(仮称)みんなの劇場
市民ワークショップ 第2回 8/20
「劇場で取り組みたい、
取り組むべき事業・活動とは?」
会場:丸亀市役所 本館
丸亀市HPより↓
https://www.city.marugame.lg.jp/itwinfo/i34812/
初参加しました!
シアターワークショップの方を進行役に、
4~5人ごと4グループでの話し合い。
それぞれ付箋にアイデアを書き、
似た意見を集めたたり
話を聞きながらまとめ。
それをグループごとに
全員の前で発表。
………………………
私のグループは
話が弾んで話しやすかった。
従来の劇場に
ないようなものでも構わないと
前置きでも言われていて、
何を話しても大丈夫という
安心感もあったので。
自分と同じような意見、
自分が考えもしなかった意見、
色々な発見があった。
考える上でのヒントとして
挙げられていた
〔4つの機能で考える〕
基本構想で定めた、必要な4つの機能。
↓(みんなの劇場整備 基本構想 PDF)
https://www.city.marugame.lg.jp/itwinfo/i33853/
(9) みんなの劇場に必要な4つの機能 より
創造を支える場・交流の場
鑑賞の場・集いの場
他のグループは
この4つにアイデアを分類していたが
うちはあまり考えておらず、
自由な分類で(笑)。
もちろん
4つの機能に当てはまりそうな
案はあった。けれど、
どの機能にも関わりそうな案もあった。
それぞれの場所には人が必要で、
その人材育成も考えて
おかねばならない。
理念を共通理解した
スタッフが居てこそ
その場が活きてくるのではないか、
ということで。
また、障害を持つ人をはじめ
多様な人のニーズを考える
必要があるという意見もあり。
普段は多数派しか
念頭にないことが多いが、
多くの、様々な人が
参加できるためには
やはり外せないことかもしれないので。
とにかく、
自分だけでは思い付かない意見が
たくさん出てきた。
具体策として直結はしなくても、
それを考えた理由の中には
大事にしたいこと4つの機能に
繋がる要素はありそうだった。
それが何なのか、
頭に留めておくのは必要かなと思った。
とはいえ、
どんどん膨らんでいく意見は
多岐にわたり、全部出すと
収拾がつかない感じでもあり。
そこで、
最初にあったお話に立ち返った。
劇場の理念、大きな3点
「豊かな人間性を育む」人づくり
「誰一人孤立させない」社会づくり
「切れ目ない支え合い」の関係づくり
やりたいことから、やるべきことへ。
整理していく必要性を感じた。
劇場の良さ、舞台芸術ならではのこだわり。
良さを体験するために
次回は体を動かしてやってみよう、
というお話があった。
何が正解、何が間違い、ではなくて
根っこの部分を再確認して
共通理解するのは大事だと思う。
すっきりしてくると、
抜けていることに気付けるかもしれない。
押さえておくべきところは
どこなのか、など。
次回に向けての課題だと思う。
自分一人だと何だか壮大すぎて
自信がないけれど、
色々な意見が出る場なら、
何か見つけられそうで心強い。
…………………
“ みんなの ”劇場を目指すのなら
今、縁遠い人も、
なかなか足を運べない人も
何かのかたちで
関われるようにしたい。
ということで、
色々出たアイデアの中で
私が印象に残ったものは “シェア”。
芸術関係の書籍や資料、
または楽器や機材の貸し出しなど。
個人で所有したり揃えたりすると
高額になるものなどを、
シェアできたらという意見があった。
何をするにもお金がかかるのが現実。
生活に追われていると
金銭的にも精神的にも余裕がない。
多少の気持ちはあっても動けなかったりする。
衣食住が大事で、
文化は二の次なのか?
単なる道楽でもないと思う。
生活に余裕のある人
だけのものではなく、
ひょっとしたら、
余裕のない人にこそ
必要なのかもしれない。
社会の多くの場では
効率や成果が求められる。けれど
それにうまく適応できる人
ばかりではない。
子育て世代や年配の方、
障害があったり
色々なハンデがあったり、
本当に皆様々であるのに。
(そもそも、うまく適応できる人は
一握りかもしれない…)
そんな様々な人たちも
それぞれのペースで関わり楽しめる
場所があった方がいい。
文化芸術には、社会の尺度とは
また違った要素があるように思う。
現実では、無駄だと
切り捨てられるようなもでも、
視点を変えれば何かしら
価値はあるはずで。
そんな違った視点を持つために
違う世界に触れることは
誰にとっても必要ではないだろうか。
そこから生まれるものは、
行き詰まる現実での視点を
少し変えてくれるかもしれない。
劇的に現状が変わらなくても、
少しでも心が潤えば、それだけでも
日々の支えになるような気もする。
そのためには、
限られた人だけでなく
文化芸術そのものも
皆でシェアできたらいいなと思った。
そんな
“ みんなの ”劇場になるように、と。