![]() | サルバドールの復活〈上〉 価格:¥ 987(税込) 発売日:2005-10 |
サルバドールの復活(上下)
ジェレミー・ドロンフィールド著
越前敏弥 訳
創元推理文庫
面白かった! けど かなり不思議!
登場人物たちの過去、現在が入り乱れて物語が進む。
ミステリーというよりは、ゴシックホラー的
そして、学園青春恋愛もの的雰囲気、戦争冒険もの的雰囲気も…
かなり混沌としてます
そして、ブラックユーモアが盛り込まれてる感じなので、どこまで真面目に入り込んでいいのか…
と考えつつ、とにかく、文章の圧倒的な‘力’に感服、という感じです。
そして、私的には
主人公?のサルバドールが‘堕落’するきっかけになったのが、フランク・ザッパ、というのが面白かった。
エレキギターに対するサルバドールの母が持つ感情表現なんか、かなり笑えた。
フランク・ザッパ…
名前はよく聞いていたけれど、まともに音楽、聴いたことがなく…
ロックは大好きだけど、私にはちょっと難しい、異次元の人のような気がしてた。
変人っぽい感じもあったし…(あくまでも私の印象)
私のような小さな人間には大きすぎた存在だったのかも。
作者はかなりザッパが好きなのではないかな…
そう考えると、この小説の特異性もちょっとわかる様な気がする。
ロックでいえば、プログレとか?
ELPとかピンクフロイドとかキングクリムゾンなんかの雰囲気
で…ザッパに凄く興味が沸いてしまって
今日は仕事だったんだけど、帰りにCDを買ってしまいました(爆)
ほんと、影響されやすい性格です。。。
ところで、昨日、あっきーからサンデーメール来たとき、ちょうどこの本の佳境のところを読んでたわけで…
メール見て、サルバドールの影響もあり、私の脳はハレーションしてしまいました(爆)
それにしても…
フランク・ザッパって物凄い量のアルバム出してるんですね。
ビックリ!
クラシック、ジャズ、ロックと守備範囲広すぎ~(笑)