小学校時代、大気中には窒素が80%弱、酸素が20%、炭酸ガスが0.03%、あと稀少元素、アルゴンとかクリプトンとかであると教わりました。教え方が悪かったせいか、または考えが浅かったせいか、私はこれを永久不変のものとして受け取っていました。ところが、大学で化学や生物学や地質学を学んでいくうちに、空気というものは地球の活動の産物で、その成分はこれから幾らでも変わりうるということを知りました。今、生物の生存に欠かせない酸素も、かつて全くなかった時代があり、これからも百万年、千万年という単位で考えるときには、「無くなるかも知れない」ことも学びました。地球は自己運動をしているわけですから、人間は地球の自己運動の一部分ですし、取るに足らない弱者であることはいうまでもないことです。地球から見て取るに足らない存在に過ぎない人類が、地球の危機や環境問題を論ずることは、変なことのように思われますが、生物としての人間が少しでも長く地球上で生き残るためには、自分で自殺をしてはならないことです。 . . . 本文を読む
「日本とアメリカは共通の価値観で結ばれている。」ということはよく政治家が語ります。どちらも建前が民主主義国家であるというのであれば、そういう風に言えなくもないでしょうが現実に日米は同じ価値観に立っているのでしょうか?私はもっとも基本的なところで日米は鋭く対立しているのではないかと思います。それは? . . . 本文を読む
昨日、京都、大阪、神戸を巡ってきました。神戸から大阪に向かうJR新快速に朝乗りましたが、この列車はボックス席になっているため、入り口に近い立ち席から座席に座っている人たちの顔をみわたすことが出来ました。 . . . 本文を読む
私の家は新幹線丸子橋鉄橋(アザラシのタマちゃんで有名になりました)の近くの小高い丘の上にあります。最寄り駅は東急多摩川線の沼部です。田園調布駅からは徒歩で30分の南にあります。
ここには縄文早期から平安朝までの遺跡が重なって存在しています。縄文期とはどんな時代か?どうまとめられるか、ある文献を訳してみました。(写真はわが庭で出土した打製石器と磨製石器。それぞれ縄文早期、晩期のものと推定される) . . . 本文を読む
英語サロンは、恒例の新春散歩を行いました。昨年は、東京の下町の谷中~神田散歩でしたが、今年は鎌倉でした。
日差しに恵まれましたが空気がやや冷たい1日でしたが、8人のメンバーが参加、今年への鋭気を養いました。
散策のルートは、報国寺、杉本観音、浄妙寺の古刹三寺でした。(写真は報国寺内の竹林にて)
今年も、月二回(土曜日夜)サロンは開設します。参加希望者は090-1776-0898までお問い合わせください。
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私は、落葉樹が好きである。なぜだか分からぬが、木々の梢の先が風を受けて揺れる姿や小鳥が枝から枝へ飛び移る姿は心が和むのである。そういうわけで、わが庭には採光や誘鳥を狙って、落葉高木を可能な限り導入したのである。これらの木々は、苗を入れてからすでに30年を経ているから、いずれも青年、壮年の樹木となり旺盛な樹林を作っている。 . . . 本文を読む
昭和15年(1940年)、戦争準備を8月前に終了し太平洋戦争の初頭の作戦がシュミレーションを繰り返していた。日独伊三国同盟で、日本はファソズムと同盟した。すでにこの年、ファシストはデンマーク、ノルウェー、オランダ、ベルギー、フランスを蹂躙。日本はアメリカよりイギリスを叩く戦略を構築。東亜新秩序を国民に向かって呼号していた。 . . . 本文を読む
多摩川より14メートルの高さに位置し、小高い山林の中にある私の家は、桜坂通りから見上げるような目線の先にある。宅地としての造成が行われていないので、敷地はまだ起伏があり、その一部には、武蔵野の自然植生がそのまま生きているところもある。ここに来て、48年、私は山の自然と「戦かい」、色々と木を植えてきた。今どんな樹木が生えているか、当たってみたことはないが、私が植えた果樹や落葉高木は、今壮年期を迎え、たくましく育っている。これらの樹木をご紹介しよう。(写真はアメリカフウ,木に登って枝を払うのは命がけ?) . . . 本文を読む