今の歌声は

ohtaと申します。M!初演の中川晃教さんに感動してこのブログをはじめました。ゆるゆると更新中。よろしくお願いします。

宝塚宙組 神々の土地 ~ロマノフの黄昏~

2017-10-14 11:46:00 | takarazuka


(画像をクリックすると拡大します)

10月13日から始まった宝塚宙組公演
つい、神々の黄昏 と間違えてしまいそう…


トップスター 朝夏まなとさんの退団公演です。
先日観てきたので感想を。

上田久美子氏の脚本・演出
上田先生は以前何かのインタビューで、歌舞伎が好きで、その中でも「熊谷陣屋」が好きと言っていました。
え~っ随分渋好みだなあ、若いのに…と思った記憶があります。

今回のお芝居はそんな上田先生の渋好みがすごくよく出ていると思いました。
今までの上田先生の作品のなかで一番好きかな。
「翼ある人々」もよかったけれど、あれはバウ作品だし、今回は本公演でスケール
が違うし、とにかく心に残る余韻を持った凄くいい作品だと思いました。

とにかく静かに深く進行して行きます。
社会の変化を受け止めることなくあいも変わらず贅沢な暮らしを続ける貴族たち。
そんな貴族に暴動で対抗する貧しい農民たち
そして現れる怪僧ラスプーチンは皇后アレクサンドラに取り入り、ロマノフ体制を揺るがし始める…

ラスプーチンに頼る皇帝を退位させロシアを立て直そうとするロマノフ家一族がドミトリーを説得して、ラスプーチン射殺に至るまでが淡々と静かななかに熱いうねりとなって描かれます。
静かな集中という感じ
上田先生が熊谷陣屋が好きというのがよく伝わってくるような深い味わいのあるお芝居でした。


場面の構図もよく練られて絵画的で素敵でした。
特に大階段を使った演出が印象的。

真っ赤な布を敷き詰めた大階段
そこに軍服姿の将校たちが揃う閲兵式の場面、ラスプーチンを射殺する場面も赤い大階段です。
まるで絵画を見るような美しさでした。

ラスプーチン殺害の前、銀橋を下手から上手へ進むアレクサンドラ皇后の真っ白いローブの長い裾を顔を伏せ、腰をかがめて捧げ持ちながら一緒に進む真っ黒い影…ラスプーチン

アレクサンドラ皇后とラスプーチンと対照的に本舞台から銀橋に進むドミトリー

真っ白なアレクサンドラと真っ黒いラスプーチンが真っ赤な大階段を登っていくところで、銀橋から朝夏さん演ずるドミトリーが銃撃するのです。

構図、色、全てが鮮やかで素晴らしい場面。鳥肌でした。

革命後、亡命したロマノフ家の人々はニューヨークで手持ちの絵画をアメリカ人相手に売りさばきながら、帰れるはずもない今はソビエトとなったロシアの地を懐かしむ…

そして、ドミトリーにもう一度イリナに合わせてやりたかった、と言うロマノフ家の嫡男フェリックス

皇帝、その家族、貴族たち、ラスプーチン、農民たち…ロシアの大地に生きた全ての人たちが一緒に出てくる場面も感動したけれど、ドミトリーとイリナが雪の平原で再会している最後の場面も切なくて…
深い余韻を残す素晴らしい作品でした。

主題歌も素敵で、静かだけれど深い感情がこもっているようなメロディライン
作曲は青木朝子氏(そういえば、瞳子さんの退団公演のショーの A BIENTOT も青木
先生でしたね)
音楽配信が始まったので、早速スマホに取り込んで絶賛リピート中です。

ショーについてはまた後日…の予定

















ポーの一族 宝塚で舞台化

2017-10-13 22:01:43 | takarazuka



萩尾望都さんの漫画「ポーの一族」が宝塚で舞台化されることになりました。
ポスター画像が公式HPにアップされてます。


うーん
明日海りおさんのエドガー、写真というよりイラストのよう。
氷のような瞳が突き刺ささる…

演出は小池修一郎氏
いつか劇化させて欲しいと30年来オファーしていたそうです。

熱心な原作ファンからの熱く厳しい目線のなか、小池先生、頼みますよ!
いや、期待大なのですが、それだけにあの耽美でファンタジーな世界をどのように舞台化するのか、ホントに楽しみ過ぎる。
この期待がどうか裏切られませんように。


