樹月けい、オタク母のブログ。アニメ・漫画。お絵かき展示等。義母の介護終わり、義父のご飯お手伝い中。
6/23
さぬきっずコムシアター主催
CAN青芸 公演
「ぼくのペットはぐちゃぐちゃペット」
飯山総合保健福祉センター
三女と観劇。今回、三女は
上演前のあいさつ(お約束など)
を言う係に。
……………………………
二人の子ども。
お互いの遊びが気になるけれど
なかなか一緒に遊べない。
「なんだよ」「べつに」「あっそ」
けっこう息もぴったりなのに。
意地をはって?お互い自分のペット自慢。
それぞれに呼んでくる。
劇中で、
お互いがお互いのペットに
扮している姿がコミカルで楽しい。
観ている子どもたちも、
それが分かっていて
二人のやり取りを楽しんでいたみたい。
次は何が出てくるのか。
どきどきわくわく期待する。
ぽてんと丸いフォルムが可愛い
タヌキやヒヨコ。
あおむしの、うねる動きも…すごい(笑)
片方が縄跳びしながら、“お入んなさい”
着ぐるみを着た状態で…
無理じゃない?いや、やってくれるかも。
入った!跳んだ!(拍手が起こる😊)
色々なペットが出てきたけど、
結局、お別れになってしまう。
最初に出会った人間の友達。
最後に仲良くなれて良かった。
6/15
KS Corporation 中継演劇 公演
「おやすみ、おはよう、こんにちは、おつかれさま」
場所:SUMUS cafe
こちらも初めての場所。三女と。
中継演劇は初めて…気になる!
舞台奥のスクリーンには
東京の舞台が映っている。
向こうの舞台にもスクリーンがあって
鮮明ではないけれど、
こちらの舞台が映っているのが分かる。
よく見ると、こちらの客席の前方が
少し映りこんでいた。
三女が手を出して動かすと、
その動きに僅かに遅れて
向こうのスクリーンの手も動く。
始まる前から、
そんなことをして遊んでいた(笑)。
始まる前…といえば、
会場にはモニターがあって、そこに
文章が書かれていくのが
映し出されていた。
舞台上の机に向かって
出演者が書いてる手元が映っているのだ。
同じように、向こうの舞台でも
誰かが書いているのが見えた。
よく、当日パンフレットに入っている
あいさつのような文。
それぞれの事情で
演劇から遠ざかっていたメンバーが、
映像を繋いで稽古や舞台公演を
やってみようということになった
経緯など。
演劇を続ける難しさに、共感。
今出来ることを模索する姿に感嘆。
上演前、主宰の言葉にも同じく。
動き回る子どもを
抱え直しながらの数分間……
最初からおつかれさまです~~
な気持ちになった。
…………………
夜、寝る前の時間帯
から始まる、まる一日。
2歳の子の寝かしつけ、その前に
絵本を選んで読み聞かせ。そして
こちらとあちら、4人の生活。
起きる時間が違えば仕事も違う。
それぞれの生活も違う様子が同時に進む。
目の前の舞台と、スクリーンと、
同時に見ているのだけど
やはり、
より感覚に届くのは 目の前の様子。
それに比べると、
スクリーン越しの姿はどこか
記号のような感覚でもあった。
ふいに、痛い…と
呻くような声にハッとさせられる。
より近くにある声と、その気配。
難病の彼女。
当たり前だけど、生活は
それぞれ違うんだと強く思った。
時間だけではないだろうけど、
時間軸での動きを見ると
違いが分かりやすくもあった。
ふと、
いつかの自分の生活が思い出された。
詳しくは書けないけれど(笑)
とある声かけ→返事を受けてまた1時間後→
そしてまた声かけというサイクル。
いけるかも…という期待と
だめだった…という落胆を
夕方まで繰り返し
夜がくれば解放され、
朝が来るのが憂うつだったあの頃。
仕事や学校、在宅であっても
およそありそうな…
朝→昼→晩とそれぞれに
ある程度予測のつく生活サイクル。
そこから大きく取り残された感覚だった。
1時間先の段取りを常に組み直す1日を数年。
やっぱりあれは、無理があった。
自分で自分に無理強いしてたな、と。
目で見て、比べて、自分を振り返り
じわ~っときたのだった。
繰り返しの毎日だけど、
そこからにじみ出る本音というか
感情、素顔、腹の底にあるもの…
そんなものが垣間見えると、
自分とは全く違う境遇の人でも
何だか胸に響くものがあった。
そもそも、誰かの日常は
接点がなければ、近くにいなければ
目にする機会は少ないのだ。
それこそ、家族であっても
同じ時間や場を共していなければ
実感できないことはあるかもしれない。
言葉では伝えられるとしても。
舞台とは直接関係ないかもしれないが
日々のあれこれの中に
大事なことがあるな…と考えさせられた。
個人的に印象に残ったのは
子どもの予定外の動きに対する母の反応。
寝る前の絵本、どれにする?
