宝塚宙組公演、昨日見てきました。
「黎明の風」-侍ジェントルマン 白洲次郎の挑戦-
面白かった!
学校では習わない歴史の一断面。
自分の国の歴史が、こんなにもドラマチックだったとは…
でも、父や母の時代なんですよね。
まだ、そんな昔じゃない。歴史という長ーい時間の尺度からすれば。
縄文時代からやるわけだから、日本の歴史って。
もっと、身近なところ、今回見たみたいな昭和のこととかから教えれば、もっと興味が出るんじゃないのかなあ…今の中学生とか高校生。
白洲次郎という人は歴史の表舞台には登場しない人。
でも、マッカーサーからは「従順ならざる唯一の日本人」と言われ、敗戦国日本を代表しGHQ相手に復興への橋渡しをした人物…っていうことを、この舞台を見て、初めて知りました。
いや~
宝塚の舞台観て、歴史を学ぶことは多々ありますが(いや、本当に)
「あかねさす紫の花」では壬申の乱とか、ベルバラではフランス革命とか…
その他にもいろいろ…
今回もこういう歴史があった、ということを改めて考えさせられました。
東京宝塚劇場も戦時中は接収されて、風船爆弾の工場だったとか、大劇場の屋根にも高射砲が設置されていたとか、帝国劇場が憲法発布の式典会場だったとか…
GHQが置かれていた第一生命ビルも日比谷帝劇のすぐ傍…
歴史の舞台はすぐそこにあった訳です。
白洲次郎さんという人はおしゃれでカッコよくてイギリス仕込みのマナーで紳士だったようですね。
なんといっても「敗戦国であっても奴隷ではない」と言って怯まなかったその精神が素敵です。
もっと知りたくなりました。
展覧会もあるみたいです。
「白洲次郎と白洲正子展」
2008年9月10日から22日
銀座松屋
Passion/愛の旅
良かったです。
でも~
下級生達、というか、組子の活躍がもっと観たい!
どうしても、理事様が出演されているので、メインがそこになっちゃう。
残念。
「夢のカルナバル」のところ?
盆が回ってセリが動いて踊るところがすごく美しくて…
踊ってる下級生達が素敵でした。
理事様の組への特出はこれで一巡した訳で…
これからは組子中心の公演に戻ってくれることを祈るのみ。
贔屓のいる組じゃないので一応平常心でしたが、これが贔屓の組だったら…
平常心でいられる自信はありません(爆)