今の歌声は

ohtaと申します。M!初演の中川晃教さんに感動してこのブログをはじめました。ゆるゆると更新中。よろしくお願いします。

カーラ・ボノフ@ビルボード東京

2018-08-31 20:40:29 | 音楽


アメリカ西海岸の女性シンガーソングライター、カーラ・ボノフのライブに行ってきました。

彼女はちょっと地味な印象があるのですが、作る曲は親しみやすいウェストコーストの爽やかな明るさが感じられるいい曲を書く人です。
カバーされることも多いし、歌姫リンダ・ロンシュタットに曲を提供していることでも知られています。

「TROUBLE AGAIN」から始まって、約1時間素敵な曲をたっぷり聴かせてくれました。
サポートはギター1人のみ。彼女自身のアコースティックギター、ピアノでの演奏でした。
派手なパフォーマンスではなく、淡々と素っ気ないくらい。
でもお客さんは曲を口ずさんだり手拍子したり凄く暖かい雰囲気でした。
年代的に私と同じくらいのサラリーマン風の男性も多い感じでした。
きっと彼女の甘い歌声に癒されてたんでしょうね。わかる〜

そしてびっくりしたのは、彼女のルックスの凄く若々しいこと!
黒とグレーのフェミニンなワンピースにブーツ。肩より長い黒髪に大振りなイヤリング。
スリムな体つき。顎なんか鋭角でシュッとしてる。凄い!
だって彼女、66歳なんですよ。
とてもそうには見えない。
見習いたい、、、とても無理だけど。

声もCDで聴いてる声より重い感じはしたけど、力強くてそれもびっくり。
66歳ですよ。
恐るべし。

リンダ・ロンシュタットのようにキュートではないし、ジョニ・ミッチェルのように研ぎ澄まされた感じでもないけれど、彼女の暖かみのある曲には癒されます。

これからもずっと歌ってほしいです。




メタルマクベス disc1

2018-08-25 15:35:20 | 劇団☆新感線


劇団☆新感線
メタルマクベスdisc1

作:宮藤官九郎
演出:いのうえひでのり
出演:橋本さとし 濱田めぐみ 松下優也 山口馬木也 猫背椿 粟根まこと
   植本純米 橋本じゅん 西岡徳馬 山本カナコ 磯野慎吾 吉田メタル
   村木仁 冠徹弥 他

8月24日昼公演 観てきました。
初演は2006年なので12年ぶりの再演です。
初演の時はメタルロックに圧倒されました。音楽が核となっていた感じでした。

今回はもちろん音楽もあるけれど、360度回転劇場ならではの横に長いスクリーンを生かした映像と、そこにオートバイをガンガン走らせる、という映画のような舞台を出現させて、凄いダイナミックな舞台となってました。

まるで映画「マッドマックス」を見ているよう。

音楽も生バンドで今までと迫力が違います。
舞台が回るのでバンドの音がどうなるのかな、と思っていましたが、舞台が回ってもスピーカーが舞台上に仕込んであるようで、場面が変わっても(舞台が回っても)音の聞こえ方が変わるということなくクリアに聞こえました。

初演と比べると短縮或いはカットされた曲があって、そこはちょっと残念。
出演者の関係なのかレスポールjr.の「親の七光り」はなく、バンドの曲としてあった「リンスはお湯にとかして使え」はほんのさわりのみ、「ダイエースプレー買うてこいや」や全カットでした。
聞きたかったなあ。

バンドの場面が減ったその分、映像と合体したオートバイの場面が増えていた感じです。

初演の時は圧倒的なヘビメタのロックの勢いに包まれる高揚感というか快感がたまらなかったけれど、今回はそれはちょっと控えめでドラマとしてマクベスというお芝居が持っている人間の欲望、弱さ、業の深さなんかがより出ていたのではないかと思いました。

シェークスピアのお芝居とメタルロックの組み合わせということで、古典文学とロックという一見ミスマッチのような感じも受けるけれど、考えてみればシェークスピアも言葉の洪水のように怒涛の台詞が出てくるし、音の洪水のようなメタルロックとは相性が実は良いのかも、と改めて思った次第です。

ま、そう思わせる作り方をしている宮藤さんやいのうえさんの力なのかもしれないですね。


主役のランダムスターは橋本さとしさん。
さとしさんがかつて劇団☆新感線に在団していたことは聞いてましたが、今回見れて嬉しかったです。
カッコ良かったです。

夫人は濱田めぐみさん。
歌の迫力は凄い。けど思いの外地味な感じでした。特にバンドマネージャーとか。
初演の内野聖陽さん、松たか子さんと比べると大人な感じのお二人でした。

バンクォーは橋本じゅんさん
オートバイ好きのじゅんさん。映像と合体したオートバイのシーンカッコよかったです。

3人魔女は橋本純米さん、猫背椿さん、山本カナコさん
ベビーメタルになってました。
可愛い(爆)

グレコは山口馬木也さん
時代劇でよくお見かけする。殺陣がいいですよね。今回新たな面が見られて楽しかったです。


席がほぼセンターあたりだったせいか、はたまた回転数がそんなに多くなかったせいなのか、回転時の浮遊感を楽しんで見られました。慣れたせいかも。
ただバンドがあったから回転数は今までより少なかったと思います。

前回の髑髏城極みは44回ったそうで、ランキング1位だとか。

まあ、今回は落ち着いてて良かった(爆)

