「シアタータンク2019」
1/24 三女と観劇
三作品が一度に!
長いかな…と思ったけれど
あっという間だった。
ダンス『body baddy』
身体の動きをじっと見ていた。
するする、パタパタ、くるくるり、
パンパン、どすどす、ふわふわり…
大きな、速い、力強い、
ゆるやかな、柔らかい、
息づかい、ぶつかる音…
それぞれが違っていて特徴がある。
面白い!
誰かの動きに続いて次々と集まり
ひとかたまりになるところが
何だかいいなと思った。
思うようにならないところもある…同感。
けれど自分の身体が好き…というところ、
自分で自分を受け入れる感じが
いいなと思って、思わずじんときた。
自分と共に生きる相棒。
切り離せない、自分の身体。
今ありのままを受け入れながらも
まだ出来ることがありそうな…
未知のワクワクも感じた。
『インプロ』
時々観る機会があるインプロ。
即興の劇。
今回は演奏付き。3日間違う楽器演奏。
この日はドラム。
客席から、お題となる
キーワードをもらいスタート!
三女が一番楽しかったのは
インプロだと。
わかる。客席の手拍子が入ったり、
思わぬ方向に転ぶ展開に
思わず声があがったり。
一体感もあったし、
それぞれのツボるポイントで
反応が違うのも感じられて面白かった。
個人的には坊主ラップ(笑)
最初は モップの棒だったのに~(笑)。
むりくりなのに仲間が加勢してくれる。
それにお客も乗っていく感じが
良かった。
演劇『革命スクラップ』
革命って何だろう。
大きく変わる、ひっくり返るほどの
何か…思い巡らせながら観ていた。
当日パンフの
引用文献と記されたところに
寺山修司や太宰治などの作品があった。
たぶんそれかな…と思う台詞が
散りばめられていた。
その合間には身近に感じる場面が。
それぞれの体験が元になっているような
場面や言葉。
自分と重ねて考えたりした。
なぜか妙に印象に残ったのが
シューグセージ。
子どもが弁当に詰めてほしい
と言うけど、
母は、それソーセージだよね、と。
最初、○○セイジンに聞こえたけれど、
よく聞くと違った。
衆愚政治…だったと思う。
日常会話では、あまり使わない。
けれど、日常に深く繋がっている。
気付かないうちに広がっている。
自分の日常を振り返る。
知らず知らず…は恐ろしい。
無自覚ということ。
ひっくり返しているのは誰?
本来の意味合いが、
違った方に向いている。
どちらが本当か分からない。
ひっくり返すのをひっくり返すのが
いいのかどうかも分からない。
でも、壁に隔たれたまま
お互い手も触れずに
何かできるような気もしない。
ぐるぐる自問自答。そんな余韻だった。