東京タウンウォッチング 川越一番街和菓子の老舗「亀屋」の革新
創業225年という老舗中の老舗「亀屋」和菓子店。美術館まであるある位だから格式も高い。
伝統の「最中」と土地の名産さつまいもを使った「芋菓子」が代表的なものらしい。
現八代目店主が「亀」を型取ったどら焼きを売り出してヒットさせた。庶民的なイメージが強い「どら焼き」は、下手をすると“店の格”を落としかねないリスクがある。しかし、観光土産、川越銘菓のギフトの壁を破り、歩きながら食べる、或いは一休み時のスナック、手軽な土産、などの観光客に絞った新しい客層に幅を拡げたことは革新の名に値すると思う。
奥の中庭にお休み処のある庶民的イメージのある小江戸小路?の入口というお似合いの場所で、15種類ある多品種のどら焼きを自分でばら買い出来る購買スタイル、店頭で鯛焼きのように“実演と焼きたて”を売るパフォーマンス付き演出などヒットする条件が整っている。