常々、私にとって芸術とは何だろうと思っているのだが。歌や踊り、そして演劇、絵画とか文学は、時間や空間を超え、優れたものは、魅惑的であるが故に自分を迷わせ、時には苦しめ、そして何よりも楽しませる存在である。だからこれらは、決して趣味(旦那芸)や教養(たしなみ)の範疇で捉えることはできそうにないと思っていた。音楽は・・・融通無碍な色々な方向に人を引っ張り込む力を持つ危険な存在(渡辺裕・・・音楽文化論)という。音楽は論理を超え、もしかするとそれを消去して人々の感情を攫う媒体として絶大な効果を発揮しうると解説があった。彼は言う、その効果を制御する醒めた知(論理)を鍛えることが大切。醒めた知などわかりにくいが、勝手解釈すれば感性と理性をバランス良く発展させる?ことかな。音楽に参加しているとそれが可能なんだな、へ理屈はともかく、危険な存在を楽しむことはエキサイティングな冒険だと信じることにしたい。
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