龍体力学覚え書き

中央競馬メインレース雑感・ジョギング日誌・夢日記・読書備忘録、アレルギー持ちのぼやき、その他諸々

火野正平さんの訃報による虚脱感の真っ只中

2024-11-21 12:58:55 | days
必ずしも有名どころではない日本各地の風景を自転車目線で堪能できるのが面白くて、とくにこの5~6年は放送を毎回楽しみにしていた「にっぽん縦断こころ旅」(NHK-BS)。その欠くべからざる根幹キャストの火野正平さんが亡くなられてしまった。

次から次へと浮き名を流す稀代の女ったらしの代名詞のような人と認識していたから、2011年の番組開始当初は旅番組好きでありながら観てはいなかったけれども、一度チラっと観てしまったら、女性全般に限らず犬猫はもちろんヘビや毛虫までたらしこむようなキャラに、こりゃある種の属性の持ち主の女子はダメとわかっていてもメロメロになっちゃうわ・・・と「火野正平」にとことん納得させられた。

以降はもう「こころ旅」の虜。

そう遠からず朽ちてしまいそうだったり、やがて消えてなくなってしまうのは確実な日本各地の名もなき場所へと、そこに思い入れのある視聴者からの手紙(制作サイドの仕込みもあったと思われるが)によって誘(いざな)われていく中で、日本各地の小さな神社や存在感のあるご神木との度重なる邂逅を見せられているうちに、火野さん自身が神様づいているというか、枯れた神性を帯びてきているようにも見えてきていた。あまりに味わい深くて。

それだけに、今年の春の「新作」が体調不良により早々に中断してしまい、もうこれで終わりかも・・・と思っていた矢先、代役をたてて先月から「秋の新作」がスタートしてからは、日程の最後の最後あたりに御本人がひょっこり登場するものと思い込んでいたのだが・・・。

「こころ旅」の「過去の名作」の再放送を何度観ても、飽きずにまたつい観てしまう。この中毒感。魅惑的な人物の証である。

合掌。

この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 第41回マイルチャンピオンシ... | トップ | 第11回ラジオNIKKEI杯京都2歳ス... »
最新の画像もっと見る

days」カテゴリの最新記事