攻める攻める! マックの“お得”攻勢 090209
「日本マクドナルド“お得”で快走」前期売上高最高…そんな見出しが踊る。
節約需要にマッチした100円メニューの“お得感”作戦で客数拡大戦略の徹底がものをいったらしい。外食産業苦戦の中で、好調ぶりが際立っている。
衣料のユニクロ、外食のマック…一位と二位以下の差が加速する感じである。
マック成功の第1は客数拡大戦略。要因は低価格商品、深夜時間帯の営業、新商品投入etc.。外食を控えてコンビニ弁当で済ます風潮の中で、『猛烈に客数を取りに行く戦略』(原田CEO)という激しさが強みを際立たせている。一方高価格のビッグマック投入で原材料高を吸収するという2面作戦も凄い。
勝ちに乗じて攻め続けるか(価格)、一歩引いて伸びきった陣容を固めるか(品質)、戦国時代を見るような戦い振りである。マックは、(敵はコンビニのワンコイン弁当にあり)とばかりに、前者の作戦を取って追い打ちをかけた。それが《もっとお得~マックパワー スペシャルランチセット》作戦。390円と490円の2本立て。画像はメトロの吊り下げ広告で目にとまったもの。
果たして、この サラリーマン、OL作戦…成功するか!?マックに殆ど縁のないおじさん族は、高見の見物と行きますか!?
更に、注目点は、2/20日迄の期間限定。和民は恒常的な値下げ戦略を取ったとのこと。
長期間続くと見なくてはならない消費の節約志向。決定的な戦略のカギは変化対応のスピードにありかも…!?