龍体力学覚え書き

中央競馬メインレース雑感・ジョギング日誌・夢日記・読書備忘録、アレルギー持ちのぼやき、その他諸々

「大転子ランニングで53歳でもサブスリー」

2017-04-26 11:59:51 | book
「大転子ランニングで53歳でもサブスリー」(みやすのんき著)を読了(平成29年22冊目)。

私立文系のマンガ家さんによるマラソン本。昨年読んだ1冊めの本では、「股関節の屈曲」を意識することの重要性を学んだが、それ以外の部分にわかりづらさがあったのも事実。読み進むうちにいきなり走力レベルが上がりまくったことにより(激しい練習を積み重ねたのは想像に難くないけれど)、だらだら走っているレベルにおける説得力が忽然と失われた部分もあった。今回その点の「補足」もチラホラあり、良心的ではある。

書名の「大転子」は、大腿骨が腰骨(骨盤)とジョイントしている部分の外側。マンガ家さんの脳内では、「大天使」と韻を踏んでたりするのかな?と勝手に妄想したくなるが、大転子自体が体の部位としてネームバリューに乏しくわかりにくさがちょっとある。

この骨盤の外側で脚の付け根にあたる部分に猛烈なフェティシズムを感じる人だったら、もっとエロい表現をしてもよかったのではないか?・・・とも感じるし、何かナイスな隠語でもあればもっとインパクトがあったかも?・・・と思うのは、やはり余計なお世話であろうな・・・。

その大転子の出っ張りの部分と同じサイドの肩甲骨のど真ん中あたりに脳内で一直線のラインを描き、逆サイドの大転子と肩甲骨も同様にする。そしてそこに透明なアクリル板を設置。

あくまでも脳内で体内に埋め込んだ「妄想アクリル板」を意識することで、カラダを必要以上にひねらずに走ることが可能になり、おそらく無駄な動きというか負担が減る(はず・・・と勝手に読み取った)。

さらに脚を速く戻す「シザース」という行為。このハサミを意味するシザースという表現もどうにもわかりづらさがある。もっとナイスな言い方はないものか? (しかし速く戻すことを意識して走ると、当然ピッチが上がるから当たり前とはいえ、ダラダラ走ってるつもりのわりに記録が良くなる。ここ数日のジョギングでそれを体感した)

これら「大転子」と「シザース」を言い換えるナイスな表現方法があれば、この本は完全無欠なのではないか?・・・と思ったりもする。

というわけで素人ジョギング愛好家にとっては、もう他に参考書は要らないとも感じる良書。普通に「読み物」としても秀逸なのである(走っているシーンを分析するためのイラストも、エロエロでよかったのに・・・)。

それを思うと、みやすのんきさん監修で、今後エロ雑誌とジョギング雑誌をジョイントさせたエロムックが出版されても良いと思われる。走り屋のグラビアタレントさんを総結集させたりしたら最高だ。当然買うに決まっている。
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