龍体力学覚え書き

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「不死身の特攻兵」読了

2021-08-17 12:31:58 | book
一昨日の日曜日の午後に「不死身の特攻兵」というタイトルでテレビ朝日のドキュメンタリーが放送されることを把握していたので録画しておき、既に購入してあって未読だった講談社現代新書「不死身の特攻兵」(鴻上尚史著)を先に読んだ。

活字を追うのが手間だからとTVの方を先に観ると、放送する局が局だけに、不要なバイアスかかりまくりなモノを見せつけられる可能性が濃厚。なにせ、日本を貶めることに全力を上げるのが社是なグループのTV局(いまは東京のキー局はNHKも含めて全滅だろうが)。薄汚く穢らわしいモノを心底嫌悪感をもって醒めた視線で眺める視点でいないと、嘘八百の垂れ流しで邪に洗脳されてしまう。そのためにも予め内容を把握しておく必要があった。

陸軍の特攻隊の隊員になりながら、見識ある直属の小隊長がいたことが大きく影響し、結果的に生き延びることの出来た人物に関する新書本とドキュメンタリーなのだが、本を読んだだけでは決定的にわからないことがあったので、今回のドキュメンタリー番組は無駄にはならなかった。

本に掲載されていた戦時中のモノクロ写真でもちょっと顔立ちが違う(いまにして見直してみると、幸運の女神が宿っていそうな)・・・と感じてはいたけれど、50歳前後の頃に取材を受けた際の映像を観て、穏やかな表情の中にも霊格が凄い・・・と強く感じた。例えは悪いけれど、なにがしかの宗教の教祖様?になりうる霊格の持ち主だったのではないか?・・・と。

こういう人であれば、戦争の混乱の最中にあっさり死なないかもしれぬ。とにかく強運の持ち主なのだろう。今回の主人公の父上は日露戦争で白襷隊だったのを生き抜いた人物だったそうで(「ゴールデンカムイ」の「不死身の杉元」の如し)、その先代の写真からも普通の人とは異なるなにがしかの強さを感じた。

そのお父さんから、常々「人間はそう簡単には死なない」というニュアンスのアドバイスを受けて育ったのなら、説得力からして違うので強運もたっぷり招き寄せられるかもしれない。

強運なれば過酷極まりない運命をも時に超越できるのだな、と思わざるを得なかった。

残念ながらそこまでの強運を持ち合わせていない場合は、少しでも運を良くするための方法をあれこれ取り入れて実行するしかない!

その思いを新たにした。

というか、この書物にそういうツキをアップさせるパワーが宿っているとイイのだけれど・・・。

かつて読んだ競馬関連本の入っている棚の一角に忍ばせておこう。競馬の回収率もアップするかしらん?

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