29日に東京公演の千秋楽を迎えた銀河鉄道999ですが、27日、やっと乗車してきました。
場所 明治座
原作・総監修 松本零士
脚本・作詞 石丸さち子
演出 落合明憲
出演 中川晃教 凰稀かなめ 前山剛久 矢沢洋子 木下晴香 美山加恋 お宮の松 塚原大介(声の出演)
松下由樹(特別出演) 平方元基
今回の銀河鉄道は前回とスタッフも変わり、原作者の分身も現れず、分かりやすかったです。
特に、後半、プロメシュームが登場してからの緊張感は半端なくて、とても心打たれました。
プロメシューム役の松下由樹さんの存在感が素晴らしかったです。
ただ、前半はテンポがイマイチな気が。
歌とストーリーの運びが上手く噛み合っていない気がしました。
皆さん歌が上手いのに単調な感じになってしまったのは、ちょっと残念でした。
鉄郎役のアッキーは、前回からの引き続きでもあり、歌も自由にのびのびとしてたと思います。
ビジュアルもぴったりでした。
メーテル役の木下晴香さん、雰囲気があってとても良かったです。
哀しさが感じられるメーテルでした。
エメラルダス役の凰稀かなめさん、クールビューティぶりは健在です。
冒頭のドレス姿も綺麗ですが、なんと言っても女海賊のマント姿は「銀河英雄伝説@TAKARAZUKA」の勇姿再び、という感じでとても素敵でした。
キャプテンハーロックの平方元基さんも相変わらずカッコ良かったです。
やはり前回から引き続きのお宮の松さん、クレア役の美山加恋さん、リューズ役の矢沢洋子さん、もぴったりとハマってました。
最後、クレアが鉄郎を助けるために犠牲になるところは胸を打たれました(涙)
私的には、歌もあるし勝手にミュージカル的な舞台を期待してしまったのですが、ミュージカル的なのかお芝居中心なのか、ちょっとどっちつかずな感じがあるのは前回と同様でしたが、今回はセットで銀河鉄道が出てきたし、座席もきちんとあって、前回より銀河鉄道で旅する感じがよく出ていて、その点はようやくスッキリしました(笑)
この舞台は、原作・総監修が松本零士さんで、その熱い思いが込められていることはわかるのですが、原作に対するリスペクトは踏まえつつ、原作者の思惑を超えたところでの、制作現場が中心となった舞台作りも見てみたい気もしました。
東京公演は4月28日で千秋楽でしたね。
皆さん、お疲れ様でした。
そして5月の大阪公演、頑張ってください。