田園調布の山荘

「和を以て貴しとなす」・・ 日本人の気質はこの言葉[平和愛好]に象徴されていると思われる。この観点から現代を透視したい。

禁煙歴20年+アルファ(4)

2008年12月17日 18時46分37秒 | 禁酒・禁煙
「一本ぐらいはいいだろう」という心理が起る4日目の朝には、起き抜けには不思議にそうはならない。まだ緊張が続いているのだ。朝食後、気分が落ち着いた時にその気が増してくるのである。特にその日が休日の場合は要注意である。現在、家族の誰にも禁煙中であるとは言っていない。これは自分が密かに始めたことで家族の手出すかなど手助けなど期待していない、そう強がって考える。しかし自分が禁煙中だとは家族は気づいてくれないものである。密かに気づいてほしいけれどもそうはなかなかいかない。禁煙に努力しているんだぞ、それもお前たちのためなんだぞという気持が少し背景にあるのだ。本当は自分の健康のためなんだからこんな気持が支配するようでは自分の意志の弱さを示すものに他ならないのであるが。3日までと同じようにお茶を飲むけれども、昨日までのような冷静さと沈着さはすでに失われている。そして突然、「えいっままよ」と震える手でたばこに火をつけるのだ。しかしその瞬間には敗北感はない、先ほどの心理が自分を防護しているのである。まだ禁煙に破れたという意識はないのである。しかし実際はここで白旗が揚がっているのである。とにかく一本でも手をつけたらおしまいだ。必ず1時間後にまたほしくなり、そこでまた禁を破る。それでも心理としては、まだ2本じゃないか、よく頑張っているじゃないかという気持が支配している。結局その日は大体5-10本ぐらいは吸ってしまうのである。それでも、がんこに「まだ禁煙中だ」ぐらいの気持が支配している。不思議なものである。

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