今の歌声は

ohtaと申します。M!初演の中川晃教さんに感動してこのブログをはじめました。ゆるゆると更新中。よろしくお願いします。

ミュージカル ビリー・エリオット〜リトル・ダンサー〜

2020-10-09 18:51:07 | 安蘭けい


ミュージカル ビリー・エリオットを観てきました。

2017年の初演から3年
やっぱりいいものはいい、というか、改めて感動しました。

ウィルキンソン先生役が初演の時は島田歌穂さんで観たのですが、今回はとうこさんが登場ということで、どんなウィルキンソン先生かなあ、、、と、ワクワクドキドキ

とうこさんのウィルキンソン先生は、厳しくて冷たそうだけど心のそこでは熱い思いを抱えている、そんな感じの先生でした。
役作りはぴったりだったと思います。

ビリーの才能を見抜き、その才能を伸ばしたいためだけに自ら個人レッスンをする。

ビリーをお父さんやお兄さんのようにはさせたくなかったんでしょうね。

そのお父さん、最初はビリーのダンスには大反対だけど、でも、息子の夢を叶えさせるために、スト破りまでします。

炭鉱に未来は無い、ということを、心の内では悟っているんですよね。

炭鉱に生きる男たち、ストをすることで職場と故郷を守ろうとして破れていく男たち。

そんな大人たちのなかで、やりたいことも叶わないビリー。

1幕終わりの怒りのダンスは胸を打たれます(涙)

あの場面の演出が凄く好き。

自分の部屋で怒りをぶちまけ、ベッドまで放り出して踊り始めるビリー。

部屋から飛び出して、舞台で一人で踊りまくる。怒りを爆発させる。

奥の壁が一瞬にデモ鎮圧隊に変わる、、、

ビリーが置かれている閉鎖的な状況と、炭鉱のデモの状況が被ってくるんですね。

ビリーの小さな部屋からデモ鎮圧の場面へと繋がっていく、そのダイナミックな演出に鳥肌です。

私は2回みましたが、ビリー役、1回めは利田太一くん、2回めは渡部出日寿くんでした。

太一くんは、荒削りだけど感情がのっていて素晴らしかったです。

デニスくんは、小柄だけどダンスが美しい。
面差しが、映画「ニューシネマパラダイス」のトトくんに似ていて、おばさん、胸がキュンキュンしました(笑)

音楽はエルトン・ジョン
エルトンの曲はわかりやすくて、しかも説得力がある。

照明も光と陰が効果的に作られていて、動きのあるダイナミックな演出、素晴らしい音楽、ビリーの感情溢れるダンス
と相まって、本当に素晴らしい舞台だと思いました。


ウィルキンソン先生の、ダンスは感情を表すものだという台詞が胸に響く…

改めて…

名作だと思います。









アッキー記念日

2020-10-08 15:16:18 | 中川晃教




なんでもない日 おめでとう!

不思議の国のアリス ではないですが、カレンダー的には今日 10月8日は「なんでもない日」

でも、私にとっては「アッキー記念日」です。

2002年10月8日(火)12時 日生劇場 ミュージカル「モーツァルト!」で、初めて中川晃教という存在を知りました。

約1年前にデビューしたばかりで、そのデビュー曲がオリコン12位というヒットになった19歳

インストアライブはあるけれど、ホール会場のコンサートは一度もなし、という経歴の彼が畑違いの東宝ミュージカルの主役に大抜擢されたわけです。

今では信じられないことです。

私は名前の読み方がわからなかった(爆)

そして、ミュージカルファンにとっては、はっきり言ってまるで無名な存在でした。

それが、舞台が始まったら、、、、まさに晴天の霹靂!

あんなに生き生きと、弾けるように、生命力溢れる歌い方をする人を私は知りませんでした。

まさに雷に打たれたような感動でした。

1幕が終わって、ライブCDの受け付けに走って行ったことを覚えています。

その年度の月刊ミュージカル誌のランキング1位にも驚きました。

数々の賞も受けて、本人が一番びっくりしていたかもしれません。

あれから18年

いや〜お互い年取ったよね(爆)というのはさておき、今年、アッキーのM!初演でのデビューを改めて意識したのは、山口祐一郎さんとのトークショーや、井上芳雄さんとのコンサートがあったからです。

コロナは嫌だけど、こうした意外な組み合わせの舞台が観られたことは、とっても嬉しいことでした。

もう、昔の時間は戻ってこないけれど、その頃の繋がりが現在にも繋がっていることも感じられて、それも嬉しかったです。