先日、演劇フォーラムというイベントがあって小池先生も出ていらしたのですが、
ちょっとお疲れ気味な印象でした。

考えてみると、月組「All for One」帝劇「レディ・ベス」そして「ポー」と連続してますからね。
準備期間、お稽古期間を考えると脚本はそろそろ出来上がってこなければいけない時期でしょうか。
今正に脚本執筆真っ最中かも。

30年間オファーし続けたのなら、構想はできてるはず。
遅筆で有名な小池先生ですが、花組の皆さん元旦の初日に向けて頑張って欲しいです。

っていうか、花組は今「ハンナのお花屋さん」と「はいからさんが通る」の公演真っ最中ですね。

公演は2018年元旦から宝塚大劇場にて。











銀河鉄道999 舞台化

2017-10-13 11:50:16 | 中川晃教




銀河鉄道999 が舞台化される事になったとのニュース。
アッキーが星野鉄郎役とのこと、すごく嬉しいです。

ぴったりですよね。
とっても楽しみです。

日程:2018年6月23日(土)~30日(土)
会場:明治座

スタッフ
原作:松本零士
脚本:坪田文
演出:児玉明子
映像演出:ムーチョ村松

キャスト
星野鉄郎:中川晃教
メーテル:ハルカ
機械伯爵:染谷俊之
リューズ:矢沢洋子
シャドウ:雅原慶
大山トチロー:入野自由
車掌:お宮の松
トチローの母、鉄郎の母、プロメシュール(声):小野妃香里
アンタレス:塚原大助
クイーン・エメラルダス:凰稀かなめ
キャプテン・ハーロック:平方元基


バラエティにとんだ配役です。
スタッフを見てみてびっくり。
演出が児玉明子となっている!

え~っ  こだまっち!?

すみません、宝塚の座付き演出家だった方なんです。
ついニックネームが先に出てしまう。

2013年に退団されました。

私の贔屓の瞳子(安蘭けい)さんとは割りと縁がありました。
何と言っても瞳子さんのトップお披露目公演「シークレットハンター」の脚本、演出の先生だし、バウホール公演「龍星」でも脚本、演出を担当、当時二番手だった瞳子さんに「星を継ぐもの」という主題歌を作ってくれた方でもあります。

退団されてからのことは全然知らなかったのですが、ググってみるといろいろお仕事されているんですね。

今回は脚本は別の方で演出のみ。
よく知られている原作をどう作るのか、アッキーとの仕事も楽しみです。

音楽関係のスタッフの名前は出ていませんが、音楽はどうなるのかなあ。。
アッキーが新曲を作るらしいけれど…
有名なアニメの主題歌も使われるのでしょうか。

ジャッジーボーイズとあわせて、来年のアッキーの舞台がますます楽しみです。




2002年10月8日

2017-10-09 20:34:47 | 中川晃教




2002年10月8日 日生劇場
ミュージカル モーツァルト! 

この日、私は初めて「中川晃教」に出会いました。
初日が10月5日、アッキーヴォルフ初日が10月7日、その翌日のマチネでした。

で、そのときの第一印象は…

「この子誰?」

この子、なんて失礼な言い方ですみません。
でも、まだまだ少年という感じでしたし…

19歳という若さで日本のミュージカルを驚愕させた才能のデビューでした。
出演者が発表になった時、正直言って「中川晃教」という名前はミュージカルファンには未知数、知名度はゼロといっても過言ではなかったと思います。
なので、「この子誰?」状態だった。

そして実際に見て、びっくり仰天したわけです。
知らなかった分、驚きは凄いものがありました。

ゴム鞠が弾むようなリズム感、台詞と歌とが一体化した表現力。
本人は無意識にしているのでしょうが、驚異的な技術を何事もないような感じでできてしまうことに、観ていて驚きを隠せませんでした。

休憩時間にCDの予約に走っていったことを覚えています。

私がこの作品を見ようと思ったのは、劇団四季退団後、市村正親さんと山口祐一郎さんが初めて共演する舞台だったことと、「エリザベート」が大好きだったので、クンツェ・リーバイコンビの「エリザベート」の次の作品だったからです。
なので、主人公ヴォルフガング役ははっきりいって井上ヴォルフ、中川ヴォルフどちらでもいいかな、という感じでした。

当時のチケット発売は発売日に劇場に行って抽選番号を引いてその順番に買う、という方式だったんですね。
私はあまりいい抽選番号ではなかったので、私が買える順番が来た時は井上ヴォルフのところはあまりいい席が残っていなくて、必然的にすべてアッキーの公演日を購入することになりました。

