田園調布の山荘

「和を以て貴しとなす」・・ 日本人の気質はこの言葉[平和愛好]に象徴されていると思われる。この観点から現代を透視したい。

休肝日・休肝月、酒を断つということ(5)

2009年01月09日 15時30分19秒 | 禁酒・禁煙
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人間は本来弱いものだ。好きなものを食べかつ飲み、好きなことだけをやる、働かない、勉強しない、嫌いな人とは付き合わない・・・現実逃避の生活をすると幸せなのかなあと思うこともままある。嫌なこと、苦しいことが続くと、現実と向き合わないで生きることが一番幸せかも知れないと思う虚無の瞬間だ。アルツハイマーになり、意識不明ではあるが、過去の映像の中に浸れる暮らしのことである。人間の苦痛は病気、貧困、孤独、別れの4つだと思う。これらは重なり合うことが多く、二重苦、三重苦となることが多い。昨今の世情は病気、貧困、孤独の度合いが増しているように思う。
人は、大なり小なり苦悩の中に生きているので、現実逃避をして一次的にも自分を癒そうとするものだ。それが冒頭の「荒れた」生活である。時に荒れるのは良いが、荒れ続ければ、苦痛が増幅し、心と体が壊れて、ハイそれまでよ、となる。
健康診断・・は人が現実に向き合う1つの機会である。しかも貴重な機会である。健康を壊す原因のいくつかは、自己管理の甘さであることは否定出来ないところである。もう一つ健康を壊す原因に、飽食とか暖衣、喫煙、夜更かしなど、放恣な「荒れた」生活習慣があるとされている。しかもその奥にストレスという精神の病原がある。病気は気からというのはつくづく名言だと思う。ストレスとは「不安」という心の動きである。不安を生じさせるものは現実社会にゴマンとあり、しかも増え続けているのではないかと思う。
今日は、定例の健康診断の日だった。日頃から、不摂生をしかられているので、よいデータがないが、昨秋来お酒だけはほとんど断っているので、もしや良い結果になるかもという淡い期待で臨んだ。結果だけを記すと血圧が140-94、中性脂肪122、γGDPが34、血糖値が正常値で、γGDPと中性脂肪が三ヶ月以前より半減していた。気になっていた腹囲は87センチでこれも7センチほど減少した。要するに断酒の効果は抜群で、これを後三ヶ月も続けると、腹囲は昔のように戻るかも知れないという期待を抱かせる結果だった。お酒を断つのはつらいことだが、健康への貢献度がこんなに高いのかと改めてお酒の「害」を痛感したところである。



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