ほんとに久々の更新です(苦笑)
4月から職場が変わり、あっという間の3ヶ月間
気が付けばもう6月も半ばすぎ…
ということで、観劇回数もめっきり少なくなってしまいましたが…
昨日、6月21日、瞳子さんの一人ミュージカル、「レディ・デイ」
を見てきました。
今年のトニー賞でブロードウェイの主人公の方
が受賞されたようですね。
2014 トニー賞 演劇主演女優賞
Best Performance by an Actress in a Leading Role in a Play
★オードラ・マクドナルド Audra McDonald
作品:レディ・デイ
英題:Lady Day at Emerson’s Bar & Grill
(英題の読み|レディ・デイ・アット・エマーソンズ・バー・アンド・グリル)
この方は6度目の受賞だそうです。
瞳子さん、そんな凄い方がやった役を
演じているなんて、凄いです!
瞳子さんはもう、最初の登場シーンからなりきり度100%
その殺気というか、迫力に引き込まれてしまいます。
舞台はアメリカの黒人女性歌手、ビリー・ホリデイが故郷フィラデルフィア
の小さなクラブで歌う場面を通して、彼女の生き様が描かれていきます。
ビリー・ホリデイといえば、「奇妙な果実」
昔、ダイアナ・ロスの映画でありました
黒人の人権が認められていなかったころ
歌を歌い、その才能で活躍し、でも、黒人であること、しかも女性、という立場から
差別され、壮絶な人生をおくる彼女
ちょっと「ヘドウィグ&アングリーインチ」を思い出しました。
ただ、ヘドウィグよりはどうしようもないやるせなさ、があったかな。
そして、日本で上演することの意味、というか難しさ、というのも感じました。
アメリカであれば、ビリー・ホリデイのことは知名度があるでしょう。
その人生についても、若い人でもある程度の知識はあるかと。
でも、日本において、黒人音楽が好きな人は知ってるかもしれないけれど
一般的な知名度はないのではないか、と思います。
台詞のなかでも有名なミュージシャンの名前とか出てくるけれど、
それがどのくらいの理解度をもって受け取られるのか、ちょっと疑問です。
瞳子さんの熱演、その迫力は感じるけれど、それとは裏腹に内容に
すっと入り込めるか、というと、ちょっと難しいなあ、というのが、素直なところ
です。
もう少し、判りやすい状況説明とかあれば、納得感が出るかも。
演出は栗山民也氏。
会場は青山劇場のすぐ近く
DDD青山クロスシアター
ライブハウスのような感じで、内容とコラボしたカクテルがあって
席でも飲めるので、雰囲気としては、ライブハウス感覚でよかったです。