今の歌声は

ohtaと申します。M!初演の中川晃教さんに感動してこのブログをはじめました。ゆるゆると更新中。よろしくお願いします。

愛しのフロスト

2006-05-09 19:49:02 | book
ミステリーが大好きです。

今、読んでいるのは

「クリスマスのフロスト」
R・D・ウィングフィールド
芹沢 恵 訳
創元推理文庫

です。















ちょっと、今はクリスマスという季節ではないんですけどね(爆)

、なんとなく、買ってしまいました。

主人公のジャック・フロストは初老の警部。
ロンドンから70マイルのデントンという、架空の町が舞台です。
ミステリーチャンネルでドラマで見ていて
今まで知ってるミステリーの主人公の中でも、一番言葉が汚い(爆)
ちょっと、書けないような、ひどい言葉を使うし、カッコよくない…
服務規程は守らないし、デスクワークが大の苦手で、だらしがない…

しかし…
何故か人間味があるというか、なんというか…

例えば、人を説得するときの情感こもった言い方とか…
破滅的ではあるけれど、人生の裏の部分をよく見通している。

ユーモアもきつい!(爆)
何もそこまで、と思うようなきつい冗談をばんばん言う。

でも、何故か、面白いんです!

ストーリーとしては、同時進行でいろいろな事件が進んでいきます。
読んでる方も、忙しくなっちゃう。

かなり、下品な会話があったりするから、子供には絶対薦められません(爆)

でも、面白いです。
もうすぐ、終わりそうなので、次のを買わなくちゃ!











星の時間

2005-09-20 22:18:21 | book
私の大好きな作家…ミヒャエル・エンデ
今はもう天国に召されています。

前にNHKの映画音楽の番組で、中川晃教クンが歌っていた「ネヴァー・エンディング・ストーリー」
あの歌が主題歌となった映画の原作「はてしない物語」の作者です。

あの映画は結末が原作の主旨と大きく違ってしまっていて、ほんとに残念でした…
エンデさんは、映画のストーリーを原作の主旨に沿うようにして欲しい…ということで裁判を起こしたのですが、結局その意見は通らず、莫大な印税を裁判費用に注ぎ込んだ結果負けてしまったのですね。

でも、その後また作り直したわけですが…

彼の作品は、時々無性に読み返したくなることがあります。
それも、忙しくて心に余裕がないなあ…という時とか、精神的に余裕がない、といった時…

なんだか、フッと心に浮かんでくるんです…
「はてしない物語」の出てくる絵を探す人とか、いろいろな動物とか、言葉とか…
「機関車ジムボタン」の見かけ巨人とか、ソデワキ氏とか…
「モモ」の話しもいつも仕事に追いかけられる自分を振り返るたびに、思い出します…

…星の時間… 確か「 モモ」に出てくる…

「芸術」が人の心を精神を癒すもの、生活を豊かにするものであるならば、エンデの作品はまさに「芸術」そのもの!
大げさかもしれないけれど。

なにより「言葉」が豊か…
そして、そこには、音楽があり、風があり、豊かな色彩がある…
自然までも、感じられる…
見かけはただの「本」なのに…

多分、アトレーユやモモやジムボタンに出てくる恐竜のこととか、思い出すたびに、私の心は「豊かな空気」を求めているのだなあ…と思います。

そんなに頑張ってはいない、と思っていても、心が息詰まっているのかな?

そして、毎度のことですが…
中川晃教クンの「歌」はそんな私の心を潤す、渇いた「砂漠」の中の「オアシス」…

なんだか、まんま、アッキーの歌のとおりじゃん…(爆)

アンデルセン公園の記事とか読んでいて、つい、エンデのことを書きたくなった私でした。



























吉原御免状

2005-05-19 23:28:03 | book
吉原御免状 を読みました。
劇団新感線が今度舞台化する作品です。
とっても面白い!!!!
柳生流のこととか、吉原のこととか、知らなかったあ!ということがいっぱいあって、興味深かったです。
今年の始めに三ノ輪から吉原、浅草寺の方に歩いたりしたことがあって、余計面白く読めました。
実際に見た「見返り柳」とかも出てきたし。

時代劇とかって結構想像力豊かになる気がします。
いったいどのような舞台になるのか、とっても楽しみです。
ってチケット買えるでしょうか?