスコ会の修道院が舞台でした。
そこで行われる異端審問会…
‘異端’を廃除しながら現在の現在のバチカンがあるわけですね。
ウンベルト・エーコの原作は挫折しましたが…
途中、すっ飛ばしながらは読んだんですけどね。
…いや、読んだとはいえない読み方でした(爆)
異端試問会をめぐっての謎の殺人、人がいないはずなのに夜灯りのともる謎の文書館…
今でいえば図書館ですね。当時は本は秘蔵すべき宝だったんです。
というか、「備品」ですよ、持ち運びできないから。重くって…(爆)
そして、その文書館は「迷路」になってて…その秘密を解き明かしながら、修道院の秘密、文書館の秘密が明らかにされていく…
ゾクゾクしましたね。

長くなりました。
すみません…
教会ってミステリーなんだとつくづく思いました。

で…ローマ、行きたくなりました~(爆)












フロスト日和

2006-05-13 14:11:59 | book
すっかり、はまっております、フロスト警部に。
こ ち ら
      ↓
フ ロ ス ト警 部

絶対に、カッコいい、なんて言われないキャラにも関わらず、引き込まれる(爆)
文庫本で707ページなんて、どうしようもない厚さ!
重いし…
でも、読まずにはいられない!
これ、原題が  「A TOUCH OF FROST」
で、邦訳が 「フロスト日和」
なかなか名訳じゃないかな、と思います。

今日は、小雨が降ってて、フロスト警部が活躍する架空の町‘デントン’もこんな感じかな、と思わせるようなお天気です。
きっと、フロストだったら、お茶とか飲みながら、どうしようもない冗談とばしてるんだろうな…

ということで、続きを読むことにしま~す