流通構造の変化への対応、「養命酒」の新戦略は成功するか!?
~経営コンサルタント・安岡裕二の「東京タウンウォッチングガイド」~
「養命酒」と言えば、名前の良く知られた、老舗メーカー。その養命酒が一般酒販店ルートから消えるという。一寸したキッカケから愛用するようになった筆者としては、「すわ、酒類販売法とかで酒と認められなくなったのか!?」と早とちりで気になり、電話してみた。
理由は、販売ルートの酒販店の販売力が細って来たため、思い切って成長の見込めるドラッグストア・ルートへ販路を転換したという事らしい。年間凡そ100万本の販売量が年々落ち込んできているらしい。
苦しい選択なのだろうが、オンリーワンの強みを持つといえ、一品に頼っている事の怖さもみせたといえそうである。第2、第3の柱になる商品の育成を怠った咎めがでたという見方もできそうである。販路、商品だけでなく.あらゆる分野で、時代の変化に合わせた革新を続けなければ経営の明日はない。
経営コンサルタント安岡裕二 TEL090ー3233ー7847