東京タウンウォッチング情報 & 経営コラム 「経営コンサルタント・安岡裕二」の情報とヒント

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北京オリンピック 星野Jの敗因から学ぶ080823

2008-08-24 12:53:33 | ミニ経営戦略・戦術論
  北京オリンピック 星野Jの敗因から学ぶ080823

  新聞の見出し、「星野J屈辱4位 ~準備不足、采配にも(?)」(サンケイ)、「内向き日本 寂しい結末~国際試合への準備怠る」(日経)…とある。
 私は、経営のマネジメントという側面から見て、「チームワークのパワー不足と年功序列人事の失敗」を挙げてみたい。
 ヒルは、日本vsアメリカの3位決定戦、夜は韓国 vsキューバの決勝戦を見たが、日本のベンチは一部の選手が声を枯らして?応援していたが、全体にしらけた雰囲気で(一体感)に欠けていた。韓国、キューバは必死な感じがベンチ全体の空気を支配している様に映った。日本とは、勝利への執念に大きな差があるようだった。アメリカはメジャーを目指す個人個人の成果への執念、韓国は2ヶ月半もプロ野球を休むという国家挙げてのこだわり…など、個人のモチベーションやチーム造りの土台が違ったこともある。星野監督の「金しかない」という言葉だけの動機付けでは全くの不十分だった。「勝つ」という成果を出すには、(チームワークの良い風土=社風)が如何に大事かと言うこと、即席軍団では如何に難しいか…と言うことを示しているのではないか。
 又、星野監督には“情、顔”といった過去の実績や看板スターにこだわる処があり、「やってくれる筈だ」という心意気のようなものを優先した様だ。短期決戦には、調子の良い選手を起用するのが定石だ。采配についても、救援投手の起用法が情緒的な感じを受けた。その点、アメリカ的合理主義が勝っていると思う。大リーグ岡島の起用は“1回切り”と言うことでパワーを集中出来るのであり、調子が良さそうだからという理由で引っ張ると失敗することが多いという経験則から来ているのだろう。人事に、“情”を優先しては、失敗するという事例を示してくれたのではないだろうか!? 実力主義人事を貫くのは容易でないが、時に冷徹さも必要であることを知るべきだと思う。
 ※書くまいと思っていましたが、胸のつかえが取れないので、勝手な言いぐさを述べてみました。
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