田園調布の山荘

「和を以て貴しとなす」・・ 日本人の気質はこの言葉[平和愛好]に象徴されていると思われる。この観点から現代を透視したい。

150317 侵略

2015年03月18日 14時41分28秒 | 平和
定義はなくても、ある地域を囲い込んで、反対する住民を追い出し自分の目的のために使用する形態は「侵略」そのものだ。沖縄の辺野古に巨大な恒久的な基地を作ること、これが沖縄全体の土地や環境そして人々の暮らしに重大な影響をもたらすことが誰の目にも明らかになってきている。選挙ではことごとく推進派は敗退した。それでも強行する。これは「侵略」ではないか?
 アメリカ合衆国は、鉄砲の力で先住民インディアンを蹴散らかしたうえに成立した。インデアンは独立国家を作ることが妨げられた。太平洋の島々もほとんどアメリカによって「信託」統治され、属領化した。これらの地域では、言葉も廃れて、英語が使われている。200年経ってもアメリカ人はその本性を剥き出しにしている。あれだけの軍事基地を作り、お金は日本政府に払わせ、更に要塞のような恒久基地を沖縄に据える。彼等からみれば沖縄人は先住民インディアンになぞらえているのだろう。もしかして日本人に対しても同じかも知れない。自民党を壊した安倍は唯々諾々としてしっぽを振る。いい加減な宗教政党やヘイトスピーカー新聞社もこれに呼応する。この「侵略」を許していけばやがて沖縄はハワイのようにされ、日本列島は農業も伝統文化も廃れ、日本語も怪しくなりうる。
源氏物語はホメロスの叙事詩のように、英訳しかなくなる。「アイヌ語族」「高砂語族」・・・その先には「日本語族」がかすかに生存し、列島が荒廃する。文明開化、西洋崇拝の帰結が、50年先にそのような姿になって現れる。

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