あさか野の四季

      写真歳時記

土筆(ツクシ)

2012年04月14日 | 里山や野原の花

遅い春。ツクシがやっと顔を出した。このかわいらしい姿をみると、なぜか子供のころの情景が浮かんでくるから不思議である。

ツクシはスギナの胞子茎。その姿から日本では「土筆」と表し、中国では「筆頭菜」と書くという。食用にもなるので、中国式の菜の表現は面白い。
ツクシの語源については「付く子」「突く子」「継いで遊ぶ草」など諸説があるようだ。

かつて、ツクシは身の回りのいろいろな所に生えていたが、最近は探さなければ見つからないほどに少なくなった。農地開発、宅地造成、除草剤の普及などの影響であろうか。少し寂しい気がする。
(写真:郡山市大槻町内にて)


この記事についてブログを書く
« 芹葉黄連(セリバオウレン)の花 | トップ | 仏の座(ホトケノザ)の花 »

里山や野原の花」カテゴリの最新記事