SARP vol.8
『ジュリアス・シーザー』観た。
ブルータス、お前もか。というアレ。
知ってるようで、それ程よくは知らなかったかも。
シーザー刺殺にまつわる話。
怒涛の声と言葉が押し寄せる。
シーザーもブルータスも
女性が演じている。
それを取り巻く面々も。
…ということもあってか
どうかはわからないけど
ちょっとした違和感。
言葉が耳に残る感じ。
シーザーは、
なぜ殺されなければならなかったのだろう。
何が正義で 何が真実なのか
よく分からなくなった。
それぞれに言い分があって
もっともに聞こえたりもする。
そしてそれは民衆を動かす。
けれど
民衆って、集団って、怖い。
舵取りひとつで 方向が
ああも 変わるものなのか。
極端な方へと、抑えがきかなくなる。
大きな渦の中にあっては、
色々な意見に 聞く耳を持つ
余地などありそうもなくて。
でも、何がどうあろうと
忌まわしい勝利は
本当の勝利ではないのかも。
共に生きる道は無かったのか…とか
悲しかった。
友の命を絶ってまで
大事にしたかったものなのに。
本当は
一人の命も、大勢の命も
天秤にはかけられない。
難しいことは分かっているけど
それでも、道を探ることを
諦めたくないと思った。
…………………
今回も小4 次女も一緒に観た。
政治的な話が多かったし
セリフも速かったので
よく分からなかった…
というのは もっともかな(笑)。
分からないだけに、怖さは
前回ほどではなかったと。
でも、思ったことはあるという。
周りの意見に影響される
ということはあるなあ、と。
自分の考えと違っていても
繰り返し聞くうちに
傾いていくこともあるのかも。
良い方にも悪い方にも。
ちょっと違うかもしれないけど
イジメも 似てるところが
あるのかなあ、と。
だんだん自分でまともな判断が
できなくなるような、そんな状態。
する側 される側 傍観者、
それぞれに あるかもしれない。
それと
舞台の内容とは別に、
励まされることもあったようだ。
次女は来週末に
学校の学習発表会での舞台を控えている。
只今練習 真っ最中(笑)。
練習で、男子に冷やかされることもあり
へこむこともあるようだ(笑)。
けれど、皆さんの演技を見て
元気をもらったという。
気持ち奮い立つものが あったのかもしれない。
確かに。
何がどう分からなくても
あの勢いや気迫を感じる場に居れば
冷やかしたり笑ったりなんて出来ないと思う。
是非ともそういう場に
身を置いてほしいものだわ~と
一緒に笑い、
自分たちが出来ることに
向かう気持ちを確認した。
そんな収穫もあり(笑)。
面白い舞台だった。
画的に ドキ-ッ!!!とする
場面や
カッコえぇ-!!(悪だのに)
と思う場面や
怖えぇ--!!背筋ゾク-な
場面もあった。
そういう意味では
個人的には
楽しめる部分もあったと思う。
今日あと1回。
相当なエネルギーが
消費されているかと思う(笑)舞台
頑張ってほしいです!!
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写真は、学内のイルミネーション。
寒空の月は、満月っぽくて
よく澄んで見えた。