7/27 ノトススタジオにて
SARP vol.15『レモネード・インセスト』観劇。
まずはビックリ!
始まりも終わりも客席との境も、
ちょっとした居心地の悪さも。
笑いに引きずり込まれたかと思うと、
自分の痛いところをつかれて思わず出る涙も。
振り切れてるなー(笑)。
もっと自分も振り切れたらなー。
そして選ぶことを大事にしたい。
観客も心の体力を使う舞台だった。
たぶん、投げ掛けられる言葉は
境のない観客にも向けられて。
ビシバシ響く、刺さる。
そして、引っ掛かるところは
観る人それぞれに違っているかな。
狂ったように叫ぶ姿は
他人事じゃないかも…いつかの自分。
外から見れば おかしくもある。笑いつつ
そのうち、じわじわと胸に刺さる。
私の時間を返して。いつもいつも
押さえつけていた気持ち。
男性不信の “ ヒナちゃん ”
ある時期、そういうの、あるかも。
少なからず、見に覚え。
自分の場合、女性不信も加わって(笑)
なんでそんな自分は女性なんだ!
女性でも、男性でもいたくない!みたいな
人間不信をこじらせていた時期もあったかな。
大人になるにつれ
うまく折り合いをつけてきたけど
やっぱり根っこの部分で
くすぶっているもの、あるかも。
それを引きずり出されるような
感覚もあった。
いつの間にか終わった。これで終わり?
いつ、席を立てばいいんだ?
稽古が終わった後のように
緊迫感のある空気が途切れて現実へ。
新感覚。これでいいんだ。
個人的には椅子を引きずり怒れる女と
肩車に乗って指揮する女(笑)の
言葉のチョイスや表情が、個人的にツボ。
それにしても
人の、普段じゃ見られない
色々な面を見られた。かなり、色々。
ある意味、家庭や職場や学校や、友達間でも
見たことのない一面じゃ?
ひょっとしたら一生見ない面かもしれない。
それが見られる、舞台、劇場ってすごい!