という問いをスルーして、
足踏みドンドン。
さらにドンドン。きた!
子どもあるある!
子どもは、
限られた時間や制限のある場所でも
予期せぬことをやってくれる(笑)。
個人差はあるとしても、それは
子どもなら当たり前のこと。
(小学生でも普通に…ある!💦)
けれど現実に直面する大人は
どうにか折り合いをつけねばならない。
これがなかなか高度な技で。
自分も同時進行の何かを抱えていたり
余裕がないと、普段できることでも
とたんにハードルが上がってしまう。
舞台では
そんな状態を否定せず、受け止めつつも
意識を切り替える言葉かけも軽やかに。
見た?今の!すごい!
これ普通?いや…そうでもないよね。
(脳内で独り言)
自分も数年前には、
その歳頃の子を育てていた。
更には、その上に子ども2人。
それぞれ5歳と4歳、歳の差で
2人、3人目育児と進んできたわけだ。
3人とも女子。比較的おとなしく
手がかからなくていいねと言われてきたが
見えないところで難儀していたことはある。
うまくいってて当たり前じゃない。
けっこう工夫したり頑張ったりしている。
そういうところ、
声高に主張してはいないけど
分かってほしいな…
と思うことはあった。
そういう意味では、
実際に目にすることは大切。
ささいな場面だったかもしれないけれど
私にとっては注目すべきところだった。
仕事なら経験すれば慣れることもある。
けれど子育ては、年を経ても
常に初めてのことに向き合っている。
新たなことに直面する。
でも、子育てに限らず
年と共に背負うものは増えてくるもの。
そういうことなら……どんな人でも
常に新たなことに直面しているのかも。
全く違う人たちの、
それぞれに繰り返される日常
だけど 今その時に向き合って
生きている瞬間を
垣間見たような ひとときだった。
マエカブ公演
「不思議な不思議の国のアリス」
6/15(土) 11:00
場所:リール
就労継続支援A型事業所
(レストラン、美容室、産直、カルチャースクール)
初めての場所、リールの2階、
カルチャースクールなどを
開いている部屋らしい。
ワンドリンク付き。ドリンクメニュー、
せっかくなので…
本日限定のアリスのドリンク
タピオカ入りのカルピス✨
シンプルな舞台。
奥から手前に何本か張られたロープ。
後で分かったが、そこに
小道具のパネルをくっつけていくのだ。
アリスにちなんだ、色々なもの。
かわいくてシンプルなイラストで
くっつけると、
おしゃれオーナメントみたい。
4人のアリス。
だけど役はバトンタッチしたり
他の役にチェンジしたり。そのための
小道具だったりもする。
身に付ける衣装的な。
ストーリーは、いわゆる、原作のアリス。
皆が知っているような。
三女も読んだことがあったようだ。
そこに出てくる登場人物や
印象に残る台詞。
急に世界が変わる、不思議。
自分が大きくなったり小さくなったり。
でもよく考えると、
物の大きい小さいは
何かと比べていえること。
自分や身の回りの物が普通と思っていても
それが絶対とはいえないのだ。
めちゃくちゃだ!おかしい!変わってる!
だけど、相手にとっては
自分もそんな存在かもしれない。
改めて色々気付くこともあった。
でも、難しくは感じない。
ただ一緒に、楽しくドキドキハラハラ
ついて行き、あとで、ふと思う感じ。
三女は、影絵のようになるライトや
パネルの衣装で
素早くチェンジするところ
などなど……工夫されているところも
面白かったようだ。
上演後、舞台で写真を撮ってもOK
ということで、
アリスの衣装パネルを借りて📷✨
キャストの皆さんも
一緒に入っていただき
ありがとうございました!