なので、アッキーの驚異的なデビューの舞台を堪能でることができたのは、本当に幸せなことだったと思います。

もちろん、ヨッシーの舞台も買い足しして見ましたよ。
やはりダブルキャストは両方見たくなりますよね。

大阪には行けなかったけれど、帝劇はばっちり、アッキー楽も大楽も見て、アッキーにどっぷりと心奪われ状態で年越しを迎えました。

アッキーは2002年度の演劇賞を総なめ状態、月間ミュージカル誌において2002年度男優ベスト10でなんと!1位になったんです!
舞台経験もない19歳の青年が初舞台で帝劇に立ち、この成果。
ホントに凄いことです。

例えれば、高校野球で甲子園出場がない選手がいきなりプロ野球にいって開幕初戦でノーヒットノーランしちゃう、みたいな感じでしょうか。
ありえない、と思えるようなことが現実に、という感じだったと思います。

それから今年でミュージカルデビュー15周年目。
いろいろあったけれど、何と言っても「ジャージー・ボーイズ」でM!でも受賞した読売演劇大賞を再度受賞したことは、ほんとに大きなことだったと思います。

M!初演の時は確かに歌の表現力が素晴らしかったことは違いないけれど、本人は意識していないところでの評価だったと思います。

でも、ジャージーボーイズは努力とみんなが一体となって頑張った結果だと思うので、アッキーの喜びもひとしおだったと思うんですね。

ミュージカル役者を目指していたわけではないアッキーが、今は舞台での評価が高まっているわけですが、自身の出発点である音楽活動とのバランスをとりつつ、表現者としてますます活躍していきますようにと祈るばかりです。






















ソング & ダンス オブ ブロードウェイ 2017

2017-10-07 20:47:37 | 中川晃教



2017年10月7日(土)
シアターオーブ

出演者
アール・カーペンター
シボーン・ディロン
ウィレマイン・フェルカイック
エリック・クーンジー

ダンサー
ジェイミー・ヴェレイジン
ミシェル・カマや
ダニエル・ゲイモン
コルビー・リンデマン



楽しかった!

1部は往年の懐かしい作品やらヒット曲が出てくる作品からのノリのいい曲が多く、
ミュージカルというよりポップスのコンサートみたいな感じでした。

耳ざわりの良い曲のオンパレード
アッキー絡みの曲もありました。
「オン ブロードウェイ」「オールウェズ ラヴ ユー」とか
「オン ブロードウェイ」がビューティフル以外のミュージカルで使われてるとか
知らなかった。
「オールウェイズ ラブ ユー」はアッキーよく歌ってたなあ、、また聞きたいです。

4人のダンサーによるパフォーマンスも印象的でテクニックの素晴らしさも堪能できました。

2部は「スウィングしなけりゃ意味がない」から始まって、有名なミュージカルからの
曲が並びます。

「エリザベート」からも「魂の自由」がありました。シシィが精神病院訪問の時に
歌う曲ですね。ブロードウェイではやってないけどなあ、と思っていたら、出演者のウィレマイン・フェルカイックさんはオランダ出身の方で、エリザベートが初舞台だったとか。エリザベート役もされているんですね。

で、アッキーですが、「ミス・サイゴン」から「世界が終わる夜のように」をシボーン・ディロンさんとデュエット、「ウエスト・サイド・ストーリー」から「サンウェア」をソロで。

アッキーのデュエットの上手さはピカイチだし、ソロ曲もダイナミックで素晴らしかったです。
何より、今まで出ていない作品の曲を新に聞けるのは凄く嬉しかったし、そういう機会がもっと増えればもっともっと嬉しいなあと思いました、

最後は出演者4人がそれぞれ思いいれのある曲を自ら紹介して歌ったのですが、皆さん素晴らしかったけれど、ウィレマイン・フェルカイックさんの「ウィキッド」からの「ディファイング・グラヴィティ」が壮絶なまでに圧巻でした。
完全にショーストップ状態で拍手鳴りやまず…
いや~素晴らしかったです。

ミュージカルと一口に言っても、「ダーティーダンシング」「ボディーガード」等ヒット映画の舞台化もあるし、「ロック・オブ・エイジズ」「スモーキー・ジョーズ・カフェ」等のヒット曲を中心にした作品もありと、ブロードウェイミュージカルの懐の深さというか、幅広さを改めて感じたコンサートでもありました。

シアターオーブのミュージカルコンサート、2014年からあるのですね。今回初めて見ましたが、本場の雰囲気を味わえる素晴らしいコンサートだと思いました。
選曲もありきたりではなく、オフのものもあり多彩でとても楽しかったです。

アッキー、これからも出ていない作品も含めてミュージカルの曲に挑戦して欲しいです。