長らく更新が止まってしまいました。
ちょっと体調を崩したこともあり…
いや、遊びすぎか?
5月はジャージーコンもあったし、いろいろ舞台も見たので、かなり後追いになりますが、ぼちぼち書いていこうと思います。
と言うわけで、近いところから…
6月1日に 赤坂レッドシアター で「不徳の伴侶」を見てきました。
作・演出 荻田浩一
作曲・音楽監督 福井小百合
出演 彩乃かなみ 藤岡正明 百名ヒロキ 舘形比呂一 吉本真悟 シルビア・グラブ
スコットランド女王 メアリー・スチュアートを中心に彼女をめぐる人間模様、特にメアリーとボズウェル卿との関係が強調して描かれています。
朗読ミュージカル、ということで、どんな舞台なんだろうと興味がありました。
朗読しながらお芝居して、歌を歌う、という今までに観たことのない舞台でした。
凄く面白かったです。引き込まれました。
こんな贅沢な配役を、こんな小さな劇場で堪能できる…凄い濃密な舞台空間を感じることができて幸せでした。
メアリー役の彩乃かなみさん。宝塚以来かなあ。ボズウェル卿とのところは真に迫るものがありました。
ボズウェル卿は藤岡正明さん。カッコよかったです。最初は押さえた演技で後半は感情溢れる演技。
歌がロック調で良かったし、大人の男という感じでした。
百名ヒロキさん。メアリーの二番目の夫ダーンリ卿。声も綺麗で見目麗しい。
吉本真悟さん。ダンスが綺麗、お芝居も良かったです。
シルビア・グラブさんはイングランド女王エリザベス一世。威厳のある女王がぴったり。力強い歌も素晴らしかったです。
そして舘さま~っ
舘形比呂一さん
久しぶりに拝見しました。いや~、相変わらずお美しい。高貴なお姿。そして雰囲気のあるお声。
若い出演者のなかにあって、その雰囲気の出し方にオーラを感じました。
役はメアリーの嫁ぎ先、フランスでの姑にあたるカトリーヌ・ド・メディシスとスコットランドのメアリーの兄にあたるジェームス卿の二役。
どちらも雰囲気たっぷりで見ごたえがありました。
全体として、基本が朗読なので、歌つきのラジオドラマを見ている感じ。
伴奏はピアノ1台でした。
曲は案外多くて、ミュージカル作品としてももう少し大きな劇場でできるのではないか、と思いました。
演出の荻田氏が長年温めてきたという企画だそうです。
朗読、芝居、歌という要素のみで構成されていて、余計なものはない感じが純粋に新鮮な感じがして、大きな劇場で観るミュージカルも楽しいけれど、こういった新しい試みの作品も楽しいなあと思いました。
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