ローマの軍団はシステム化・マニュアル化された特異な軍隊だった。
唯一マニュアル化されていないのが、食事であった。これは市民の食事と同じなので特にマニュアル化する必要がなかったからのようである。
ローマ人は肉食人種ではなかった、主食は小麦粉のパンかおかゆ,野菜、果物、チーズ、牛乳と魚類を好んで食べ、肉には執着がなかった。
肉食人種は、ガリア人(フランス)やゲルマン人で、体格的には圧倒的にローマ人が劣っていた。
牛や山羊の乳に入れて煮たおかゆかパン、それとチーズ一片と玉ねぎと一杯のぶどう酒が行軍中の食事だったという。 これで世界征服ともいえる大ローマ帝国を築いたのだから不思議と言う他にない。
まだまだ、ローマが強大な国家を建設できたのか、その不思議に行き着くには暫く掛かりそうある。