楽しい時間になりました。
福祉関係の施設ということもあってか、
車椅子で、付き添いの方と一緒に
観劇されている方もいた。
普段とはちょっと違うけれど、
このアリスの物語を
色々な人と一緒に観るということが、
何だかいいなと思った。
終わった後で、
1階のカフェでランチしました。
野菜くずでとるだし、ベジブロスの
健康メニュー✨
美味しかったです!
6/8 カフェから出たあと
鶴見橋から旭川沿いの道をしばらく散歩。
向こうの方に岡山城が見える。
スズメやハト、カラス、鳥たちも憩う道。
立ち止まっては、
その様子をじっと見たりして。
とにかく風が強かったこの日。
行きの高速は、強風で二輪通行止め、
四輪は速度制限。
海上の横風にバンドルを
取られそうになりつつ
かなり集中して運転した😅。
散歩道の風は、
ちょうどいい感じに心地よく、
カフェと共に
ホッと出来るひとときになった😊。
6/8(土)長女たちと別行動の間、
旭川沿いにある
古倉庫を改装したカフェへ。
お一人様も
静かに本を読める部屋あり。
本日のケーキ、小夏ジャムの
マスカルポーネチーズケーキ。
季節の飲み物、すもものソーダ割り。
ちびちび食べながら…
本棚から目についた本を取っては
読み漁る(笑)。
一番気になったのは、
吉田知子『無明長夜』
(いくつかの短編集で、
最後にその作品)
あとがきを読んで…(邪道?😅)、
何とも不思議な人だなと興味が湧いて。
パラパラとページをめくり
目にする文は、
よく分からないけど吸引力がヤバい。
ちょっと病んでる?感じだけど
意外と違和感なく頭に入ってくる。
日常世界のことだけど、
およそ日常では語らないような言葉。
同じ場所で同じものを見ていても
感じ方が違う…というのは
こういうことかもしれない。
目の前に藪があれば
多くの人は
当たり前のように避けて通る。
けれどそこへ突っ込んでしまい、
もがき続けているような言葉や文。
中身は説明できるほど覚えてないけど
そんな感覚だけが印象に残った。
感動したり
気持ちのいい読後感ではなく
むしろ、もやもやが残ったりするのだが。
こういうものも
存在していいんだと思うと、
逆に 救いにすらなるような気がした。
初版が昭和45年、私の生まれる前
こんな作品が書かれていたんだな…。
ほんとにペラペラとめくっただけで💦
ちゃんと読めてないのでけれど、
印象に残った本だった。
……………
それにしても 心地よい空間で
お店の方の心遣いも有り難かった。
空調の温度が大丈夫か
聞いてくれたり、
お冷やの他にお白湯も要るか
聞いて出してくれたり
お代わりも入れてくれたり。
この お白湯が
思いのほか良かった~~✨
普段、ケーキには
ブラック珈琲と決めているけど
季節の飲み物……飲んでみたい!と
甘いジュース系を頼んだのだ。
ケーキの後に、お白湯も良い✨
ちょうどいい湯加減のお風呂のように
ほっこり和む。。。
ジュースの方は
すもものソーダ割り、爽やかだった。
グラスの底に溜まった果肉を
スプーンでつつきながら、
氷が溶けきるまで
少しずつ長く味わえるなんて
読書のお供にはぴったりだった(笑)。
いわゆる土間のオープンスペース、
賑やかにおしゃべりできる場所もあれば、
ドアで区切られた静かな場所もあり、
(見てないが)
2階から眺めの良い場所もあり。
お店の人は手間がかかるだろうけど
お客的には居心地のいいお店だった。
何より、
置いてあるものが懐かしかった。
私が本を読んでいた
(引き出しのある)机は
今は亡き祖母の家にあった机に似ていて、
二階への急な階段も
その家の造りに似ていて、
初めて来た場所だけど落ち着くのは…
そういうことだったのかもしれない。
どれももう自分の記憶の中にしかないので
余計、愛おしく感じたのだろう。
帰り際
レジ横に置いてあったしおりを貰った。
(裏がショップカードになってる)
いろいろ写真の種類があるから何枚でも
どうぞ~~というお言葉に甘えて😊3枚✨
ありがとうございました。