田園調布の山荘

「和を以て貴しとなす」・・ 日本人の気質はこの言葉[平和愛好]に象徴されていると思われる。この観点から現代を透視したい。

オバマの就任演説

2009年01月24日 10時49分33秒 | 平和
これは世界のリーダーの誕生といっても差し支えなかろう。ブッシュ前大統領の凡庸と俗物ぶりと好対照であることからひときわ目立つのかもしてないが、少なくとも、ブッシュ在任の8年間、強大な軍事力を背景に覇権主義を貫き、迫り来る地球環境危機にほとんど目をくれることもなかったアメリカ合衆国の大きな転換とみたい。
「困難な冬に共通の危険に直面している米国よ。希望と徳によってもう一度、冷たい川を渡り、襲来する嵐がどんなものであれ、耐え抜いていこうではないか。われわれはこの困難な試練の時に引き返さずくじけなかったことを子孫によって語り継がれるようにしようではないか」これはオバマの就任演説の最後のフレーズである。
南北戦争と人種隔離の苦い経験を味わい、暗黒の時代からより強く団結して立ち上がったわれわれは信ぜずにはいられない。旧来の憎悪がいつの日か消え去り、民族の線引きはまもなく消滅することを。」これはその全段のスピーチである。市民革命が成就した・・・と思わざるを得ないほどの衝撃であった。

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