とにかく、12年ぶりのメタマク。
楽しかったです。

次のバージョンも観たくなってしまいました。
大原櫻子さんがどんな夫人か見てみたい。





























ミュージカル ノートルダムの鐘

2018-08-24 05:38:38 | musical


昨日は横浜までこれを観に。
う〜ん、平日昼公演に仕事の心配せずにゆっくり来られるなんて、幸せ〜

大桟橋やマリンタワーにも行って、前から気になっていたお店にも行けて楽しかったー


で、肝心の「ノートルダムの鐘」ですが、アニメ映画の舞台化ということもあり、分かりやすくて音楽も良くて楽しめました。

四季のミュージカルは何年ぶりかな。10年ぶり?くらいかも。
ライオンキングを観たのが最後の記憶。

その時は小規模ながらオケがあったけれど、もうオケはなかった。
残念。
やはり、いい音楽はオケで聴きたいなあと思いました。

全てが完璧にセットされたパック旅行のような感じのステージだと思いました。

出演者の方は皆さん、とても良かったです。
配役はロビーにもあったけれど、終了後にメールでもお知らせが来ました。
今はそういうシステムなんですね。

今回は四季の公式HPからチケットを申し込みして、送られてきたQRコードで入場するスタイル。
飛行機の搭乗と同じですね。
宝塚もチケットに印刷されたQRコードで入場するようになったし、いろいろ変わってきますね。
もぎりが懐かしい。

公演前に行った大桟橋から



マリンタワーにも初めて行きました


そしてお昼はこちら
豚足そばが有名なので、豚足食べたことなかったけどトライしてみました。
思ってたよりあっさりしてて美味しかった。



観劇とちょっとした旅気分の1日でした。
次はジャージーボーイズの凱旋公演かな。
楽しみ〜










アレサ・フランクリン 死す

2018-08-21 21:13:47 | 日記・エッセイ・コラム
アレサ・フランクリンが亡くなった。
享年76歳でした。

意外と若かったんだ、というのが最初の感想でした。
もっと80歳とかいっているんじゃないかと思ってました。
私がラジオでいろいろ洋楽を聞き始めたとき、アレサはもうソウルの女王でした。
イメージではそのころから大御所という感じでした。

好きだったのは「チェイン・オブ・フールズ」
今みたいにPVなんてないし、ラジオから聞こえてくる歌声で感じるだけだったけど、カッコいいなあと思って聞いてたんですよね。

代表曲に上げられる「リスペクト」はオーティス・レディングのカヴァー曲です。
オーティスは「アレサに盗られた」と言ったそうだけれど、それは凄い誉め言葉なんだと思います。

アレサのヒット曲にはカヴァー曲がいっぱいあります。
ローリング・ストーンズ、ビートルズ、サイモンとガーファンクルなどなど
どれもが自分のスタイルになっていて、そこが凄い。

基礎というか芯にゴスペルがしっかりあるから何を歌っても力強くてパワーがあったんだと思います。


映画「ブルース・ブラザース」にも出ていて、「Think」を歌ってましたよね。懐かしい。
その時も確か「意外と若いんだ」と思った記憶が(苦笑)
聞き始めた時から私には大御所というイメージだったので、もっと年配だと勝手に思っていたんです。
ソウルの女王に食堂のおばさんなんかやらせて…なんて声もあったような(笑)
そういえば、ジェームス・ブラウンも、ジョン・リー・フッカーも、レイ・チャールズも、キャブ・キャロウェイももういない。
みんな天国ですね。なんだか寂しい。



どうか安らかに。
素敵な歌をありがとう。


フェスタサマーミューザ川崎2018 東京交響楽団 フィナーレコンサート

2018-08-16 19:17:15 | 中川晃教


2018年8月12日(日)
ミューザ川崎シンフォニーホール

祝バーンスタイン生誕100年
東京交響楽団フィナーレコンサート

指揮:秋山和慶
テューバ:田村優弥
ヴォーカル:幸田浩子(ソプラノ) 中川晃教
コンサートマスター:水谷晃


ミューザ川崎シンフォニーホール、初めて行きました。
座席の配置が渦巻きみたいで、座席表を見るとちょっと薔薇の花のよう。
全体的にはサントリーホールのカジュアル版みたいな感じでしょうか。
私は二階席だったのですが、ステージとの距離がほどほどで見やすく聴きやすく、とってもいい感じで楽しめました。


アッキーは6月の999以来。
999の感想まだですが、近いうちに、、、、って、もう1ヶ月以上もたってしまって、、なんだかなあ、ですが。。。
頑張ります。


で、話を戻して
このコンサートはバーンスタインの生誕100周年ということで、プログラムは最初ジョン・ウィリアムズの「オリンピック・ファンファーレ」「テューバ協奏曲」の後、休憩を挟みバーンスタインの「キャンディード」「ティベルティメント」でした。

アッキーの曲は「キャンディード」から「キャンディードの哀歌」幸田浩子さんとのデュエットで「幸せな二人」でした。

2004年、宮本亜門さん演出でアッキーが主人公キャンディードを演じた舞台を見ているのですが、、、蘇りました、その舞台が。

幸田さんも相変わらずお美しくて(少し貫禄がついたかもですが)、声も素晴らしい。
オペラの方は年を重ねると声が少し重くなってきたりすると思うんですが、幸田さんは明るいお声を維持しておられて凄いなあと思いました。

アッキーはさすがに少年というイメージはなくて大人になったキャンディードという雰囲気でした。タキシードだったしね。

英語でのパフォーマンスだったので新鮮な感じもしました。


その後「キャンディード組曲」の演奏があって、改めて曲の素晴らしさというか楽しさを実感しました。

アンコールがWSSから「トゥナイト」をアッキーと幸田さんのデュエットで聞けたのが嬉しかったです。

最後ですが、バーンスタインの曲ではないけれど、前半でジョン・ウィリアムズの「テューバ組曲」というのを初めて聴きました。テューバという巨大な楽器の曲ということで、珍しい曲を聴くことができて楽しかったです。


アッキーは来月はいよいよジャージーボーイズですね。
楽しみです。