あまり頭の良くない自分であるが、分かったことが一つあります。それは生きるということは、土の上で働くということです。「土」と「労働」が大切ということである。土は冨の源泉、労働は富を引き出す天与の権利といいましょうか。私はクリスチャンではないが、世界最大のベストセラーの聖書にはには多分そんなことが書いてあるのではないでしょうか。だから単純に思います。それは豊かな国(里)とは、食料を作る人が幸せに暮らせる国のことだ。当たり前でしょう。お百姓さんが不幸なら、良い食料を町に届けてくれないでしょう。いやいや、町も作ることもできないでしょう。そうなれば町の人も不安になり、食料をあさるために泥棒をしたり喧嘩をしたり、人を憎む思想を吹き込んだり、結局社会もめちゃめちゃにするでしょう。戦争は自衛だとか侵略だとかいろいろ解釈をつけても、結局は国と国の間での憎しみをあおり、その戦争遂行のために広い意味で農村から土と労働の権利を奪い、兵隊にしたり、奴隷にしたり、難民にしたり、要するに食料を「供出」(実は奪う)させ続けることなんです。戦争の抑止力は、軍拡競争ではありません、津々浦々で住む人の主権(土地と労働の権利)を守り町を育てることなんです。これが各国への最大の説得力なのです。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます