龍体力学覚え書き

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ジャック・アタリ「21世紀の歴史」を読了

2022-09-22 23:36:39 | book
「21世紀の歴史」(ジャック・アタリ著)を読了。

名前は前から承知していたが、「どうせ・・・」というイメージが常々していたから、これまでNHKで放送されたインタビューをはじめ幾つもの著書もことごとくスルーしてきた(顔立ちがちょっと某井崎センセに似ている気がして、その辺も関係していたかも?)。

だが、何ヶ月か前に放送された今回のロシアとウクライナのドンパチに関するNHKのインタビュー番組(今年の3月23日にインタビュー収録。放送を観たのは2ヶ月ほど前の再放送だったかな?)はついつい観てしまって、そこで

「アメリカの軍産複合体とクレムリンの周囲には、同じ価値観の人間がいますからね・・・」

というニュアンスの内容を若干ニヤニヤ(しているようにも見えた)しながらコメント(その場面でこっちがニヤニヤしただけという噂もあるが)。それをNHKがカットせずに流したのを観て(その発言に対しての、いつの間にかNHKの解説委員になっていた道傳さんのリアクションはカットされていたけれど)、なかなかフレキシブルな人物じゃん・・・と認識したことで、一冊くらいは書いたものに目を通してみるか・・・と相成って今回読むことに。

フランスでは2006年の出版。日本語訳が出たのは2008年。随分タイムラグがあるけれども、過去の歴史を振り返りつつ21世紀突入早々の段階での今世紀の見通しというか、支配者気取りのお仲間の「今後の工程表」をほんのり書いてみました!・・・といった内容なのだろうと思いながら通読。

第1波(超帝国)・・・公共サービスの破壊など着々と進行中

第2波(超紛争)・・・グローバルな紛争や地球規模の動乱(ウ&ロのドンパチも確実にそのひとつっぽい?)

第3波(超民主主義)・・・利他愛に基づく人類の新たな境地(連中の思い描く、連中に都合の良いワンワールドでしょどうせ)

という流れで、最終的にはジャック・アタリもそこに含まれているであろう支配者気取りのお仲間たちに都合の良いファンタジー空間の夢実現のプロセスとして、国家破壊、世界戦争を仕組み、そのあとで連中の理想実現と行きたい!と言ってるわけだ。

ドンパチとは別に、ここ数年絶賛進行中のパンデミック騒動も、人口削減を意図した別の意味での「超紛争」に含まれるのではあるまいか?

ただまあ著者界隈の価値観の問題なのだろうが、過去の歴史を振り返る中で、日本の縄文の歴史に一言も触れていない点で、歴史を語るのは却下、一からやり直し!だと思われる。

連中にとっては、日本における縄文の歴史はさぞかし都合が悪いんだろう。ということが浮き彫りとなるではないか。

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